2023年8月9日水曜日

BAR:京都Bar 52(Cinquante-deux)さんにて

京都Bar 52(Cinquante-deux)さんにて。

ウイスキーメッセのために訪れていた京都で、バーを訪問。

Bar 52さんは、もともとガールズバーだったお店の居抜きだそうで、カウンターの配置がユニーク。※現在はガールズバーではありませんので悪しからず。


Aerstone Land Cask Aged 10 Years
アーストーン ランド・カスク10年

スコッチ・シングルモルト(ローランド)
40%

グレンフィディック蒸留所バルヴェニー蒸留所キニンヴィ蒸留所(全てスペイサイド)を所有するウィリアム・グラント&サンズ社から、2018年に発売されたシングルモルトウイスキー。製造は、これまたW・グラント&サンズ社が所有するローランドのガーヴァン蒸留所の敷地内に2000年代に設立されたアイルサベイ蒸留所で行われています。

アイルサベイ(Ailsa Bay)の名前は、カーリング用のストーンを切り出しているアイルサクレイグ島が由来。


モルトウイスキーの生産能力は、スコットランド内で第5位の年間1200万L。そのほとんどが、ブレンデッド・ウイスキーであるグランツの原酒として使用されており、シングルモルトで出回っているのはごくわずか。

「アイルサベイ」と明記したシングルモルトがリリースされたのはごく最近の話で、シングルモルトでネームバリューも強い「グレンフィディック」や「バルヴェニー」とは一線を画す蒸留所という立ち位置なのでしょう。

ただ、そんな中で「アイルサベイ」ではなく、「アーストーン(またはエアストーン)」の名前で、しかも「ローランド」を謳わずにリリースしているのはブランドの使い分けの意図を教えて欲しいところです。

それは一旦置いておくとして、この「アーストーン」は「ランドカスク」「シーカスク」という2種類がリリースされています。

"SEA CASK"(シーカスク)は、海沿いの貯蔵庫で熟成されたもので、ピートの要素はなく滑らかで穏やか、わずかに海塩を感じる仕上がりだそうです。

"LAND CASK"(ランドカスク)は、内陸の貯蔵庫で熟成されたもので、ピーテッド麦芽を使用した、非常にスモーキーながらモルティ感やフルーティーさも兼ね備えた仕上がり、とのこと。

オフィシャルサイトを発見!

私が飲んだ感想としては、ハイランド系のピートスモーク、しっかりと麦感があり、草原っぽいニュアンスを感じました。でもなぜ「ローランド」って謳わないのか・・・。不思議。





Lord Elcho
ロード・エルコー

スコッチ・ブレンデッド
ウィームズ・ビンテージ・モルト社
40%

エルコー卿、第6代ウィームズ伯爵デイヴィッド・ウィームズ(1721年8月12日 - 1787年4月29日)は、スコットランド貴族であったが、1745年のジャコバイト蜂起で功績をあげて称号と領地を剥奪された人物。

イギリス王位を争ったこの戦いで、チャールズ・エドワード・スチュアートの支持者の一人だった。

スコットランドの誇りであり勇敢な精神の持ち主として、ボトル・ブランドに使用されているそうです。


こちらがウイスキーブランドのオフィシャルサイト。


サイトによれば、15年ものもリリースされているそうですね。気になる。

香りは、干し草やレーズン感が強くて「シェリーのニュアンスが濃いのかな?」と思わせますが、味わいはキャラメルやバニラ、洋梨といった印象が強く、「チグハグ」な感じを覚えました。でも結構飲み慣れてくると、これはこれであり。ぜひお試しあれ。


それでは皆さん、良い夜を。

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