久しぶりにバードウォッチングに行ってきました。
広島県庄原市に位置する吾妻山へ。
朝9時、現地に着いた瞬間アカショウビンHalcyon coromandaとツツドリCuculus optatus、その他小鳥たちによるコーラスシャワー。まさに鳥天国かと笑
アカショウビンとツツドリの鳴き声については、以下YOUTUBEでご確認ください。
しかし、残念ながらアカショウビン、ツツドリともに発見することができず、山頂を目指すことに。
山頂に登る途中、島根県側の林からカッコウCuculus canorusの声がよく聞こえてきました。しかし、これまた姿は見えず。今度は広島県側の林からセグロカッコウC. micropterusの声が。セグロカッコウの声を聴いたのは人生初。なかなか感動的でした。
山頂に着くと、烏帽子山の方角からジュウイチHierococcyx hyperythrusの声が。
噂通り、この季節の吾妻山はカッコウ類のパラダイスです。しかし、声は聴こえても姿は全く見れませんでした。
その後、烏帽子山・比婆山まで縦走してみようかと思い、烏帽子山に向かって行きましたが、途中にある大膳原で折り返し吾妻山に帰りました。縦走するには時間が足りず。比婆山には別の機会でお邪魔したいと思います。
大膳原ではヒバリAlauda arvensisに遭遇。あまり山の上にヒバリがいるという印象がなかったので、びっくりしてしまいました汗
それからも、いろんな声は聴こえるんですが姿が見えないという状況が続き。
大膳原から吾妻山山頂へ戻る道中。コマドリLuscinia akahigeとメボソムシクイPhylloscopus xanthodryas、コルリLuscinia cyaneが囀っている場所を発見。特にコルリはよく鳴いていて、じっと20分ほど探してみましたが、これまた姿は見えず。
姿は見えなかったにせよ、コルリの囀りを聞けたのは初めて。これまた素敵な時間を過ごすことができました。
山の中でなんとか写真が撮れた子達をアップします。
ソウシチョウLeiothrix lutea |
同上(別個体) |
なんとか顔だけ確認できたアカゲラDendrocopos major |
そのあとは山頂に戻り、駐車場まで降りて下山することに。
森を抜け、民家のあるエリアまで降りてきた時にサプライズが。ブッポウソウEurystomus orientalisの番に会うことができました。
この電柱に巣箱が設置されており、それを活用するかどうか検討中のようでした。噂通り非常に警戒心の強い鳥なので、車の中から観察。かなり上空を気にしている様子で、一緒に上をみるとハシブトガラスCorvus macrorhynchosがよく飛んでいました。ブッポウソウは絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されている鳥。無事に繁殖してまた元気な姿を見せてくれることを望みます。
また、帰りの道中に旋回するサシバButastur indicusを発見。サシバといえば「里山の象徴」。そして猛禽類をみると、いつもいつも非常に興奮します笑
なんとか、目で終える範囲で撮影できましたが、AFは機能せずMFでやっと撮影。猛禽類をよく撮影されている人々の努力を肌で感じた一コマでした。
また、野鳥ではありませんがクサガメMauremys reevesiiを道路上で発見。しかも甲羅が30cm以上ある、なかなかの大物でした。
wikipediaを見て初めて知りましたがクサガメも絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されているそうです。また「日本へは昔、朝鮮半島から移入された」ともあり、これまたびっくり。知らないことっていっぱいありますねー。
ということで、吾妻山での野鳥観察種は以下のようになりました(cは声のみ確認)
コジュケイc、アオバトc、キジバト、カッコウc、セグロカッコウc、ツツドリc、ジュウイチc、 トビ、アカショウビンc、コゲラc、アカゲラ、アオゲラc、モズc、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、ヒガラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガc、メボソムシクイs、ゴジュウカラ、ミソサザイs、トラツグミs、クロツグミs、コマドリs、コルリs、キビタキs、オオルリs、キセキレイ、イカルs、ホオジロ、ソウシチョウ
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