西宮のBar山谷さんにて。
JR甲子園口駅を出て、商店街を南に向かって徒歩5分ほどのところ。マスター曰く「ジャパニーズ・ウイスキーをできるだけ集めたくて」という思いをひしひしと感じるお店で、今まで飲んだことがなかったボトルを楽しませていただきました。
余市アロマティックイースト
今年9月末に数量限定で発売され、非常に気になっていた一本。なんたって余市のファンですからね。2024年の創業90周年に向けた「NIKKA DISCOVERYシリーズ」。昨年の第1弾に続く第2弾としてリリースされたものが今回の「余市アロマティックイースト」「宮城峡アロマティックイースト」だそうです。なるほど。ちなみに昨年発売されたのは「余市ノンピーテッド」「宮城峡ピーテッド」でした。
今回いただいた「余市アロマティックイースト」はアルコール度数48%。発酵で使用する酵母の違いによる特長ある香りという趣旨のチャレンジ的な代物。第1弾も結構チャレンジ的で面白かったですが、今回もこれまた。さすがですね、ニッカさん。
香りは非常に甘くて華やか。口に含むとフルーティさが際立ち、後からピートの波が押し寄せてくる。これは美味しい。
YUZAファーストエディション2022
YUZAセカンドエディション2022
遊佐蒸留所から今年2月にリリースされた「ファーストエディション」と10月にリリースされた「セカンドエディション」。まさかまさか飲み比べさせていただきました!マスター、改めてありがとうございました!!
ファーストエディションは、バーボンバレルのみ使用。カスクストレングスの61%。オフィシャルサイトでは味の特徴を
「クリーン&エステリー」。蜂蜜、バニラ、アプリコットのような甘く華やかな香り。滑らかな舌触りとライト〜ミディアムボディの味わい、フルーティな甘み。と表現しています。確かに非常に上品な印象で丁寧なヴァッティングが心地良いです。エステルは印象としては薄いですが確かに感じることはできました。どちらかというとクリーンでニュートラルな印象に近い。嫌な雑味が一切なく、やはり丁寧さが際立ちます。
セカンドエディションは、
エステリーさのあるドライフルーツのような芳醇な香り、 リンゴ、洋ナシを思わせるフルーティーさ。バニラのような甘さとともに、 なめらかでクリーミーな口当たり。 それでいて存在感のあるしっかりとしたボディ。 甘さやフルーティー感に重層的な味わいが加わり、 複雑な中にも落ち着きを感じられます。
こちらはアルコール度数62%。ファーストと違い複数の異なる原酒がヴァッティングされている野田と思います。複雑で飲み応えがあり、やはり上品。
うん。私の中で遊佐蒸留所はとても上品なものを作るんだな、というところに落ち着きました。
桜尾シェリーカスク
こちらは我らが廿日市の桜尾蒸留所から今年リリースされたスティルマン・セレクション。アルコール度数は50%。2種類のクリーム・シェリー樽原酒のヴァッティング。
クリーム・シェリーとは、主にオロロソ・シェリーとペドロ・ヒメネス・シェリーまたは濃縮還元果汁をブレンドして造られる甘口のシェリー酒。オロロソやペドロ・ヒメネスと言えば、ウイスキーのシェリー樽としてよく耳にします。が、クリーム・シェリー樽というのはあまり聞き馴染みがない。そんなクリーム・シェリーと桜尾蒸留所、特に桜尾ウェアハウスの相性が抜群なんだとか。
味わいは若い原酒ながらもしっかり落ち着きがあり、甘やかさとダークチョコのような苦味もあって味わい深い。オレンジを纏ったピート感が追いかけてきて、非常に心地良いフィニッシュ。熟成年数が経った状態を是非味わいたい、そんな一本です。
最後の写真は、飲んだわけではないですが(というかすでに空でした)、イチローズモルトのトランプシリーズからスペードAとダイヤA。そして肥土伊知郎氏のサイン入りというボトル。これは凄い。末恐ろしいですわ。
それでは皆さん、良い夜を。
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