The Singleton Glendullan 12 years
ザ・シングルトン グレンダラン(グレンデュラン)12年
スコッチ・シングルモルト
40%
オールドパーの主要原酒
グレンダラン蒸留所は、スペイサイドのダフタウンにある蒸留所。ダフタウンはグレンフィディックやバルヴェニー、モートラックといった有名な蒸留所が犇めき合うウイスキーの激戦区。その中でこのグレンダランはわりかし目立たない蒸留所のように思われますが、古くから銘酒として知られていたのだとか。創業は1898年。20世紀初頭には国王エドワード17世に献上され、王の愛飲するウイスキーになったそうな。
ブレンデッドウイスキーでは、かの有名なオールドパーの主要な原酒で、他にもジョニーウォーカーにも使われているらしい。
アメリカ向けシングルモルト・グレンダラン
そんなグレンダランを、ディアジオ社が「ザ・シングルトン」シリーズとしてリリースしたのは2008年のこと。https://www.thesingleton.com/
ザ・シングルトンシリーズには、ヨーロッパ向けのダフタウン、アジア向けのグレンオード、そしてアメリカ向けのグレンダランの3蒸留所があります。
ダフタウンとグレンオードは過去に飲んだことがあるので、今回のグレンダランでザ・シングルトンシリーズが揃いました笑
過去に飲んだダフタウンとグレンオードに関しての感想がこちら。
ダフタウン
https://d-ksmt.blogspot.com/2017/04/the-singleton-dufftown-sunray.html
シングルトン・シリーズからのダフタウン蒸留所。独特の幅広・奥狭ボトル。SUNRAYの意味はよくわかりませんが、ノンピートでバニラや蜂蜜の香り・甘みが楽しめる素敵な一本。飲みやすい舌触り、ちょっぴりスパイシーな後味。「白い花の蜜」って感じですかね。総じて美味です。輪郭も崩れていなくてグッド。シャープなようでありながら、ファットな印象も受ける後味。蜂蜜を通り越した砂糖のような甘みも少し残る。子どもの時分よく作って飲んでいた「砂糖水」を思い出す。そんな一本です。
グレンオード
https://d-ksmt.blogspot.com/2017/11/blog-post.html
このグレン・オードは、なかなか複雑で奥行きの深い香り。バランス感覚も素晴らしいです。ラベルに書かれているように「リッチでスムース」ってのはほんとだと思います。シェリーな感じからくる果実感も素敵ですが、強く印象に残るのはウッディさ、ですかね。「木」ってイメージ。全体的な完成度はかなり高いですね。スタンダードなシングルモルトとしてバーに常備してほしい。1杯目としてオススメ。
何を持って、ヨーロッパ向けとかアジア向けとか、はたまたアメリカ向けと言っているのかはさっぱりわかりません(笑)が、この3つを比較して端的に言い表すと次のようになるかなと。
ダフタウン ヨーロッパ向け 花の蜜・砂糖水
グレンオード アジア向け 木
グレンダラン アメリカ向け 果樹園
ずばりこんな感じです。いや、わかりづらいか笑
ミックスジュース
さて、グレンダランのテイスティングコメントをしておきます。
香り
リッチな自然由来の成分で作った芳香剤、百合の花、ジャスミン、桃のネクター、少しウッディ
味
桃や青リンゴを混ぜたミックスジュース、スパイシー、蜂蜜
余韻
あっさりした余韻が心地よく続く、やっぱりミックスジュース飲んだあとみたいな感じ
総じて非常に美味な佳酒。ハイボールとかで飲んでも美味しそう。フローラルな香りを楽しめそうです。もっと評価されるべきかと。
D:KSMT(Daisuke Kusumoto)のブログ、応援よろしくお願いします!
ウイスキーランキング
にほんブログ村
D:KSMT official web site
http://kusumo10dice.wixsite.com/d-ksmt
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントはこちらから。