2016年1月31日日曜日

praparat. 『portfolio 2016』

早いもので2016年も今日でまる1ヶ月。明日から如月となるわけで、今日ドライブしてふと梅が咲いていることに気づきました。冬らしくなってきたなーって思ったのも束の間。もう春はすぐそこまで来ています。

さて、今日は大好きなpraparat.さんの新・無料アルバム『portfolio 2016』(2016年1
月22日リリース)について、勝手に語りたいと思います笑

praparat.さんのオフィシャルウェブサイト http://praparat.net/

小方くんとの出会いはかれこれ5年前になりますか。彼の作品が昔から本当に僕は好きで、言ってしまえば只のファンです。ホソミチコミチで「歓喜の歌」や「(no title)」のピアノを弾いてくれていたり、「季節外れの風鈴」で楽曲提供をしてくれ、またD:KSMTではレコーディングに携わってくれたりなど、多々付き合いもありますが、そんなことは考慮せず、只のファンです!!笑

今回のアルバムですが、曲順は次のとおり。
(以下、上記ウェブサイトより引用)


01. rails(2012)
02. memories(2007)
03. KAZEの唄(2005)
04. 「閼伽の水」メインテーマ(2012)
05. 雨水の調べ(2010)
06. いのり(2013)
07. concerto for yuki(2012)
08. 雲の通ひ路(2015)
09. Karst Load(2015)

クレジット:
All Music Compose, Manipulate, Recording, Mixing
Keyboard, Classical Guitar, Ocarina, Recorder)
by 小方 祐馬

[trac03,06,07]
Percussion:星田 孝憲
Whistling:篠原 新治
Alto Saxophone:内田 広平
Classical Guitar:三宅 隼人


全9曲で、2005年の曲から2015年の曲まで幅広いラインナップとなってます。
最後の2曲以外は、すべて以前から知っている(のはず・・・)曲ばかりでしたが、アレンジが以前とは違っていて、1曲1曲聴きごたえがありました。特に、「02. memories(2007)」という曲は以前から大大大好きな曲の一つですが、今回のアレンジはとっても濃厚な甘みとスパイシーさを兼ね備え、それでいてしつこくないドライフルーツみたいな。まるで、シェリーカスクをウイスキーのような仕上がりになっている。前回のアレンジと聴き比べてみたりもしてみましたが、前回のものはフレーズが際立っていた印象に対して、今回のアレンジはおしゃれなフレーズを活かしつつ、全体的にエキゾチックに盛り上げたそんな印象を受けました。

他の曲に関しても1曲1曲語りたいところですが、長ーーーーーくなりすぎるのではしょります笑

(僕にとっては)新曲の「08. 雲の通ひ路(2015)」「09. Karst Load(2015)」はまさに力作と言っていいんじゃないでしょうか。

「08. 雲の通ひ路(2015)」は、より緻密で繊細な表現力を持って、雄大な景色というか世界というか、森羅万象を表現するとでもいうか。人間の生物としての核心みたいなところに迫る感じがしました。「隙がない」というと安っぽいですが、それもまたこの曲の世界観の魅力だと思います。

「09. Karst Load(2015)」は、最後にほっこりさせてくれる"小方節"の唸る1曲。大冒険の匂いがするよね。

そんな素敵な9曲の今回のアルバムを、無料でどどん!!と公開中というこの事実。お見逃しなく。僕は早速、パソコンでダウンロードしてずーーーっと聴いています。今度、CDもちゃんともらう。必ず。



P.S.今週のウイスキー
Highland park aged 18 years


Highland Parkといえば、スコットランドで最も北にある蒸留所。オークニー諸島のメインランド島のカークウォールという町にあるそうです。調べてみるとHighland Parkに関する素敵な記事を発見。http://openers.jp/article/23135
シェリーカスクで18年過ごしたこのボトルは、独特の抜けの良いピートと、青リンゴの酸味を感じさせる素敵な飲み口。香りもピートの煙臭さがしつこくない程よい距離感を保ちながら誘ってくる。飲んだときにグッと深く来る感じも素敵。そして何よりも余韻がとても長く、甘さやスパイシーや煙やら、贅沢してるって感じにさせてくれる。以前に12年を飲んだことはあるけれども、やっぱり全然違う。12年もほんと美味いんだけど、その3倍以上うまい。こういう"本物"って言える作品がずーーっと残っていけることに微力ながら全力を注ぎたい。Highland Parkっていえば、大好きなThe Famous Grouseのキーモルトの一つ。やっぱり自分が好きなものってのは誤魔化せないなー。

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