2017年12月11日月曜日

アウトランドなウイスキー

Nomad Outland Whisky
ノマド アウトランド・ウイスキー


やまやさんで先日不思議なボトルを見つけたので興味本位で購入。
ボトルには"BORN IN SCOTLAND AND RAISED IN JEREZ"とある。
つまり、「スコットランド生まれ、ヘレス育ち」ってこと。

http://www.gonzalezbyass.com/en/nomad-outland-whisky-2/

メーカーであるゴンザレス・ビアス社の商品紹介ページを見つけました。
要するに、スコットランドにて、5年〜8年熟成の原酒が使われていると。
オロロソ・シェリー樽でマリッジされたもの。その後、シェリー酒製造のメッカ・スペインのヘレスに運ばれ、シェリー樽で12ヶ月寝かせてのフィニッシュ。このシェリー樽のぶどう種は、ペドロヒメネスだそうです。

なるほど。それで「スコットランド生まれのヘルス育ち」だということですね。
2014年に台湾で発表されたのがデビューだそうです。台湾は、一人あたりのウイスキー消費量が世界2位なんだとか。台湾のスコッチ大好きな様子は、以前から耳にしてましたが、まさか第2位なんて。それにしてもこのNomadさん、スコットランド生まれ・ヘレス育ち・台湾デビューとか。

情報量多すぎ笑

41.3度という区切りの悪い度数。これも引っかかる・・・。

さて、蘊蓄はこのあたりで。肝心のモノはというと、まず香りはこれでもかっていうほどシェリー。もはやシェリー酒なんじゃぁって思うくらい。つぶれたレーズンとか、ウッディなニュアンスもある。苔のむすでって感じの時間の経った木片。

味はシェリー感がやはり強いけれども、レーズンや蜂蜜、木の味わい。軽くスパイシー。

後味は悪くない。タンニンっぽいヌメリが唇や舌に残る。
けど、味の割にはスッキリしている。

総じて、ウイスキーをあまり飲んだことがない人にオススメできるものではない。変わり種。変化球。お口直しみたいな。やはり世に出たばかりということもあるし、これから12年ものとかが出てくるようになったら、面白そうだなーって感じです。

そろそろ、ウイスキー of the year 2017を本気で考えないとね。この企画も今年で節目の5回目。今年は積極的にスコッチのシングルモルトを攻めました。おかげで、スコッチ以外のものは、台湾のKavalanをミニボトルで買ったのと、今回のNomad(アウトランド)を買った2件のみ。ジャパニーズもアイリッシュも買わなかったとは。12月分のウイスキーについては、そろそろ書きます。一応、このNomadで11月分が終了。久しぶりに「今週の」ウイスキーにたどり着きます笑


余談ですが、最近息子が俺が一緒に寝るのを嫌がる。

「パパ、寝ちゃダメ!」って追い出される笑

朝は朝で俺が寝ているのはダメなことらしく、

「起きてよ、パン屋さん」って言われる。

「誰がパン屋やねん!!」笑

そんなこんなで、今日は外はとても風が強く、明日の天気が心配ですが筆を置くことにします。ご静聴ありがとうございました。