2020年12月30日水曜日

The Black Grouse Alpha Edition


The Black Grouse Alpha Edition
ザ・ブラック・グラウス アルファ・エディション

ブレンデッド・スコッチ
40%
マシュー・グローグ&サン社

2020年最後の一本
早いもので明日はいよいよ大晦日。2020年も残すところあと1日。世界的なパンデミックでいろいろなことが自粛となった中、思えば音楽活動はほとんどできなかった。3月の頭にD:KSMTで岩国にてライブをさせてもらって、先日praparat.の無料配信ライブにゲスト出演させてもらった、という2本だけでした。

非常に苦しいなかではありましたが、日本野鳥の会についに入会し情報を得たり、新しく釣りを覚えたりと、できる範囲で楽しめた一年だったかと思います。

嫁さんとは結婚10年目をむかえ、5歳になった息子は自転車に乗れるようになったし。世間の波にのまれるように鬼滅の刃は全巻読んだし。

廿日市の美味しい居酒屋さんが店をたたんだとかいう悲しいこともありましたが、個人的には一年しっかり過ごすことができたかなと。

年末年始に実家である高知に帰れず、というのは寂しいものですがこればかりは致し方なし。

そんな2020年のトリを飾るウイスキーはThe Black Grouse Alpha Edition(ザ・ブラック・グラウス アルファ・エディション、以下ブラック・アルファ)です。私にとってはお馴染みのザ・フェイマス・グラウス(雷鳥さん)シリーズ。

といっても、このブラック・アルファは以前購入して飲んだことがある一本。
大好きな雷鳥さんシリーズの日本では販売されていないらしい1本。スコットランドから取り寄せましたよ!!アイラモルトをブレンドしたThe Black Grouseよりもさらに「アイラ臭さ」を感じることができます。しかし、花を連想させる香りやアイラがクンッと来ながらも抜群の味わい、そして官能的な余韻。どれをとっても文句なしです!なぜ日本では取り扱われてないのか。意味不明ってくらい、相変わらず最高な雷鳥さんなのでした。この華やかな円みはいったいなんなんでしょうか?知れば知るほど、好きになっていく雷鳥さんシリーズ。個人的には、今年飲んだ雷鳥さんの中でも1・2を争う美味さかと。抜群のバランス感覚にアイラが心弾ませるそんな代物です。
2015年12月なのでちょうど5年前。当時は日本の通販では購入することができず、U.K.のオフィシャルサイト内にあるショップで注文したことを覚えています。

当時は購入できる商品も多くて充実していたんですが、いまはかなり簡素になった様子。

そう言えば、当時は「アイラモルト」が明記されてました。私にとって一番の殺し文句がそれで、購入を決意したことを覚えています。



現在は通販で普通に購入可能
数年前から日本国内の通販でも購入できるようになり、いつもお世話になっている武川蒸留酒販売さんで購入。https://mukawa-spirit.com/?pid=139474492
ピートの香り豊かな熟成したモルトを多く使い、塩味のポップコーン、焼けた木材、麦芽の香りがあふれます。舌の上にフルーツを感じた 後、甘草と木炭の味わいが広がり、後を引くうまさが特徴的です。 フィニッシュは、スパイスの効いた木炭とアニスのフレーバーです。

北欧スカンジナビア地域及びロシアの免税店限定商品。
北欧の免税店限定商品だったというのは初めて知りました。


レシピ改定(?)
武川蒸留酒販売さんの説明もそうですが、パッケージにも「アイラモルト」は謳われていないので、おそらくピーティーな原酒はアイラではなく、グレンタレット蒸留所のピートタイプがキーなのではないかと思われます。

5年前とはまったく違った印象。かと言って美味しくなくなった、というわけではありません。悪しからず。アイラ好きにとっては物足りないというか、ハイランドのピートという感じになったということです。あくまで個人の感想であり、事実確認はまったくできておりませんが。



さすがは雷鳥さん、安定感と奥行きがグッド
香り
土や泥に近いピート香、ソルティ、フルーツ、焦げた木片

いちじく、びわ、少しスパイシー、ピートが膨らみながら口内を覆う、苦味を伴うシュガー、プリン

余韻
非常に長い、ピート、薬草、ローズマリー

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはフルーツ(特にブドウ系)が前に出てくる、ソルティさは薄れるがピート香は継続。スパイシーさが抑えられ木片感が強まる。フルーツも薄れてしまう。余韻はストレートとあまり変わらない印象。

ということで、レシピはおそらく変わっていると思われますが、さすがは雷鳥さん。相変わらずの安定感と、アルファ・エディションならではの奥行きがグッドです。

飲み応え抜群の雷鳥さんシリーズで2020年のウイスキーも終了。いよいよ明日はウイスキー of the year 2020です。まだ全然選考できていませんが汗

今年は本数も多いけども、なかなか難しい・・・。あと1日、最後まで頭を悩ませることにします。それでは。





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