2019年7月31日水曜日

市町村の鳥 総まとめ

ついにこの夏休みの宿題的企画も完了する日を迎えました。
長いことお付き合いいただきありがとうございました。1年以上かかった笑

市町村の鳥に制定されている種類
市町村の鳥に制定されている鳥を、分類順に並べると以下の通り。
凡例
●=特定の種ではない
※=亜種
△=飼い鳥
◇=外来種
ペンギン △● 1
エゾライチョウ 2
ライチョウ 3
ウズラ 1
コジュケイ 1
ヤマドリ 30
キジ 44
 コウライキジ 2
インドクジャク 1
チャーン(鶏) 1
オナガドリ(鶏) 1
シバヂドリ(鶏) 1
コエヨシドリ(鶏) 1
ハクチョウ 25
オオハクチョウ 3
コハクチョウ 2
ガン 2
マガン 2
カモ 3
カルガモ 3
オシドリ 7
カイツブリ 1
ハト 4
キジバト 10
アオバト 4
シラコバト 1
オオミズナギドリ 4
コウノトリ 2
ウミウ 4
アオサギ 3
シラサギ 16
ダイサギ 1
コサギ 1
トキ 2
ツル 1
タンチョウ 5
ヤンバルクイナ 1
オオバン 1
カッコウ 22
ホトトギス 2
チドリ 3
シロチドリ 6
カモメ 28
オオセグロカモメ 2
ウミネコ 7
ユリカモメ 8
コアジサシ 3
カンムリウミスズメ 1
エトピリカ 1
ミサゴ 2
トビ 1
オジロワシ 3
オオワシ 1
チュウヒ 1
カンムリワシ 1
サシバ 1
タカ 2
オオタカ 2
イヌワシ 3
クマタカ 1
フクロウ 9
 エゾフクロウ 1
コノハズク 2
リュウキュウコノハズク 1
アオバズク 1
アカショウビン 1
カワセミ 44
ヤマセミ 10
ブッポウソウ 7
キツツキ 1
コゲラ 1
アカゲラ 8
クマゲラ 4
ノグチゲラ 1
チョウゲンボウ 3
ヤイロチョウ 1
サンコウチョウ 2
モズ 1
オナガ 8
カササギ 1
カラス 1
シジュウカラ 12
ヤマガラ 15
ヒガラ 1
コガラ 1
ヒバリ 37
ツバメ 10
イワツバメ 2
ヒヨドリ 1
ウグイス 162
メグロ(ハハジマメグロ) 1
メジロ 60
 シチトウメジロ 1
 リュウキュウメジロ 2
オオセッカ 1
ヨシキリ 6
キレンジャク 1
ミソサザイ 1
ムクドリ 1
クロツグミ 1
アカハラ 1
アカコッコ 2
コマドリ 7
 リシリコマドリ 2
アカヒゲ 2
 ヤクアカヒゲ 1
ルリビタキ 1
イソヒヨドリ 6
オオルリ 10
スズメ 1
セキレイ 13
ハクセキレイ 6
セグロセキレイ 7
キセキレイ 6
カワラヒワ 1
イカル 2
ホオジロ 9
コジュリン 1


全国トップ10
そしてトップ10は次のようになりました。

第1位 ウグイス(162)
第2位 メジロ(60、亜種を含むと63)
第3位 キジ(44、亜種を含むと46)
第4位 カワセミ(44)
第5位 ヒバリ(37)
第6位 ヤマドリ(30)
第7位 カモメ●(28)
第8位 ハクチョウ●(25)
第9位 カッコウ(22)
第10位 シラサギ●(16)


日本人に愛されるウグイス
ということで、第1位はウグイス!!全800件中162件という驚異的な制定率。実に20%超え。5件に1件はウグイスということになります。確かにそれぐらい多かった。

ウグイス 2016年5月、廿日市にて撮影
ウグイス(Cettia diphone)は全長14〜15.5cmのスズメ目ウグイス科に属する小鳥。全国的に分布し、「ホーホケキョ」のさえずりで有名。地鳴きの「チャッ」も可愛いけどね笑

さえずりとは裏腹に、その見た目はとっても地味。オリーブ褐色の上面と淡いグレーの下面。薮の中からなかなか出てこないので撮影するのも大変。思いがけず枝に出てきたりすることもあるけれども。その瞬間をばっちりおさえるのはこれまた大変。

日本の国鳥はキジですが、日本人に全国的に愛されているのはこのウグイスだと言ってもよいのでは?と思いました。

もしウグイスが亜種キジのように日本固有種ならば国鳥はウグイスだったんじゃないかと思ってしまうほどです笑

第1位に輝いたウグイスさん、改めておめでとう!!
今後もその美しい声でみんなに春を告げてください。


集計表をPDFにしました。
さて、この企画もこれで最後ということで。
需要があるとは思えませんが、PDFに集計表をまとめました。笑

まー、気が向いたら見てやってください。鳥の種類と都道府県ごとの制定数がまとめられていますので。その代わり、なかなか膨大な情報量を1ページにまとめているので、見やすいとはお世辞にも言えません笑

これまでに書いた記事を読み返していただく方がわかりやすいかも。手間ですが・・・笑

ではでは!ごきげんよう!!

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2019年7月30日火曜日

市町村の鳥 総集編⑦北海道

総集編第7回は北海道。
凡例
●=特定の種ではない
※=亜種
△=飼い鳥
◇=外来種
カッコウ 9
カモメ● 7
アカゲラ 6
ハクチョウ● 4
ヒバリ 4
ウグイス 3
エゾライチョウ 2
オオハクチョウ 2
オジロワシ 2
クマゲラ 2
ヤマガラ 2
リシリコマドリ※ 2
コウライキジ※ 1
コハクチョウ 1
マガン 1
ハト● 1
アオバト 1
アオサギ 1
タンチョウ 1
オオセグロカモメ 1
ウミネコ 1
エトピリカ 1
オオワシ 1
タカ● 1
フクロウ 1
エゾフクロウ※ 1
カワセミ 1
ヤマセミ 1
ブッポウソウ 1
シジュウカラ 1
ヒガラ 1
コガラ 1
キレンジャク 1
コマドリ 1
セキレイ● 1
ハクセキレイ 1

カッコウ wikipediaより
第1位 カッコウ(9)
第2位 カモメ●(7)
第3位 アカゲラ(6)
第4位 ハクチョウ●(4)
第5位 ヒバリ(4)

北海道の1位はカッコウ。なんとも穏やかですね。道の鳥・タンチョウは市町村単位では1件。エゾライチョウやオオワシ、エトピリカなど北海道ならではの鳥も制定されていてなかなか面白い。図鑑みたい笑

ということで、市町村の鳥総集編も残すは、全国総まとめのみとなりました。
私の長い長い夏休みの宿題もやっと終わりそうです。笑

ですので後少しお付き合いください。よろしくお願いします。


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2019年7月29日月曜日

FUJI ROCK 2019をYOUTUBEで観ておりました。

FUJI ROCK 2019は、YOUTUBEにてライブ配信がされまして。

個人的に土曜日の大トリであるSIAさんと、16時ごろに出演されたCourtney Barnettさんが目的で家でエアコンマックスにして家族で観ておりました。

いやー、夏フェスを家でのんびりライブで観ることができる時代が来るとは。5G半端ないって。

金曜日もライブ配信を振り返って日中にやっていた七尾旅人さんを観覧。
高知出身ということもあり、兄貴感が半端ない。なんとなく親戚にいそうな顔www



土曜日は、朝から魚屋さんやスーパー、息子と夕方の公園には出かけたけど、それ以外はほとんど家でFUJI ROCK鑑賞。

Courtney Barnettさん、ほんま素晴らしかった。なにあの雰囲気。ロックンロールですやん。


しかし、コートニーさん全部は見れず。というのは嫁さんのアジカンさん推しに勝てなかったから笑

アジカンさんは嫁さんと2回くらい広島でライブに行きましたね。ライブの様子を観たのはそれ以来。(これまでは生でしたが・・・)


アジカンさんもハナっから飛ばしまくって最高でしたね。「君という花」は本当にゴールドレコードです。



そして、土曜日の大トリ、SIAさん。普段は21時には寝ている息子もこの日は一緒に畳の上に正座になって私とSIAさんの出番を待ったわけで。

「いまからSIAさん?」って何回言ったかわかりません笑

21時15分ごろ、SIAさんの映像が流れ始めるとテンションマックス。一貫して1カメの引きの映像に、「ライブにきていない君たちは最後尾から眺めていなさい」っていうメッセージ性を感じて、他の演者さんとの映像の違いに戸惑いながらも、それを「ステージの全体像を観てね」って意味に解釈し直して楽しませていただきました、最後尾で笑

1曲目、何から始まるのか息子ともいろいろあーだこーだと言いながらの「Alive」は「そこかー」って感じで予想が外れてしまって笑


舞台演出に一気に吸い込まれ。さすがっすわ、SIAの姉貴。一生着いていきます!笑

2016年のアルバム『This is Action』からの選曲がほとんどでしたが、なかでも「Move Your Body」は凄まじかったですね。


心から踊れた・・・。笑

静と動とか言ったらありきたりだけど、なんというか感情の起伏というか、一筋縄ではいかない、語りつくせない彼女の世界観が凝縮されたような1時間半でした。最高。あぁ、いきたかったなFUJI ROCK。って心から思わせてくれるのは本当に本物かと。

ダンサーのみなさんの表現力も半端なくて。本当にPVの世界観そのままだ!って。それが常に表現されるっていうレベルの高さにただただ脱帽。いや、家の中にいたんで帽子なんて被ってなかったけども。マディさんの演舞を観れたのはこれまた至高。マディさん以外のダンサーさんも本当に素晴らしいダンスでした。

なんというか、ただの音楽ライブという感じではなく、一人の人生を観させてもらっているような。よくわからん。そんな気分。

もうそろそろ黙ります笑

そんなステージをいつか自分もやってみたいな、なんて夢を持たせてくれる素敵なステージでした。では。


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市町村の鳥 総集編⑥東北

総集編第6回は東北。
凡例
●=特定の種ではない
※=亜種
△=飼い鳥
◇=外来種
ウグイス 32
キジ 21
ヤマドリ 17
ハクチョウ● 12
カモメ● 12
カッコウ 11
ウミネコ 6
セキレイ● 6
キジバト 5
ヤマガラ 4
イヌワシ 3
ヒバリ 3
ツバメ 3
ウミウ 2
ミサゴ 2
フクロウ 2
カワセミ 2
クマゲラ 2
シジュウカラ 2
キセキレイ  2
コエヨシドリ(鶏)△ 1
オオハクチョウ 1
ガン● 1
マガン 1
ハト● 1
オオミズナギドリ 1
アオサギ 1
シラサギ● 1
コサギ 1
タンチョウ 1
シロチドリ 1
オオセグロカモメ 1
トビ 1
オジロワシ 1
タカ● 1
オオタカ 1
コノハズク 1
ヤマセミ 1
オナガ 1
メジロ 1
オオセッカ 1
コマドリ 1
オオルリ 1
セグロセキレイ 1
ホオジロ 1

キジ 2016年、隠岐にて撮影
第1位 ウグイス(32)
第2位 キジ(21)
第3位 ヤマドリ(17)
第4位 ハクチョウ●(12)
第4位 カモメ●(12)

東北地方もこれまたウグイスがトップ。キジとヤマドリが2位と3位ってのが特徴的ですね。ヤマドリはキジと国鳥の座を争った鳥だそうなので、その人気ぶりが窺えるわけです。

メジロは1件。北に行けば行くほど制定数が下がる傾向が顕著です。


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2019年7月27日土曜日

市町村の鳥 総集編⑤関東

総集編第5回は関東。
凡例
●=特定の種ではない
※=亜種
△=飼い鳥
◇=外来種
ウグイス 44
ヒバリ 20
カワセミ 17
メジロ 13
キジ 8
オナガ 7
ヤマドリ 6
シジュウカラ 6
シラサギ● 5
フクロウ 4
ヨシキリ● 4
ハクセキレイ 4
ハクチョウ● 3
オシドリ 3
キジバト 3
カモメ● 3
コアジサシ 3
セキレイ● 3
カルガモ 2
ウミウ 2
ユリカモメ 2
ツバメ 2
アカコッコ 2
イソヒヨドリ 2
オオルリ 2
セグロセキレイ 2
コジュケイ◇ 1
ガン● 1
カモ● 1
カイツブリ 1
ハト● 1
アオバト 1
シラコバト 1
オオミズナギドリ 1
ダイサギ 1
オオバン 1
ホトトギス 1
シロチドリ 1
オオタカ 1
アオバズク 1
ヤマセミ 1
キツツキ● 1
コゲラ 1
チョウゲンボウ 1
カラス● 1
メグロ(ハハジマメグロ) 1
シチトウメジロ※ 1
カワラヒワ 1
ホオジロ 1
コジュリン 1

ヒバリ 2014年、廿日市市にて撮影
第1位 ウグイス(44)
第2位 ヒバリ(20)
第3位 カワセミ(17)
第4位 メジロ(13)
第5位 キジ(8)

ウグイスがこれまた断トツ。他の地域に比べてヒバリの制定数が多いというのが特徴ですかね。カワセミやメジロ、キジはやはり常連。


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2019年7月25日木曜日

市町村の鳥 総集編④中部

総集編第4回は中部。
※三重県は第3回の近畿に含めました。
凡例
●=特定の種ではない
※=亜種
△=飼い鳥
ウグイス 27
カワセミ 8
キジ 5
ハクチョウ 5●
カモメ 4●
ヤマセミ 4
ヒバリ 4
ライチョウ 3
ヤマドリ 3
シラサギ 3●
ブッポウソウ 3
コマドリ 3
オシドリ 2
トキ 2
ユリカモメ 2
フクロウ 2
チョウゲンボウ 2
ツバメ 2
オオルリ 2
キセキレイ 2
シバヂドリ(鶏) 1△
カモ 1●
ハト 1●
コウノトリ 1
カッコウ 1
チドリ 1●
シロチドリ 1
チュウヒ 1
クマタカ 1
コノハズク 1
アカゲラ 1
シジュウカラ 1
ヤマガラ 1
ヒヨドリ 1
メジロ 1
ヨシキリ 1●
ミソサザイ 1
クロツグミ 1
アカハラ 1
イソヒヨドリ 1
ハクセキレイ 1

コハクチョウ 2017年、安来市にて撮影
第1位 ウグイス(27)
第2位 カワセミ(8)
第3位 キジ(5)
第3位 ハクチョウ●(5)
第5位 カモメ●(4)
第5位 ヤマセミ(4)
第5位 ヒバリ(4)

止まりませんね、ウグイスの快進撃www
しかも中部地方では27件で断トツ。

ウグイスと1位争いを演じると勝手に予想していたメジロは、中部地方ではなんと1件。。。

カワセミやキジは逆に安定している気がする・・・。もしかして、これは。。。


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2019年7月24日水曜日

ウイスキーの言葉 ②ピーティ




ウイスキーの言葉、久しぶりに復活www

前回は「スモーキー」についてちょっと考えてみました。
https://d-ksmt.blogspot.com/2019/06/blog-post_20.html

今回は、そのスモーキーの中の一つとされる「ピーティ」について考えてみたいと思います。


そもそも「ピート」とは

「ピート 泥炭」の画像検索結果
wikipediaより
サントリーさんがピートについて説明してくれています。
https://www.suntory.co.jp/customer/faq/001725.html
「ピート」とは、ヒースというスコットランド北部の原野に多い野草や水生植物などが、炭化した泥炭(炭化のあまりすすんでいない石炭)です。
ピートはモルトウイスキーの香りを特徴づける重要な材料です。ピートの煙で麦芽を乾燥させ、そのいぶした香りが麦芽につくことによって、ウイスキー特有のスモーキーな香りが生まれます。

そもそもピートを用いる工程とは、「大麦を発芽させて麦芽に」したあと、「麦芽の成長を止めるために乾燥させる」ためにピートを用いるというもの。

その際に独特の香りが麦芽に付着するわけですね。

一説には昔のスコッチウイスキーメーカーは、全般的にピートを用いていたそうで、現在主流のノンピートウイスキーは後釜らしいです。

って、ことは昔は、スコッチウイスキーといえば「ピート臭い」ってのが当たり前だったのかな?

そのピートには、麦芽にどれだけのピートが含まれているかというフェノール値という独特の数値があります。

フェノール値は、ppmという単位で表現されます。ピート由来の化合物・フェノールがどれだけ麦芽に含まれているのかを示しています。

ここで一つ注目しておくべきは、このフェノール値は、乾燥させている段階の麦芽を対象にするということ。その後、麦芽はウォッシュされ、通常で行けば2回蒸留され、樽詰めされます。その樽で最低3年の月日を過ごすわけです。なので、最初のppmが高いからと言って、ぶっ飛んだピーティを保持しているというわけではないし、逆もまた然り。ということですね。


アイラモルト・フェノール値番付
ピーティなシングルモルトといえば、真っ先にみなさんの脳内に浮かぶのがアイラモルトでしょう。

アイラ島は、スコットランドの南西に位置するフェブリディーズ諸島の一角。野鳥でも有名な島らしい(へー)。

この島で作られるシングルモルト・ウイスキー:アイラモルトといえば、その多くが独特なピーティを感じさせてくれることで有名。病みつきになって、もう後戻りはできなくなるほど。

余談ですが、私は戻れますよ笑

以前、とあるバーで1杯目にアイラモルトを頼んだら、「それは最初に締めの一品を頼んでいるのと一緒で失礼だ」とお叱りを受けたことがあります。確かに、アイラモルトを飲んだあと、スペイサイドモルトとか頼むと「え?戻れますか?」って言われたことは過去にも何度かありました。が、そんなん自由でしょう笑

確かに寿司なら最後は雲丹(ウニ)って決めてますがね笑

最後はその日の気分で決めるんです。勝手に決めないで笑

と余談が過ぎましたが・・・

アイラモルトのフェノール値番付は以下のようになります。

クラシックラディ(ブルイックラディ)             2-5ppm
ブナハーブン12年              2-5ppm
ボウモア12年                      25-30ppm
カリラ12年                 34-38ppm
ラガヴーリン16年              34-38ppm
ブナハーブン・モアンヌ                              35-40ppm
ポートシャーロット10年(ブルイックラディ) 40ppm
ラフロイグ10年                     40-45ppm
キルホーマン・マキャーベイ              50ppm
アードベッグ10年                    55ppm
オクトモア07.2(ブルイックラディ)               208ppm

さーっと並べてみるとこんな感じ。
オクトモア07.2というのは、2017年のウイスキー of the yearの覇者です。
https://d-ksmt.blogspot.com/2017/12/of-year-2017.html

フェノール値でいうとぶっ飛んでますが、その飲みやすさはグレート。本当に美味しいウイスキーでした。

一般的な中で行くとアードベッグ10年が一番フェノール値が高いのかな。
東京・銀座のマスター曰く、「生牡蠣につけて食うと一番美味しいのはアードベッグ10年でした」とのこと。


はたして「ピーティ」とは
私が思うピーティとは「炭」「泥」。って「泥炭」を砕いただけ笑

薬品的なものではなくて、あくまで植物由来のピートを感じさせてくれる香りや味わい。って言ったら伝わりますかね。これから見ていく「メディシナル」「ハーシュ」というのがどうゆうものなのか、個人的にも未知で楽しみなんですが・・・。

ということで、"Peat"のピートらしさを感じられるウイスキーをおすすめして今日は終わります。





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2019年7月23日火曜日

市町村の鳥 総集編③近畿

総集編第3回は近畿。
三重県は中部地方かどうか迷いましたが、近畿に含めました。
凡例
●=特定の種ではない
※=亜種
△=飼い鳥

ウグイス 26
メジロ 10
キジ 6
カワセミ 4
シラサギ 3●
ヤマガラ 3
チドリ 2●
ユリカモメ 2
ヒバリ 2
セグロセキレイ 2
イカル 2
カモ 1●
カルガモ 1
キジバト 1
コウノトリ 1
アオサギ 1
ホトトギス 1
シロチドリ 1
カモメ 1●
カンムリウミスズメ 1
モズ 1
シジュウカラ 1
ツバメ 1
イワツバメ 1
ヨシキリ 1●
コマドリ 1
ルリビタキ 1
イソヒヨドリ 1
オオルリ 1
スズメ 1
ホオジロ 1

ウグイス 2016年5月、廿日市にて撮影
第1位 ウグイス(26)
第2位 メジロ(10)
第3位 キジ(6)
第4位 カワセミ(4)
第5位 シラサギ●(3)
第5位 ヤマガラ(3)

ついに来ましたウグイスの第1位!!しかもメジロと16ポイントも差をつけて。これから、ウグイスの天下が始まる気がする・・・続く。


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2019年7月22日月曜日

東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)について

東京ウイスキー&スピリッツコンペティションなるものがあるそうで、ウイスキー好きの私としてはこれについて触れないわけにもいかないなー笑

ってことで、見てきたいと思います。

オフィシャルサイト
https://tokyowhiskyspiritscompetition.jp/

東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(Tokyo Whisky & Spirits Competition)はウイスキー文化研究所代表の土屋守氏が実行委員長を務める日本初のウイスキーやスピリッツの品評会。今年2019年3月11日・12日の2日間に渡って記念すべき第1回が開催され、総出品数527商品の中から、最高金賞13本、金賞30本、銀賞130本、銅賞98本を決定。

私はスピリッツの中で、ウイスキーにしか興味がないのでウイスキーについてのみフォーカスして喋ります。


TWSC2019オブ・ザ・イヤーに選出されたウイスキーは以下の通り。

ベストスコッチシングルモルト(オフィシャル部門):
Talisker タリスカー 25年(スコットランド)

ベストスコッチシングルモルト(ノンエイジ部門):
Glenmorangie グレンモーレンジィ シグネット(スコットランド)

ベストスコッチシングルモルト(シングルカスク部門):
Glenfarclas グレンファークラス シングルカスク 1989 “ブラック・ジョージ・ラベル“(スコットランド)

ベストスコッチシングルモルト(ボトラーズ部門):
Glenallachie グレンアラヒー 2012 6年 A.D.ラトレー ウイスキーフェスティバル2018 in 東京記念ボトル(スコットランド)

ベストスコッチブレンデッド(18年以上部門):
Ballantine's バランタイン 30年(スコットランド)

ベストスコッチブレンデッド(12年以下部門):
White Horse ホワイトホース 12年(スコットランド)

ベストジャパニーズシングルモルト:
Yamazaki 山崎 12年(日本)

ベストジャパニーズシングルモルト(シングルカスク部門):
Komagatake 駒ヶ岳 2012 6年 シングルカスク No.1493(日本)

ベストジャパニーズブレンデッド:
Hibiki 響 21年(日本)

ベストジャパニーズブレンデッド(プライベートボトル部門):
Ichiro's Malt & Grain イチローズモルト&グレーン 清里フィールドバレエ29回(日本)

ベストニューカマー:
Kanosuke 嘉之助 ニューボーン 2018 ホワイトオークカスク8ヵ月(日本)

ベストアイリッシュシングルモルト:
Egans イーガンズ 10年(アイルランド)

ベストアメリカンウイスキー:
Ala Wai Kiawe アラ ワイ キアヴェ(アメリカ)

ベストケンタッキーバーボン(12年以下部門):
Old Ezra オールドエズラ 7年 バレルストレングス(アメリカ)

ベストケンタッキーバーボン(ノンエイジ):
Four Roses フォアローゼズ プラチナ(アメリカ)

ベストワールドウイスキー/ベストタイワニーズシングルモルト:
Kavaran カバラン ソリスト オロロソシェリー(台湾)

ベストインディアンウイスキー:
Paul John ポール・ジョン エディテッド(インド)


いやー、いろいろ気になる名前がずらり。日本人が選んだからってのもあるんですかね?特にホワイトホース12年あたり、日本人好みなんだろうなーっていう。あれは美味しいですもんね。





個人的に気になったのはグレンモーレンジィ シグネットですかね。




15,000円前後か。なかなかするねー。

武川蒸留酒販売さんの説明。
https://mukawa-spirit.com/?pid=104943772
グレンモーレンジ シグネットはこれまでで最も革新的で型破りなウイスキーで、従来の製法を見直し、伝統的手法から脱却した製法で造り出されました。しかしその全容はビル・ラムズデン氏とレイチェル・バリー氏の二人だけの秘密です。
1 グレンモーレンジの最も古く、そして最も希少なウイスキーをブレンド
2 深焙りした「チョコレートモルト」を含む希少な原酒を使用
3 グレンモーレンジが所有する単一畑のモルトを使用
4 グレンモーレンジが特注したデザイナー・カスクで熟成した原酒を使用
5 ノンチルフィルターでアルコール度数46%
素敵やー。飲みたいー笑


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2019年7月21日日曜日

市町村の鳥 総集編②中国・四国

総集編第2回は中国・四国。
凡例
●=特定の種ではない
※=亜種
△=飼い鳥
ペンギン 1△
ヤマドリ 2
オナガドリ(鶏) 1△
ハクチョウ 1●
コハクチョウ 1
オシドリ 1
オオミズナギドリ 1
シラサギ 1●
タンチョウ 3
シロチドリ 1
カワセミ 7
ヤマセミ 3
ブッポウソウ 2
アカゲラ 1
ヤイロチョウ 1
サンコウチョウ 1
ヤマガラ 5
ツバメ 1
イワツバメ 1
ウグイス 10
メジロ 13
ムクドリ 1
コマドリ 1
イソヒヨドリ 2
オオルリ 3
セグロセキレイ 2
キセキレイ 2
※3例指定されていたタンチョウは岡山県で飼育されている鳥ですが、日本の野鳥として生存していることを考慮し、「△=飼い鳥」とはしませんでした。

ということで、中国・四国の上位5は次の通り。

カワセミ 2015年2月、東京にて撮影
第1位 メジロ(13)
第2位 ウグイス(10)
第3位 カワセミ(7)
第4位 ヤマガラ(5)
第5位 タンチョウ(3)、ヤマセミ(3)、オオルリ(3)

なんとメジロが九州・沖縄と同様に第1位!!ウグイスはまたしても第2位でした。第3位にカワセミ、第4位にヤマガラ、第5位にヤマセミが入ってきているあたりに地域性を感じますね。


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2019年7月20日土曜日

Bank Note Aged 5 Years


Bank Note Aged 5 Years
バンクノート5年
(スコッチ・ブレンデッド)
43%

"bank note"とは「紙幣」という意味らしい。スタンリー・モリスン・アンドカンパニー社(Stanley Morrison & Son Ltd)が世に送り出すブレンデッドウイスキー。

詳しい蒸留所は明かされていませんが、40%がハイランドとスペイサイドのモルト、60%がローランドのグレーンだそうです。https://www.thewhiskyexchange.com/p/26655/bank-note-5-year-old

5年ものではありますが、なかなか落ち着きのあるボディ。ライトで飲みやすく、かつしっかりとしたボディがあります。


ナッツでダークチョコレートなライトボディ
香り
ドライ、ナッツ、ウッディ、かすかにフルーティ


結構ねっとりとした舌触り、ナッティ、樽に染み付いたバニラ、若干スパイシー

余韻
ライトでドライ、軽やかなスモーク、ダークチョコレート

5年ものとは思えない秀逸な一本。ナッツを中心にした軽やかでドライな印象が強く感じられます。その中にあるフルーティさやスモーク、ダークチョコレートといったニュアンスが楽しい。なかなか素敵です。


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2019年7月16日火曜日

市町村の鳥 総集編①九州・沖縄

いよいよ総集編。第1回は九州・沖縄。
凡例
●=特定の種ではない
※=亜種
△=飼い鳥
ウズラ 1
ヤマドリ 2
キジ 4
コウライキジ 1※
インドクジャク 1△
チャーン(鶏) 1△
オシドリ 1
キジバト 1
アオバト 2
オオミズナギドリ 1
シラサギ 3●
ツル 1●
ヤンバルクイナ 1
カッコウ 1
シロチドリ 1
カモメ 1●
ユリカモメ 2
カンムリワシ 1
サシバ 1
リュウキュウコノハズク 1
アカショウビン 1
カワセミ 5
ブッポウソウ 1
ノグチゲラ 1
サンコウチョウ 1
カササギ 1
シジュウカラ 1
ヒバリ 4
ツバメ 1
ウグイス 20
メジロ 22
リュウキュウメジロ 2
アカヒゲ 2
ヤクアカヒゲ 1※
オオルリ 1
セキレイ 3●
ホオジロ 6


ということで、九州・沖縄地区の上位5は、次の通り。

メジロ 2019年3月撮影

第1位 メジロ(22) ※亜種リュウキュウメジロを含めると(24)
第2位 ウグイス(20)
第3位 ホオジロ(6)
第4位 カワセミ(5)
第5位 キジ(4) ※亜種コウライキジを含めると(5)
第5位 ヒバリ(4)

第1位はメジロ。なんとウグイスを抜いての1位。リュウキュウメジロを含むと4ポイント差です。素晴らしい結果。

沖縄県は特有の種類が多くて調べるのも楽しかったのを覚えております。

それにしても沖縄の鶏チャーンとは・・・いまだによくわかっていない笑

ということで次回は中国・四国。こんな感じで総集編は続きます。どうぞよろしく。


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2019年7月10日水曜日

Cotswolds Founder's Choice


Cotswolds Founder's Choice
コッツウォルズ ファウンダーズ・チョイス
(イングリッシュ・シングルモルト)
カスクストレングス
ノンチルフィルタード
60.3%


ハリーポッターのロケ地・コッツウォルズ
武川蒸留酒販売さんのわかりやすい説明。
https://mukawa-spirit.com/?pid=143819808
コッツウォルズ シングルモルトウイスキー ファウンダーズチョイスは、創設者のダニエル・ゾーが厳選した赤ワイン樽熟成の原酒をカスクストレングスでボトリング。色は赤みを帯びたアンバー。チョコレートやいちじく、 プラムのアロマ。バータースコッチや赤い果実の味わいに心地よいスパイスの アクセントが加わり、フィニッシュにかけてドライクランベリーやナッツが現れます。 赤ワイン樽由来の優雅な甘みが調和し、複雑で奥行きがあり、カスクストレングス ならではの飲みごたえのあるシングルモルトです。 
コッツウォルズ蒸溜所は、2014年イングランドの中部、オックスフォードの北に 位置するコッツウォルズ地方ウォリックシャーに設立しました。この地方は きれいな石畳の街並みと有名なラベンダー畑、映画『ハリー・ポッター』の 撮影地としても知られています。
 
ワールド・ウイスキー・アワード2019にてベストイングリッシュ・シングルモルト受賞
なるほど。ハリーポッターか!

コッツウォルズ蒸溜所のオフィシャルサイトには次のように紹介されています。
https://www.cotswoldsdistillery.com/products/founders-choice-single-malt-whisky
FOUNDER'S CHOICE SINGLE MALT WHISKYThis cask strength release from the Cotswolds Distillery comes from our founder Dan's favourite casks: shaved, toasted and recharred American Oak red wine barriques. These uniquely active casks give a rich and intense maturation to the distillery's fruity spirit, offering toffee, oak and red fruits, and a beautiful, deep colour. The barrels were designed by our good friend, Dr Jim Swan, to whose memory we dedicate this special bottling.
楠本による適当な翻訳。
ファウンダーズ・チョイス シングルモルトウイスキー
このカスクストレングスは、コッツウォルズ蒸溜所の創設者であるダンのお気に入りの樽から作られリリースされた。そのカスクとは、アメリカンオークを使用したレッドワイン樽(Shaved?され、トーストされリチャー処理が施された)。これらのユニークでアクティブな樽は、トフィー、オークと赤い果物、そして美しくて濃い色を提供し、蒸留所のフルーティーなウイスキーに豊かで激しい熟成を与える。樽(ボトル?)は私たちのよき友であるDr.ジム・スワンによってデザインされ、その思い出にこの特別なボトルを彼に捧げる。

日本勢が大活躍したWWA2019
WWA(World Whisky Award)は、Whisky Magazineが開催する世界的なウイスキーのコンペティション。私の見解ではIWSC(International Wine & Spirit Competition)に並ぶとも劣らないウイスキーにとっての2大コンペティションかと。

WWA2019では、日本勢が大活躍でしたね。まー、ここ数年毎年のことになってますが。
https://d-ksmt.blogspot.com/2019/04/2019.html

ワールドベスト・ブレンデッドモルトウイスキー
竹鶴25年ピュアモルト/日本

ワールドベスト・ブレンデッドウイスキー
サントリー響21年/日本

ワールドベスト・ブレンデッドウイスキー・リミテッドリリース
イチローズモルト&グレーン ジャパニーズブレンデッドウイスキー リミテッドエディション2019/日本

という日本のウイスキーが3部門でNo.1に輝いた大会でした。
そんな大会の中で、「ベスト・イングリッシュ・シングルモルト」に輝いたのがこのコッツウォルズ ファウンダーズ・チョイスというわけです。


ブリティッシュ・ウイスキーの時代がやってくる??
てか、そもそもイングランドにそんなに蒸溜所あるの??って疑問なんですが・・・。


これはネットで見つけたイングランドの蒸溜所マップ。2016年ごろに出ていた地図なので、いまはもっと増えていることでしょう。ってか、結構ある汗

2014年創業のコッツウォルズ蒸溜所も左側の上から3番目に記載されていますね。聖ジョージ蒸溜所(St.George's)は知っていましたが・・・。

以前飲んだウェールズのウイスキー(ウェルシュ)、ペンダーリンPenderynも美味かったなー。あれは2014年になるのか・・・。
https://d-ksmt.blogspot.com/2014/02/blog-post_12.html


いまや世界中のいろいろな国々でウイスキーが作られる時代になっておりますが、個人的に思うことは、スコットランド周辺の、特にU.K.に属する国々で素晴らしいウイスキーがどんどん世に出てくるのでは?ってことなんです。イングランドやウェールズがまさにその代表格。北アイルランドだって忘れてはいけません。

アメリカもかつてのバーボン一色ではなく、いまや「アメリカンウイスキー」と呼ばれてますし。もしかしたらスコッチも「ブリティッシュウイスキー」なんて呼ばれる時代がくるかもしれません。


さて、長くなってしまいましたが、テイスティングコメントを。

香り
強いアルコール感(60度あれば仕方ないか・・・)、ワイン、樽、りんごを思わせるエステリー感、杏、梅


バタースコッチ、洋梨のタルト、かすかにスパイシー

余韻
樽についたタンニンみたいな舌触り、野いちごを食べた後、皮付きでピーナッツを食べた感じ

総じて非常に複雑で面白いカスクストレングスです。ただ、香りはブワッときますね。まだ若い。その印象は拭えませんが、非常に楽しい、今後が楽しみなウイスキーです。





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2019年7月7日日曜日

市町村の鳥 政令指定都市編⑤岡山市・広島市・北九州市・福岡市・熊本市

岡山市  タンチョウ
北区   なし
中区   なし
東区   なし
南区   なし

広島市  なし
中区   なし
東区   なし
南区   なし
西区   なし
安佐南区 なし
安佐北区 なし
安芸区  なし
佐伯区  なし

北九州市 なし
戸畑区  なし
八幡西区 なし
八幡東区 なし
若松区  なし
小倉南区 なし
小倉北区 なし
門司区  なし

福岡市  ホオジロ・ユリカモメ
東区   なし
南区   なし
博多区  なし
早良区  なし
西区   なし
中央区  なし
城南区  なし

熊本市  シジュウカラ
北区   なし
中央区  なし
西区   なし
東区   なし
南区   なし

これにて政令指定都市編完結!!
いやー、長かった。昨年の5月くらいから始めたこの企画ですが、やっとここまでたどり着きました。あとは、総集編を残すのみ。ここもまた一苦労ですが・・・。

結局、一番多く指定されている鳥はなんだったのか。ウグイスかな?メジロかな?ワクワクの集計結果はまた次回。


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2019年7月6日土曜日

Amrut (Indian Single Malt Whisky)


Amrut
アムルット
(インディアン・シングルモルト)
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
46%


インド南部バンガロールで育まれるシングルモルト
D:KSMT(クスモトダイスケ)史上初のインディアンウイスキー。
創業1948年の老舗インディアンウイスキーのアムルット蒸留所は、標高914mと世界で一番高いところにある蒸留所。スコットランドで一番高いところにあることで有名なダルウィニー蒸留所が標高326mってことを考えると本当に高い場所にあることになりますね。てか、スコットランドの山ってそもそも低いね・・・笑

ちなみに世界的にも高いところにあることで有名な日本・サントリーの白州蒸留所は標高700mにあります。アムレット蒸留所は白州よりも全然高いんですね。これは魂消た。

インド南部の「田園都市」バンガロールという都市に位置するアムレット蒸留所。ちなみに地図でみるとこんな感じ。

by Google Map

緯度で言うと、北緯12度とかですから、熱帯ですね。バンガロールという都市は、人口842万人という大都市(wikipediaによる)。そんなバンガロールで育まれるシングルモルト・ウイスキー。ヒマラヤ山脈の丘陵地帯産のインディアン大麦と、スコットランド・インバネス産のピートを使用。


「モルト・ウイスキー本来の味を大切にする」
saketryというサイトで詳しくアムレット蒸留所のことが書かれておりました。
https://www.saketry.com/variant-12772.html?sl=ja
アムルット蒸留所
 インド独立の翌年にあたる1948年に創業。場所は「インドの田園都市」と称されるインド南部・カルナータカ州の州都「バンガロール」にあります。「インドの田園都市」と称される理由の一つとして、“熱帯地方”なのに夏は37度以上にならず、冬は12度を下回らないため、非常に過ごしやすい気候風土です。また、この土地は、蒸留所としてはずば抜けて高地にあり、その高さは914m(3,000フィート)に及びます。比較として「スコットランドで最も標高の高いスコッチ蒸留所」という「ダルウィニー蒸留所」が326m(1073フィート)、高地にあることで有名な日本の「白州蒸留所」が700m(2296フィート)であることから、いかに標高が高いかわかるでしょう。では、「標高が高くなれば、うまくなるのか」という疑問はあると思いますが、当然「環境」という要因は、熟成に影響を与えます。
 
3倍早く熟成が進む特異な環境
 ウイスキーは樽を通して呼吸をしており、エンジェルシェアを見ると、本場スコットランドでは2~3%、米国ケンタッキーでは12%、対してインド「バンガロール」では10~16%という高い数値になります。これは「それだけたくさんの蒸散・呼吸・濃縮を繰り返している」という証拠です。一言で言えば、「この極めてユニークな立地条件で作られるウイスキーは、通常のスコッチウイスキーよりも熟成が早く進む」ということであり、一説によると、3年物が10年物と同等の熟成度合いを誇るそうです。
 また、原料にもこだわっており、大麦はヒマラヤ山脈の清涼な丘陵地帯で、昔ながらの伝統農法を用い耕作された麦を使用、香り付けに使うピートはスコットランドのインバネス産の物を使用しています。
ジム・マーレー氏が大絶賛。
「世界第3位のウイスキー」とまで言わしめた「高品質ウイスキー」
 なお、製品において貫かれている思想は、「モルト・ウイスキー本来の持ち味を大事にする」こと。したがって、冷却濾過を行わず“機械化よりもむしろ人力”を合い言葉に、1本1本手作業でボトリングされています。これらの丁寧かつ実直な仕事ぶりが味に影響しないわけが無く、この味に惚れ込んだのがロビン・トチェック率いるブラックアダー社です。「自然の恵みそのままをボトリングする」という信条を持つ氏の目には、「パートナーにふさわしい相手」と映ったのでしょう。ブラックアダー社では、最初に4年間インドで熟成し、後にスコットランドへ運びオーク樽で更なる熟成を行ってからボトリングを行いました。その結果は明白です。アムルット・ブランドはオフィシャルも含めてヨーロッパ市場で瞬く間に高い評価を獲得しました。特に、ウイスキー・エキスパートの第一人者である「ジム・マーレー」氏がその著作「ウイスキー・バイブル2010年度版」(写真)にて“アムルット・フュージョン”を「世界第3位のウイスキー」とまで絶賛し100点満点中97点のスコアを得たことは快挙と言えるでしょう。
 
受賞歴多数。ヨーロッパが認めるブランド
 その他にも「モルト・マニアックス」や「IWSC」にて高評価。銀賞、銅賞など受賞履歴は枚挙にいとまがない程です。舌の肥えた欧州のモルト愛好家が認めた逸品、それが、「アムルット」なのです。


熱帯の天使は大酒飲み
ブラックアダー社とか、ジム・マーレーとかウイスキーを嗜む者ならビビるぐらいの大物たちに愛されるウイスキーなんですね。確かに自然な状態のウイスキーを提供しようとする姿勢、これは尊敬に値するものです。

saketryで書かれているように、緯度の低い=熱帯の地域の方が「天使の分け前」が多く、ウイスキーの熟成が早いということは台湾のKAVARAN(カヴァラン)蒸留所などでも言われていることです。つまり、赤道に近い天使は大酒飲みということです。という事実を考慮すると、インディアンウイスキーは、スコッチのように3年以上じゃないと「ウイスキー」として世に出せないといった縛りから解放されてもいいような気がしますが・・・。


インディアンウイスキーの革命児
ってことを思ったので、インディアンウイスキーの定義を知りたくなって、wikipediaを見てみると、次のように書かれていました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC
特に英語圏でインディアン・ウイスキーと呼ばれるインドにおいて生産されるウイスキーについて述べる。インドで「ウイスキー」と表記されている蒸留酒は一般的に、発酵した廃糖蜜から蒸留された中性スピリッツに10‐12%ほどの少量の伝統的な意味でのモルト・ウイスキーを混合したものである。インド以外では、このような飲料はラムとして表記されることが多い。スコッチ・ウイスキー協会の2013年の報告によれば、欧州連合 (EU)と異なり、「インドにおいてはウイスキーの分類に関する従うべき定義は存在せず、インド国内の自発的な基準ではウイスキーを穀物から蒸留する必要も、熟成させる必要もない。廃糖蜜や中性スピリッツの使用、(もしあるとしても)限定的な熟成、そしてフレーバーの使用により、EUにおいてウイスキーと認められるインドの『ウイスキー』はわずかである。これらのスピリッツは、もちろん、本物のウイスキーとくらべて相当安い値段で生産できる」。インドで消費されるウイスキーの90%が廃糖蜜をベースにしたものであるが、全てがモルトやほかのグレーンから蒸留されたウイスキーも製造・販売されている。
なかなかにユルイ笑

しかし、このゆるーいインディアンウイスキーの中で、シングルモルトの高級ウイスキーを作った革命児、これこそがアムルット蒸留所なのだ!!

ボトルを入れる缶に書かれた説明によると、"AMRUT"の意味はサンスクリット語に紀元があり、「命の万能薬」という意味だそうです。

なかなかにゆるいインディアンウイスキーの中で、本格的なシングルモルト・ウイスキーを作り出したアムレット蒸留所。感服いたしました。


エレガントでありスパイシー
さてさて、いつになく長い前振りが終わりいよいよ私個人によるテイスティングコメント笑

香り
樽、バター飴、ナッツ、(てかスコッチでは?)


バター、キャラメル、ナッツ、スパイシー、上品で軽やかなピート感、まろやか

余韻
丸い、おだやか、心地よい、エステリー

といった感じで総じて「エレガントでありスパイシー」な印象。ピート感をめっちゃ感じたい人には別におすすめしない。が、上品なシングルモルト・スコッチ・ウイスキーを飲みたい方にはおすすめ。間違いなく美味。年数表記をしていないあたり、おそらく10年には満たない年月なんだろうけども、確かにスコッチの12年や15年くらいには相当しそうな気がする。

ながーく残るエステリー感は流石。ジム・マーレーも唸るわけだ。





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