2024年12月30日月曜日

ウイスキー of the year 2024 -後編-

みなさん、こんばんは。

3部作となってしまった今年のウイスキー of the year。ロード・オブ・ザ・リングみたいですよね?笑

非常に勿体ぶってしまい申し訳ございません。そして最後までお付き合いいただき誠に有り難うございます。

いよいよ、ウイスキー of the yearの本丸、「ボトル of the year」を発表していきたいと思います!!

と、ここで改めてノミネートボトルのおさらい。

◾️ノミネートボトル2024
<Scotch Blended> 6本
The Perspective Series No.1 25-Year-Old
Haig 特級 1970年代後半流通
Synthesis for La Maison Du Whisky
Imperial Guard
Johnnie Walker Red Rye Finish
Cutty Sark Aged 12 Years

<Scotch Blended Malt> 2本
Lost Distillery Classic Selection Dalaruan
Campbeltown Loch

<Scotch Single Malt> 7本
Kilkerran Heavily Peated Batch8
Loch Ard Speyside
Cragganmore Double Matured 2004/2016
The 10th Anniversary of Bar UK Secret Speyside 2008 Aged 14 Years(Glenfarclas)
Balblair Aged 18 Years
The Ultimate Bunnahabhain Staoisha 2013
Arran Private Cask for Whisk-e Ltd. 2014 / 3115 7 Years Old

<Scotch Single Grain> 2本
Girvan 2006 Aged 12 Years
Spearhead

<Irish Blended> 2本
Dunboy
Jameson

<Irish Single Pot Still> 1本
Jameson Single Pot Still

<American Bourbon> 1本
1792 Small Batch

<American Tennessee> 1本
Jack Daniel's Legacy Edition No.1

<American Corn> 1本
Mellow Corn

<German Single Malt> 1本
Old Sandhill Oloroso Sherry

<Japanese Blended> 2本
ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 PEATED CASK FINISH
ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 SAKE CASK FINISH

計26本。

ボトル of the year 銅賞
The Perspective Series No.1 25-Year-Old


ザ・パースペクティブ・シリーズNo.1 25年

スコッチ・ブレンデッド
ベリーブラザーズ&ラッド社
瓶詰:2019年
総ボトル数:3220本
Alc.43%
輸入:株式会社ウィスク・イー

もはや愛していると言っても過言ではない、ベリーブラザーズ&ラッド(以下BBR)社のブレンデッドで2014年は幕を明けました。

(中略)

香り
桃、ブラックベリー、ジャム、タール

プラム、カスタード、スモーク、オーキー、クリーム、バニラ、ナッツ、ソルティ

余韻
ライトなスモークが長く続く、軽やかでありながら深みや重たさを感じる、ダークな蜂蜜

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは軽やかなフルーティになるかと思いきや重くジャムやタールが濃い。口に含むとソルティさが強調される。余韻もソルティで長い。

得点 95点
昨年から始まった採点方式ですが、これは美味しい。昨年の初めはまさにM-1の一番手みたいな感じで「様子見」みたいなニュアンスが強かっですが、2年目なんでね。絶対評価です(半分ウソ笑)

でもこの子は95点あげて間違いない。バランス感覚、飲みごたえ間違いなし。

強いて言えば、「25年でこれか」というところはなくはない。いや、これはあまり言うべきではないかもしれない指摘。

欲しがりすぎかもしれませんが、「25年にしては静か」と思われるかもしれない。

まぁ、一度飲んでみてください。美味しいことに変わりはないので。
我ながら、BBR好き過ぎますわ笑

このリミテッド・エディションは25年という熟成年数の割には静か過ぎる印象も大きかったのですが、その味わいのバランス感覚はやはり相当クオリティが高い。2024年の幕開けを飾ったボトルですが、それ以降もこのボトルを超えるボトルにはあまりお目にかかれず、最近までずっとトップでした。令和ロマンかと思いました笑 銅賞、おめでとうございます。


ボトル of the year 銀賞
Lost Distillery Classic Selection Dalaruan


ロスト・ディスティラリー クラシック・セレクション ダラルーアン

スコッチ・ブレンデッドモルト
ザ・ロスト・ディスティラリー・カンパニー
Alc.43%
輸入:マツダ

(中略)

潮と燻香、穏やかでフレッシュ+長い余韻
香り
燻香、革、オレンジ、ウェッティ、スパイス

果肉のような舌触り、若干ミーティ、甘塩っぱい、穏やかなスモーク

余韻
程よく長く波が2-3回押し寄せる、穏やかで優しい潮と煙、フィニッシュにかけてモルティ、フローラルな返し

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはややスパイスが大人しくなるがあまり大きな影響はない。味はより膨よかで柔らかくなる。余韻は相変わらず長いが波は穏やかに。タンニンを思わせる舌触りが少しだけ残る。

得点 95点
思いがけず、これは美味しい笑

結構複雑で複層的な味わいのため、飲み飽きしないです。キャンベルタウンというイメージからもっと塩っぽさが強いのかと予想していたのですが、程よい塩味。非常にバランスよく作られている感じがします。特に飲み終えた後に込み上げてくるフローラルな余韻はかなり印象的。さっきまで飲んでいたスモーキーでソルティでミーティな飲み物を飲んだ後とは思えないような綺麗な薔薇のようなニュアンスが口の中に漂います。これはただ事ではない笑

久しぶりにハマりましたね。ザ・ロスト・ディスティラリー・カンパニーのシリーズ揃えてみようかな・・・。
銀賞は、「デザイン of the year」にも選出させていただいたロスト・ディスティラリーのダラルーアン。"古き良き"を体現したボトルだと思います。本当にダラルーアン蒸留所の味かと言われると真偽はわかりませんが、その試みも素敵。同シリーズを一式揃えてみたいなぁと思っております。こんな感情は久しぶりwww おめでとうございます。


ボトル of the year 金賞
Arran Private Cask for Whisk-e Ltd. 2014 / 3115 7 Years Old

アラン プライベート・カスク・フォー・ウィスクイー 2014 / 3115 7年

スコッチ・シングルモルト(アイランズ)
カスクNo.2014 / 3115
麦芽:ピーテッド50ppm
樽タイプ:2nd フィル・シェリー・ホグスヘッド
蒸留:2014年11月4日
瓶詰:2022年7月6日
ボトルNo.252 / 335
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.60.5%
輸入:ウィスク・イー

ピーティでナッティ+オレンジ
香り
煙、燻された魚、ろうそく、革、泥炭、潮、ナッティ、貝汁、出汁

ピーティ、ナッツ、オレンジのジャム、レモン

余韻
非常に長い、優しい甘みが拡がる、満足感が半端ない

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは図工室。のりやニス。そして煙。味わいはより柔らかくフルーティ、オレンジの果実味。余韻は相変わらず長く少しヒリヒリとアルコールの感じが強まる。余韻はミンティな爽やかさも

得点 96点
ウイスキーの旨みをさまざまな角度から感じさせてくれる逸品。ただし、アルコール度数が高いことからか、アルコールのヒリヒリは否めないものがあります。これがなければ98点はいってましたね。オールディーズなウイスキーの美味さを現在に伝える素敵な仕上がり。ただしまだ若い。そんな感じですかね。加水が吉。

直接同じものではないですが、アランのシェリーカスクものをリンク貼っておきます。ご参考までに見ていただけば幸いです。
そしてBEST of BESTである金賞はアラン プライベート・カスク・フォー・ウィスクイー 2014 / 3115 7年です!!本当におめでとうございます。

アラン・ディスティラリー社が元々アラン蒸留所としてオープンした現・ロックランザ蒸留所は、今後ピーテッドタイプの仕込みを行わないなんていう噂もあり、このボトルのようなピーテッド・タイプは貴重になっていく可能性が高いです。なんでも、姉妹蒸留所のラグ蒸留所でピーテッドの仕込みを行うことと差別化するようなんですよね。個人的にロックランザ蒸留所のピーテッド・タイプは非常にバランスがよいものが多く好みなんですが、それがだんだん飲めなくなるかと思うと・・・しみじみ。

見つけたら飲んでおくべき、買っておくべきです!これ絶対www

ということで、今年も紆余曲折ありながらお陰様でなんとか一年、ウイスキーライフを繰り広げてこられました。誠に有り難うございます。

来年はより磨きのかかったウイスキーライフ(どんなんやねん笑)にしていく所存ですので、引き続き閲覧いただけますと幸いです。

それではみなさん、良いお年を!

2024年12月29日日曜日

ウイスキー of the year 2024 -中編-

みなさん、こんばんは。

昨日に続き、ウイスキー of the year 2024の発表を行いたいと思います。

本日は、

②デザイン of the year
ボトルのデザインが単純に超おしゃれだった1本。

③香り of the year
今年一番の香りを決める。とにかく、今年を代表する素晴らしい"香り(Scent)"のウイスキーを表彰。

④コスパ of the year
コスパが最も優れた一本に贈る。

⑤ルーキー of the year
新人王。発売後2年間を新人王資格期間とする。今回は2023年1月〜2024年12月の期間にリリースされたウイスキーが対象。

このあたりを発表したいと思います。

改めて、ノミネートボトルは以下の通り。

◾️ノミネートボトル2024
<Scotch Blended> 6本
The Perspective Series No.1 25-Year-Old
Haig 特級 1970年代後半流通
Synthesis for La Maison Du Whisky
Imperial Guard
Johnnie Walker Red Rye Finish
Cutty Sark Aged 12 Years

<Scotch Blended Malt> 2本
Lost Distillery Classic Selection Dalaruan
Campbeltown Loch

<Scotch Single Malt> 7本
Kilkerran Heavily Peated Batch8
Loch Ard Speyside
Cragganmore Double Matured 2004/2016
The 10th Anniversary of Bar UK Secret Speyside 2008 Aged 14 Years(Glenfarclas)
Balblair Aged 18 Years
The Ultimate Bunnahabhain Staoisha 2013
Arran Private Cask for Whisk-e Ltd. 2014 / 3115 7 Years Old

<Scotch Single Grain> 2本
Girvan 2006 Aged 12 Years
Spearhead

<Irish Blended> 2本
Dunboy
Jameson

<Irish Single Pot Still> 1本
Jameson Single Pot Still

<American Bourbon> 1本
1792 Small Batch

<American Tennessee> 1本
Jack Daniel's Legacy Edition No.1

<American Corn> 1本
Mellow Corn

<German Single Malt> 1本
Old Sandhill Oloroso Sherry

<Japanese Blended> 2本
ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 PEATED CASK FINISH
ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 SAKE CASK FINISH

計26本。

デザイン of the year
Lost Distillery Classic Selection Dalaruan


ロスト・ディスティラリー クラシック・セレクション ダラルーアン

スコッチ・ブレンデッドモルト
ザ・ロスト・ディスティラリー・カンパニー
Alc.43%
輸入:マツダ
ロスト・ディスティラリーという、現在は稼働していない蒸留所の味をブレンデッドモルトによって復刻させたという謎多き代物。ところがどっこい。美味いwww

美味しいだけでなく、そのボトルデザインも目を引くものがあります。まずは真っ黒いボトル。そして、グレー基調のラベル。「ロスト・ディスティラリー」を表現したその様は、まさに古き良き時代に惜しまれつつ消えていった蒸留所たちを思わせるものです。

そしてラベルにはその蒸留所が所在した位置が地図で示され、創業者、創業年と閉鎖年も記されています。

こういったディティールもデザイン of the yearに相応しいなと思い選出させていただきました。おめでとう御座います。


香り of the year
該当なし

すいません、勝手にやっておきながら「該当なし」とか汗

今年はなかなかクオリティの高いボトルをセレクトした(つもり)ので、そのためかもしれません。なんというか「この香りをずっと嗅いでいたい」というのはもちろん数本あったわけですが、その中でも抜きん出て「この子の香りが忘れられない」というのがなかったかなと。全体のレベルが上がっているなかで、印象強く思い出されるというものが・・・。本当すいません汗


ジェムソン

アイリッシュ・ブレンデッド
Alc.40%
輸入:ペルノリカールジャパン
今年最後のボトルで、先日記事も書かせてもらったばっかりですが、やはりジェムソンのコスパは半端ない。アイリッシュNo.1ブランドは伊達じゃないですね。スコッチウイスキーをメインに、輸入ウイスキーの価格がどんどん上がっている昨今、ペルノリカールさんには是非この価格をなんとかキープしてほしいと願っております。改めて、おめでとう御座います。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ジェムソン 40度 箱なし 700ml 正規
価格:1,980円(税込、送料別) (2024/12/28時点)



ルーキー of the year
The 10th Anniversary of Bar UK Secret Speyside 2008 Aged 14 Years(Glenfarclas)


https://d-ksmt.blogspot.com/2024/06/the-10th-anniversary-of-bar-uk-secret.html
Bar UK 10周年記念
シークレット・スペイサイド2008 14年

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
Whisky Find
カスクタイプ:リフィル・シェリー・ホグスヘッド
カスクNo.61
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.55.9%
全315本
輸入:キムラ
すいません、なかなかマニアックなボトルで笑
改めてBar UKさん、10周年おめでとう御座います。

シークレットと言いながら、グレンファークラスって言ってしまったけど・・・まぁ大丈夫かな。

今年はいろんな商品が新発売されましたね。ニッカのフロンティアとかが一番話題になったのかな。もちろん、ほぼ全て飲んでおります。がボトルで購入したというのがあまりなくて申し訳ないです。

それにしてもファークラスのクオリティはやはり高い。ハズレなし。ルーキー of the yearおめでとう御座います。


いよいよ明日、ボトル of the yearの発表とさせていただきます。悪しからず。

それでは皆さん、良い夜を。

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2024年12月28日土曜日

ウイスキー of the year 2024 -前編-

みなさん、こんばんは。

一気に年の瀬。2024年は本当にあっという間って感じでしたね。まだ3日ほどありますが。

個人的には、畑の面積が拡がって農業の時間が格段と増え、当ブログも「ウイスキーブログ」と言いつつ、「農業ブログ」のようになってしまった部分があり反省www 多分、今年は鳥よりも農業の話の方が多かったように思います。まぁでもウイスキーに関連する二条大麦の種まきが出来ましたので。全く関係がないわけではないはずです。成長が楽しみです。

ウイスキーに関しては、Hatsukaichi Whisky Freaks主催で、cafe bar NICOさんにて"Whisky Night"なるイベントを3度実施させていただきました。より多くの方々にウイスキーについて学びながら楽しんでいただける機会を頂けたこと、改めて感謝申し上げます。

音楽面はだいぶ活動を縮小してしまった結果で、プレパラートのライブに参加したのみ。まぁ、ここは仕方ない。自分でも何屋さんなのかわからなくなってきているので笑 ただ、昨年10月から始まったレコード生活は楽しく継続しておりまして、現在30枚ほどは集まりました。新旧、ジャンルもこもごも。今年はビリー・アイリッシュの新譜やノラ・ジョーンズの新譜、ザ・クロマニヨンズの新譜などを購入しましたが、やっぱり音が良いんですよねぇ。みんな、LPで新譜出してくれれば良いなぁ。

そして鳥に関しては、もう少しバードウォッチングに出かけたかった、というのが本音ですね。農業ってくたくたになって次の日鳥見に行こうって体力がない笑 ただ、極楽寺山で出会ったとても声の良いおじさん(この人のラジオをずっと聴いていたい)から教えていただいた岩国にある鳥見の聖地に今月訪れてわちゃわちゃ楽しめたのは最高でした。来年は少なくとも春秋の渡りのシーズンは必ず行こうと思っております。



と、タイトルと関係ない話はここまでにして、いよいよ毎年恒例のウイスキー of the yearを進めていきたいと思います!(拍手)

さて、改めて企画内容の説明。
「ウイスキー of the year」とは、この一年で私が美味しいと思ったウイスキーを勝手に表彰するものです。表彰内容は以下の通り。

◾️表彰内容
①ショット of the year 金賞・銀賞・銅賞
BARで飲んだものの中から選ぶベスト of ベスト。旧名「グラス of the year」。昨年は金賞のみ発表させていただきましたが、今年は一昨年のようにBEST3を選出します。

②デザイン of the year
ボトルのデザインが単純に超おしゃれだった1本。

③香り of the year
今年一番の香りを決める。とにかく、今年を代表する素晴らしい"香り(Scent)"のウイスキーを表彰。

④コスパ of the year
コスパが最も優れた一本に贈る。

⑤ルーキー of the year
新人王。発売後2年間を新人王資格期間とする。今回は2023年1月〜2024年12月の期間にリリースされたウイスキーが対象。

⑥ボトル of the year 金賞・銀賞・銅賞
ボトルを買って家で飲んだ中から、これは本当に美味い!!って思ったベスト3。これぞまさに「ウイスキー of the year」の本質です。

※①はBARで飲んだものから選出。②〜⑥は家で飲んだボトル(以下ノミネートボトル参照)から選出。

◾️ノミネートボトル2024
<Scotch Blended> 6本
The Perspective Series No.1 25-Year-Old
Haig 特級 1970年代後半流通
Synthesis for La Maison Du Whisky
Imperial Guard
Johnnie Walker Red Rye Finish
Cutty Sark Aged 12 Years

<Scotch Blended Malt> 2本
Lost Distillery Classic Selection Dalaruan
Campbeltown Loch

<Scotch Single Malt> 7本
Kilkerran Heavily Peated Batch8
Loch Ard Speyside
Cragganmore Double Matured 2004/2016
The 10th Anniversary of Bar UK Secret Speyside 2008 Aged 14 Years(Glenfarclas)
Balblair Aged 18 Years
The Ultimate Bunnahabhain Staoisha 2013
Arran Private Cask for Whisk-e Ltd. 2014 / 3115 7 Years Old

<Scotch Single Grain> 2本
Girvan 2006 Aged 12 Years
Spearhead

<Irish Blended> 2本
Dunboy
Jameson

<Irish Single Pot Still> 1本
Jameson Single Pot Still

<American Bourbon> 1本
1792 Small Batch

<American Tennessee> 1本
Jack Daniel's Legacy Edition No.1

<American Corn> 1本
Mellow Corn

<German Single Malt> 1本
Old Sandhill Oloroso Sherry

<Japanese Blended> 2本
ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 PEATED CASK FINISH
ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 SAKE CASK FINISH

計26本。

26本中17本がスコッチ。相変わらずの偏重ぶり。お許しください笑


そして、「ショット of the year」の候補となるBARで飲んだウイスキーは、当ブログにアップさせていただいた31種類が対象となります。

では、そんな31種類からのBEST3。早速始めていきます。

ショット of the year 銅賞
Glenkinchie The Distiller's Edition Double Matured 1991 G2797-D
at Rum and Whiskyさん(京都)


グレンキンチー ザ・ディスティラーズ・エディション ダブルマチュアード1991

スコッチ・シングルモルト(ローランド)
蒸留:1991年
瓶詰:2005年
Alc.43%

リフィル・オーク樽で熟成後、アモンティリャード・シェリー樽で熟成。

ベースはキンチーらしく麦感や「飲む蜂蜜」感がしっかりあります。そこに深みのあるトロピカルフルーツが乗っているような印象。まさに贅沢な一杯ですね。
と申しておりました。

間違い無いっすね。いまだに忘れられない「贅沢な飲む蜂蜜」。思い出しただけで涎が出てきた笑


ショット of the year 銀賞
ARTIST #11 Compass Box Pentalogy Wonder 2021 Release
at The Nineteenth Barさん(神戸)


アーティストNo.11 コンパスボックス ペンタロジー ワンダー 2021リリース

スコッチ・ブレンデッドモルト
ラ・メゾン・ド・ウイスキー
Alc.52.4%

(中略)

そんな"Wonder"の味わいですが、これがまた本当に素晴らしい。アンティーク感が漂う「古き良き時代の」シェリー、ウッドが印象的で土っぽさや薬品のニュアンスがバランスよく伝わってきます。

80年代以前のオールドボトルで感じられるような特徴。それを現行品のボトルで表現していると言うのが大変貴重だと思われます。

マスターにオススメして頂かなかったら多分手を出していなかっただろうボトル。素晴らしい出会いでできました。改めて感謝です。
ふむふむ。だいぶ興奮してますね笑 思い出したらまた飲みたい。現行品であのオールドボトルのシェリー感。たまりませんねぇ。


ショット of the year 金賞
Arran 18 Years Old Bar K6 30th Anniversary
at Bar Rocking Chairさん(京都)


https://d-ksmt.blogspot.com/2024/05/bar-bar-rocking-chair.html
アラン18年 Bar K6 30周年記念

スコッチ・シングルモルト(アイランズ)
蒸留:2005.10.11
瓶詰:2023.11.02
カスクタイプ:2ndフィルシェリーホグスヘッド
カスク No.2005/800282
ボトルNo.109 / 261
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.55.8%

これはとんでもないものをいただきました。

言葉に形容し難い完成度。シングルカスクって嘘だろ!?ってぐらいに仕上がってます。

こんなボトル飲んでしまったら、もう普通の男の子には戻れない気がするwww

間違いなく、今生のBARで飲んだ一杯の中で指折りの一本。
シングルカスクでこの仕上がり、まとまりかた・・・シングルモルト不要論勃発www

とんでもないです。是非飲んでみてくださいまし。

それ以上は、何も言えない・・・。

あ、Bar K6さん、30周年誠におめでとうございます!!
この興奮度はエグいですね笑 確かに、ゾッとするくらい美味しかった。というか「出来上がっていた」という感じですね。バランス感覚がパーフェクトで、シングルカスクとはとても思えない。これを飲んでしまった5月以降、私は普通の男の子には戻れなくなったのでした笑

改めて金賞おめでとうございます!そしてBar K6さん、30周年おめでとうございます!!素敵なウイスキーに出会わせていただいて有り難う御座いました!!


・・・という感じで、疲れてしまったので今日はここまで笑

続く。


それでは皆さん、良い夜を。

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2024年12月27日金曜日

Jameson


Jameson
ジェムソン

アイリッシュ・ブレンデッド
Alc.40%
輸入:ペルノリカールジャパン

今年最後のウイスキーは、アイリッシュウイスキーNo.1売上のジェムソン。今までも何度も購入している超定番ボトルですが、今回はこのジガーやグラス欲しさに買ってしまいました笑




2020年8月にも購入してブログに綴っておりました。


1780年にJohn Jameson(ジョン・ジェムソン)氏によって作り出された、このアイリッシュ・ウイスキーの最高傑作の一つは、現在はミドルトン蒸留所で製造されています。元々はジェムソン氏がダブリンに創設したボウストリート蒸留所でリリースされた銘柄で、1971年の操業停止後ジョン・パワー社に引き継がれ、1975年からミドルトン蒸留所へと製造する蒸留所が移っています。

日本では近年のバスカーブームで、バスカーにアイリッシュNo.1売上を奪われてしまったジェムソンですが、世界では相変わらずぶっちぎりのアイリッシュNo.1ブランド。

こちらがオフィシャルサイト。

そんなジェムソンについて、改めてテイスティングノートを書き綴るつもりはございません(ごめんなさい)。

今年最後にジェムソンのウイスキーフロートを楽しみながらブログを綴っている次第です。


・・・やっぱテイスティングノート書いておこう。4年前とでは感じ方も違うだろうし笑


3回蒸留のこれぞアイリッシュ
香り
オリーブオイル、潮、青リンゴ、ビスケット、ろうそく

オーク、ハーブ、芝生、パン、バター、クリーミー、非常にスムース

余韻
程よい長さでキリッと切れる、柔らかい樽感、穏やかで落ち着いた着地

得点 88点
私の中で基準となる点数。ストレートでも飲みやすいですが、やはりウイスキーソーダがおすすめですかね。ジェムソン・ソーダはどんな体調の時でも飲める。OS-1みたいな存在です。今日ウイスキー飲めるかなぁ?って日の一杯目は是非ジェムソン・ソーダで自分の体調を見るのに使ってほしいですね。二日酔いの日でも飲めるwww まぁ、結局飲めてしまうんで。どうなんかな?笑

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ジェムソン 40度 箱なし 700ml 正規
価格:1,980円(税込、送料別) (2024/12/27時点)


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2024年12月26日木曜日

Arran Private Cask for Whisk-e Ltd. 2014 / 3115 7 Years Old


Arran Private Cask for Whisk-e Ltd. 2014 / 3115 7 Years Old
アラン プライベート・カスク・フォー・ウィスクイー 2014 / 3115 7年

スコッチ・シングルモルト(アイランズ)
カスクNo.2014 / 3115
麦芽:ピーテッド50ppm
樽タイプ:2nd フィル・シェリー・ホグスヘッド
蒸留:2014年11月4日
瓶詰:2022年7月6日
ボトルNo.252 / 335
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.60.5%
輸入:ウィスク・イー

シングルカスクを購入するのはいつ以来ですかね?はて?

岡山のWhisky Loversさんで購入させていただきました。

間違いないので即決www

他にもバーボン樽熟成のシングルカスクとかもありましたが、ヘビリー・ピーテッドの2ndフィル・シェリーというのがどうしても気になりまして。

てか、アラン蒸留所(現在:ロックランザ蒸留所の最近のボトリングで外れが見当たらないので確信めいたものはありましたね。


こちらがロックランザ蒸留所含め新しく稼働しているラグ蒸留所の2蒸留所をアイル・オブ・アラン・ディスティラーズのオフィシャルサイトです。


ロックランザ蒸留所(旧名:アラン蒸留所)が設立されたのが1995年。もう、30年くらい前になるんですね。これは驚き。2007年くらいからウイスキーを飲み始めた私にとってもアランと言えば「新参者」という立ち位置でした。2005年創業のキルホーマン蒸留所とともに、当時新興蒸留所として扱われていたのが懐かしく感じます。

仕事で度々訪れた福岡のバーでアランは「まだ若い」という評価をされていたのがつい10年ほど前の話。そう考えると、私も歳をとりました笑

日本だけでなく、スコットランドやイングランド、ウェールズ、アイルランドなど各国で新興蒸留所が乱立している昨今。アランを「新参者」と言うことは最早できないでしょう。そして、そうさせないくらいアランはしっかりした味わいのウイスキーを輩出してきました。


アラン島の北側で操業したロックランザ蒸留所は、もともとピーテッド麦芽の仕込みも行っていましたが、現在は南側で同社が操業したラグ蒸留所でのみピーテッド麦芽の仕込みを行うことにしているようで、今後ロックランザのピーテッドタイプを楽しむことは難しくなるでしょう。

アラン島内でのブレンデッドモルトとかも出てくるだろうな。それはそれで非常に楽しみです。とか言ってる側から出ているのかも笑


ピーティでナッティ+オレンジ
香り
煙、燻された魚、ろうそく、革、泥炭、潮、ナッティ、貝汁、出汁

ピーティ、ナッツ、オレンジのジャム、レモン

余韻
非常に長い、優しい甘みが拡がる、満足感が半端ない

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは図工室。のりやニス。そして煙。味わいはより柔らかくフルーティ、オレンジの果実味。余韻は相変わらず長く少しヒリヒリとアルコールの感じが強まる。余韻はミンティな爽やかさも


得点 96点
ウイスキーの旨みをさまざまな角度から感じさせてくれる逸品。ただし、アルコール度数が高いことからか、アルコールのヒリヒリは否めないものがあります。これがなければ98点はいってましたね。オールディーズなウイスキーの美味さを現在に伝える素敵な仕上がり。ただしまだ若い。そんな感じですかね。加水が吉。

直接同じものではないですが、アランのシェリーカスクものをリンク貼っておきます。ご参考までに見ていただけば幸いです。


それでは皆さん、良い夜を。

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2024年12月25日水曜日

Campbeltown Loch


Campbeltown Loch
キャンベルタウン・ロッホ

スコッチ・ブレンデッドモルト
J&A.ミッチェル社
Alc.46%
輸入:ダイセイワールド

J&A.ミッチェル社がリリースしているブレンデッドモルト。裏ラベルに"100% Campbeltown whiskies"と書かれています。キャンベルタウンで稼働している蒸留所って言うと、ここ最近では同社が所有しているスプリングバンク蒸留所とグレンガイル蒸留所、あとはロッホローモンド・グループ社所有のグレンスコシア蒸留所くらいしかありません。新興蒸留所はとりあえず省略させていただきます。

と言うことを考えれば、どう考えてもスプリングバンク蒸留所とグレンガイル蒸留所の原酒でできたブレンデッドモルトだろうと言い切ってしまえそうなこのボトル。最近は値段が上がりすぎているような節を感じておりますが、購入したとき(3ヶ月ほど前)はもう少しお求めやすいボトルでした。


こちらがスプリングバンク蒸留所およびグレンガイル蒸留所のオフィシャルサイト。

スプリングバンクは値段が上がりすぎてとんでもないことになってますね汗

ヘーゼルバーンやロングロウ、キルケランも・・・

そう考えるとこのキャンベルタウンロッホは、まだ割安なのかな?いや、これは催眠術だ笑


ソルティ&スモークとシェリー+バニラの贅沢な味わい
香り
オレンジ、さくらんぼ、アプリコット、花、バター、生ハム

ソルティ、スモーク、パン、りんご、洋梨、バニラ、ダークチョコレート

余韻
想像よりも長い、ソルティでスパイシー、プリンのような甘み、そして煙

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはシェリーが強まる、味わいはよりヘビーでフルボディに近い状態に。ソルティさも増し、余韻はより煙に覆われる

得点 94点
若さは若干感じますが、これは美味しい。ノンヴィンテージと言うことを考慮すると、これは相当得点も高いです。後味のヒリヒリ感がどうも否めないのが唯一の欠点かなと。それ以外はあまり文句をつけるところがないと言いますか、非常に素敵な一本だと思います。ソルティとかスモークが好きな方は是非。また値段上がってるけど汗


それでは皆さん、良い夜を。

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2024年12月15日日曜日

バードウォッチング:岩国

タカブシギ

ようやく一仕事終わったということで、今日は久しぶりにゆっくり鳥見。岩国にあると教わった鳥の聖地へ行ってきました。

岩国にある田畑が広がっている地域。海や川も近く、溜池もあり林も所々にある。これは聖地ですね笑 小学生の頃、高知でお隣の南国市へ師匠に連れて行ってもらっていたことを思い出しました。あの頃も車の中から田んぼにいるシギを見つけては望遠鏡や双眼鏡で覗いて観察してましたねぇ。そんな鳥見ができる、ここはまさに聖地です。もちろん農家さんたちのお邪魔にならないように、というのは最も留意しなければいけませんが。

タシギ

同上

どこから話せば良いのか。越冬中のカモ類をメインターゲットにと思って出かけたわけですが、越冬中のシギ類を近くで観察できたのがハイライトと言って良いかと。タシギはなかなか見た目が地味な鳥で、しかも田んぼの縁のあたりで採餌していることが多くて、見落とすことも多かったのですが、目が慣れてよく見るとめっちゃいる笑 車の中から見ていると、近くまでは来てくれませんが20mくらいの距離であれば安心して採餌している様子を観察させてくれました。

クサシギ

同上

こちらも越冬中のクサシギ。タシギほどではありませんが、5羽ほどは確認できました。シギ類が忙しそうに採餌している様子を見るのは良いですね。非常に愛らしい。

タカブシギ

同上

そしてこちらがタカブシギ。西日本では少数が越冬というのは図鑑にも書いてましたが、あまり冬のイメージがなかったので一番テンション上がりました笑 しかも車の中から見ているということもあり、かなり近い。7mくらいしか距離がなくて、ピントが合うかどうかヒヤヒヤでした。非常にうろちょろ動く個体で、クサシギの近くまで行って採餌もしていました。カニみたいなものを咥えてました。

ケリ

同上

こちらもちょこちょこ数がいて、キーキー騒いでいたケリ。他のシギたちと比べると非常に大きく見えました。ふわふわとした飛翔姿が独特です。

他に農耕地で見た鳥たちの写真を羅列します。

ムクドリ

メジロ

ジョウビタキ♂

ジョウビタキ♀

タヒバリ

ハクセキレイ♀

モズ♂

そして少し場所を変えて、田畑の周りの河川や海側をチェックしてみると、まさかのヨシガモの群れを発見。50羽はいましたね。こんなに集まっているのは見たことがない気がします。

ヨシガモ♂

ヨシガモの群れに数羽ヒドリガモも混じっていました。オナガガモマガモカルガモは種類ごとで群れを作っており、他の種類とはある程度の距離をとっている印象でした。ヨシガモとヒドリガモは全身海に潜って何かを食べていました。ってか、この子達も全身潜れるんですね!!ってびっくりして「フィールドガイド日本の野鳥」の淡水ガモ類のページを見てみると「浅水中に潜ってとることもある」ってちゃんと書かれてました笑 でも、初めて見ました。あんまり見たことないですよね?俺だけかもですが・・・笑

ウミアイサ♂

ヨシガモの群れを見ていると、ちょっぴり色合いとサイズが違うカモがいるなぁって思ったらウミアイサでした。雌雄合わせて3羽ほどだけでしたが、相変わらずかっこいいフォルムの鳥です。

カンムリカイツブリ

海の沖合の方に目をやると、岸から100-200mほど沖のあたりに200-300羽ほどのカンムリカイツブリの群れがいました。中にはまだ若干夏羽が残っている個体もいました。カンムリカイツブリは身体大きいので、集まっていると迫力ありますよね。

ということ、11:00 - 14:00の約3時間の鳥見でしたが、なかなかいろんな種類と個体数を観察することができました。本当にここは聖地ですね。タカ類やフクロウ類が出てきてたら、興奮しすぎで血管が切れていたかもしれません笑 また来ます。有難うございました。

最後に、今日確認できた鳥の種類は以下の通り。
ツクシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ウミアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、オオバン、ケリ、タシギ、クサシギ、タカブシギ、イソシギ、ユリカモメ、ウミネコ、ミサゴ、トビ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイスc、メジロ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、イカルc、ホオジロc、ホオアカc、アオジc、オオジュリン、ドバト
計52種 ※c=声のみ確認

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