2022年2月10日木曜日

ウイスキーのコンペティションについて

昨日の記事で、「WWA、IWSC(International Wine & Spirits Competition)、SWSC(San Fransisco World Spirits Competition)が世界三大コンペティション」なんて、書きましたが、大事なISC(International Spirits Challenge)を忘れておりました。すいません。

と言うことで今日は反省の意も込めて、コンペティションについて綴っていこうと思います。

そもそも「コンペティション」とは?
competition = 競争、競技、競技会の意味で、ウイスキーの場合「品評会」と言ったらわかりやすいですね。


そしてウイスキーには私が思うに4つの世界的に権威あるコンペティションがあります。


①IWSC 
International Wine & Spirits Competition
イギリスで開催される酒類の品質を競う競技会。酒類の品質向上と市場拡大に寄与することを目的に1969年創設。世界のワイン、スピリッツ、ウイスキーなどを対象に審査する。会長は、ロバート・モンダヴィをはじめとした著名人が務めている。2000年代以降、日本の酒造メーカーの製品が相次いで賞を受けたことで、日本国内でも認知度が向上した。審査は、世界各地から選ばれる審査員により、ブラインド・テイスティングおよび化学的な分析で選考される。各部門から金・銀・銅賞を1つ選出するとともに、金賞の中から特に優秀な製品に最優秀賞のトロフィーが与えられる。
以上、wikipediaから引用。1969年から行われていると言う伝統あるコンペティション。



②ISC 
International Spirits Challenge

ロンドンで開かれる。英国の出版社ドリンクス・インターナショナル社の主催により、ウイスキー部門、ブランデー部門、ラム部門、ホワイトスピリッツ部門、リキュール部門に分かれてる。審査員は世界のウイスキー蒸溜所のマスターブレンダー、チーフブレンダー、マスターディステラーなど。3日間におよぶブラインドテイスティングの後、全員一致の合議制によって賞が決定。

こちらは、「スピリッツ」に特化したコンペティション。サントリー・響30年が2004年にその頂点である「Trophy(トロフィー)」を受賞し、その後ジャパニーズ・ウイスキーが時代を造ったことを考えるとその影響力は絶大。

響の受賞歴についてはこちらをチェック。

同じ日本人として、当時非常に胸が熱くなったのを覚えています(私は大学生でした)。そして、そこから今日に至るジャパニーズ・ウイスキーの世界的ブームが始まるとは誰が予想できたでしょうか。あの頃、響30年とかいっぱい買って転売でもしておけば良かった笑
まー、転売する前に自分で飲んでしまいますがね・・・。



③WWA 
World Whisky Awards

イギリスのWhisky Magazineを刊行しているParagraph Publishing(パラグラフ・パブリッシング社)が主催するウイスキーのコンペティション。2001年から2年に一度開催された"Best of the best"が、2007年から毎年開催されるWWAに発展。

ウイスキー・マガジンは個人的に楽しませてもらっているコンテンツ。イチローズ・モルトが非常に高く評価をされているイメージが強い。



④SWSC 
San Francisco World Spirits Competition

アメリカの酒類業界紙『ボナペティート』などが主催して開催される、米国最大かつ国際的なコンペティション。酒類5部門で競われ、審査員はホテルマン、バーテンダー、レストランシェフや流通のバイヤー、ジャーナリストなど。

U.K3部作の後、ついにU.S.Aが現れましたね。この4つがウイスキーにおける四大世界コンペティションと考えて間違いないでしょう。

ジャパニーズ・ウイスキーも様々な銘柄が毎年のように賞に輝いています。
これからクラフト・ウイスキーで溢れかえれば、これらのコンペティションはより熱気を帯び、そしてその影響力は増す一方でしょう。

サントリーやニッカ、ベンチャー・ウイスキー、キリンに続くのはどこでしょうか?これからがますます楽しみです。

さて、上記に挙げた4つ以外にも世界各地でコンペティションは開催されています。

・New York International Spirits Competition
・New York World Wine & Spirits Competition
・東京ウイスキー&スピリッツコンペティション
・Hong Kong International Wine & Spirit Competition

また機会があればこのブログでも触れていきたいと思います。

それでは、良い夜を。


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