2018年11月4日日曜日

備忘録 野鳥観察 in 出雲・斐伊川河口

昨日、家族を巻き込んで出かけた久しぶりのバードウォッチング遠征。

1ヶ月ほど前から、行きたくてうずうずしていた出雲・斐伊川河口へ行ってきました。
ここは斐伊川が宍道湖に流れ込むポイントで、ラムサール条約でも指定されている宍道湖・中海のハクチョウやガンたちが集まる場所でもある。河口部の川幅は広く、葦原も生い茂り、猛禽類もたくさん生息。周りは、広々とした田園地帯で、ハクチョウやガンは河口に集まったあと、それぞれのお食事を田園で行っているという鳥の楽園みたいな場所。

狙いはマガンの群れに入るヒシクイやカリガネ、一昨年に来たらしいハクガン。なんかが見れないかなーと。

現地に到着したのは10時前くらいで、すでにガンたちは飛び立っていて、コハクチョウが10羽ほど眠っていました。

その様子を撮影しているカメラマンさんが三名ほど。

アオサギやダイサギ、カモ類を眺めていると、妻が「なんか違うのがいる」とのことで、宍道湖のあたりに目を向けると。

なんとコウノトリじゃないか!!


証拠写真程度のクオリティーで申し訳ないです。結構遠かった・・・。

しかし間違いなくコウノトリ。一生の間で見たかった鳥の一つ。足環みたいなものが見受けられなかったので、おそらく大陸から渡って来た個体。

見てみたところ、全部で4羽ほどいました。家族かな?


写真中央がコウノトリ。手前の左3羽はアオサギ。右端がダイサギ。右奥の干潟に留まっているのはカモメとカラス。

コウノトリとアオサギやダイサギを比べて見ると、そのサイズ感は一目瞭然。想像以上にでかい!以前、動物園で見たことがありますが、野生の個体を見るとそのずば抜けた感じが凄かった。

そして、その後。まさかのライファー2種類目。
またまた妻が「空でカラスがなんかしてる・・・」と言い見てみると猛禽類にモビングしている様子。

タカかなーって思って見てみたら、なんとコミミズクというフクロウさんではないですか!お昼12時ごろですよ!!カラスに叩き起こされたのか、空中で激しくバトっていました。









トラフズクかコミミズクかで迷いましたが、目が黄色いことも確認できたので間違いなくコミミズク。真昼間からカラスとバトルをしている様子なんて聞いたこともなかったため、大興奮でした。やはり百聞は一見に如かず。勝手な想像と現実は本当に違うものですね。

という具合に鳥運がとても強い妻のおかげでライファーを2種もゲットした(しかもコウノトリからコミミズクまで時間にして約10分)というラッキーな日でした。

しかし、最後まで探し回ったガンのお食事風景にはついにお会いすることができず。群れで飛んでいくマガンを見ただけでした。


お昼は出雲そばを食べ、それから松江フォーゲルパークという鳥と花の楽園で家族のんびりと過ごし、夕方出雲で温泉に入り、居酒屋で美味しいお刺身を食べて帰ったという内容で、日帰り・出雲の自然満喫ツアーは幕を閉じました。家族の恒例行事にしよう。

この日観察できた野鳥を備忘録として総括すると以下のようになりました。

キジ(?)、マガン、コハクチョウ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、コウノトリ(初)、カワウ、ダイサギ、アオサギ、タゲリ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ミサゴ、トビ、ノスリ、コミミズク(初)、ハヤブサ、モズ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、セッカ、ムクドリ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ドバト(外来種)、コブハクチョウ(籠抜け)
全43種


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