2018年2月14日水曜日

南極で見つかったウイスキー

Mackinlay’s Rare Old Highland Malt Whisky  
マッキンレー レアオールド ハイランド モルトウイスキー 
47.3%


マッキンレーさんがリリースしているレアオールド・ハイランドモルト・ウイスキー。ブレンデッドモルトです。パッケージも不思議です。


このどこから開けたらいいのかわかりづらい箱。"Open Here"と書かれていなかったら、本当にわからなかった汗


そして、藁みたいなものに包まれたボトル。


付属品がいっぱい。航海の地図とか、写真とか。

ボトルに書かれた説明をそのまま綴ってみます。

マッキンレー レア・オールド・ハイランド・モルト・ウイスキー
〜100年前の味わいをそのままに〜

1907年、かの有名な探検家アーネスト・シャクルトンは、マッキンレーのハイランド・モルト・ウイスキーを南極大陸へ持ち込みました。その後氷に閉ざされた地中奥深くで眠りについた数本の彼のウイスキーは、約1世紀の時空を経て偶然発掘されました。悠久の昔の探検家から不朽の精神を受け継いだこの逸品を、当時の外観そのままに、最高のブレンド技術を結集してオリジナルに限りなく忠実に再現しました。

というウイスキー。

グレンファークラスやマノックモア、タムナブーリン、グレンロセスなどのスペイサイドモルトとプルトニーやベンネヴィスといったハイランドモルト、年代物のジュラによりフローラルなフレーバーが加わった。8年〜30年の様々な年代のモルトがブレンドされ、最高のシェリーバットでマリッドさせた、とのことです。

香りはフローラルそのもの。上品な百合の花。かすかにシナモン。シェリー由来の果実風味も。結構生っぽいフルーツ感ですね。フレッシュと言いますか。

味わいは結構「男っぽい」。オイリー(ベンネヴィス由来?)であり、スパイシーでもある。甘さはあまり表に出ず、力強さとキリッとした味わいが印象的。中に感じる塩味。これはプルトニーからかな?ジュラかな?良い意味で「汗」っぽい。良い意味ですよ笑

余韻はあまり長くはなく、スッキリしていますが、やはり力強く鼻の奥を刺激される。若干、タンニンっぽく舌の上や口の壁に残って行く感じもまた良い。そして少なからずショッパイ。「焦げすぎたザラメ」みたいな甘くもあり、苦くもある後味がまた楽しい。

と、いろいろ楽しませてくれる、考えさせらるウイスキーですね。素晴らしいウイスキーの一つでしょう。安くはないですが、オススメできる逸品。