2017年11月4日土曜日

praparat.定期コンサート

本日は横川駅目の前、西区民文化センターにて行われたpraparat.さんの定期コンサートを観てきました。振り返ってみると、昨年の7月以来です。一人のお客としてpraparat.さんを観たのは。今年の夏、「なつみかん」のギター演奏で参加させてもらったライブを除くと。


オフィシャルページから勝手にパンフを拝借しました。
午後2時からの1時間。2階スタジオで行われたコンサートは、全10曲。インスト7曲、歌もの3曲といった構成。夏の曲から始まり、最後は春の曲で終わるという四季の流れを感じることができる楽曲の流れ。打ち込みの音と、クラシックギターやエレキギター・パーカッション・ドラム・リコーダー・コーラス・グロッケン・トロンボーン・アルトサックス・ユーフォニアム・口笛といった楽器たちの生演奏。この組み合わせはなかなか。広島では唯一無二と言ってしまっても過言ではないのではないでしょうか。

鬼才・小方祐馬が作曲した曲たちは、風や水といった自然とリンクする旋律。今回は、バックスクリーンに映像を流しながら演奏する楽曲とかもあり、視覚的にも楽しませてもらいました。

個人的に「memories」という楽曲が好きで、今日も演奏してくれてましたが、この曲の時に小方氏が「死にかけていたときにできた曲」と言っていたのが印象的でした。他にも数曲、死にかけていたときにできたものがあったみたいですが、全体的にそういう「死にかけていたとき」の曲が好きです笑

10曲中3曲が歌ものということもあって、今回は小方氏の世界観が言語化されて、より伝わりやすいコンサートだったように思われます。温かみのある人間として感じることができたといいますか。いや、普段の彼は非常に人間味溢れているんですけどね笑

そして最後に演奏された「桜風峠」は、今回のステージで、一番生演奏の楽器の数が多かったというのもありますが、壮大なスケール感のある楽曲だと思いました。大人数で1つの楽曲を演奏すると、当たり前って言ってしまえば当たり前なんでしょうが、ドカンとくる音の厚みに心を打たれます。力強く、また温かくて分厚い音が塊となって魂に直接訴えてくる、とでもいいましょうか。


YOUTUBEに昨年のライブ映像があがっていましたので、ぜひご覧ください。

今後ともより一層頑張って、そのスケール感をバンバン出していってほしいと感じた、そんな1日でした。

P.S.ウイスキーについて


Blair Athol aged 12 years 
ブレア・アソール12年 
南ハイランドのシングルモルト。UD社「花と動物シリーズ」より。カワウソが描かれたパッケージ。シェリー感が強いですが、スモークっぽさもあってなかなかフルボディなインパンクのある飲みごたえ。スモークっていっても「ピート」って感じではなく、あくまで「スモーク」ですね。燻製みたいな感じ。香りはチェリーとか杏っぽい甘い果実感。胡椒みたいなスパイシーな後味もグッド。メインのウイスキーというより、お口直し的な一杯にもってこいの1本かと。

今年も残り2ヶ月。そろそろ、ウイスキー of the yearの選考も始めないと。年々、飲んでいるウイスキーのレベルが上がっているような感もあって選考が難しい。この企画も今年で5回目。節目を迎えるわけです。これからもただの飲み助ではありますが、引き続き優しい目で見守っていただければ幸甚です。