2017年11月5日日曜日

ドライブ 安芸太田町

息子の風邪が治りかけ、熱は下がったけれど咳がまだ続いている、ってことで予定していたみかん狩りを延期して、今日は昼までゴロゴロ。息子も少し元気になり、いやそれ以上に家に一日中いられない私の病気(笑)が発症してしまいちょっとドライブをすることに。

11月の紅葉シーズンってことで、安芸太田町へ。
筒賀の大銀杏を臨みに行ってきました。正直、今日の今日までこんな名所があることを知らなかったわけで。


大歳神社で保全されている、樹齢実に1100年という大銀杏。その偉大さに心洗われました。こんなに大きな見事な銀杏を見たことは本当に今まで一度もない。この地に住まわれる人々の篤い信仰心もあって、ずっと守られてきた大銀杏。その壮大さ、美しさはまさにカメラに収まりきらないものでした。まだ緑の葉も結構残っていたので、本格的な紅葉シーズンはまだ先のようです。が、今日も結構な人々が訪れていて、有名なんだなー、けど全然知らなかったなーと改めて感じたそんな1日でした。


そして、安芸太田町といえば井仁の棚田ってことで、もう稲刈りも終わった棚田へ足を運びました。棚田はそれはそれは美しく、ここに稲穂がたわわに実っていたらそれはそれは美しいことこの上ないだろうと思わずにはいられない、そんな素敵な日本の原風景でした。棚田の周りにはたくさんの柿の実が成っていて、これまたビューティフル。


息子もはしゃいでおりました。なんというか、私はこういう風景を観ると落ち着くんです。根が田舎もんなんで笑 ずっと変わらず人が守ってきたものとか、受け継いできたものとか、そんな文化に触れたりすると心がきゅんと洗われるんですね。

P.S.ウイスキーについて


Longmorn 2002 (Bottled 2016) by GORDON&MACPHAIL 
ロングモーン2002 ゴードン&マクファイル

老舗ボトラー・ゴードン&マクファイルさんからの一本。14年もの。贅沢な味わい。ノンピートなシェリー。林檎やパイナップル・マンゴー的な果実味。シガー&茶葉みたいなニュアンスに深みを感じます。タンニンっぽさも後味に。ホワイトチョコとシナモン、うっすらスパイシー。素晴らしいですね。ここまでいろんな甘みを一斉に与えてくれるウイスキーも珍しいと思います。後味はバタートーストみたいな。素敵すぎる。Longmornとは英語にすると"Place of the holyman(聖人の場所)"という意味だそうです(土屋守著・シングルモルトウィスキー大全より)。飲みやすいかと言われるとそうとは思いませんが、ウイスキーの深みを知るのに最適ないろんなニュアンスを感じさせてくれる一本だと思います。はっきり言って大好きな一本です。これは忘れられないですね、きっと。今年のウイスキー of the yearのトップ3に食い込むこと間違いなし?って感じです。それでは。