2018年6月30日土曜日

Glenglassaugh Evolution


Glenglassaugh Evolution
グレングラッサ エヴォリューション(エボリューション)
50%

まずは武川蒸留酒販売さんの紹介文を引用。
http://mukawa-spirit.com/?pid=104943314

グレングラッサ蒸溜所は1875年、東ハイランドのマレイ湾に面した漁村ポートソイに創業した蒸溜所で、フェイマスグラウス、カティーサークのブレンド原酒として重宝されてきました。1986年に生産がストップし再開は絶望的と見られておりましたが、22年の休止後、2008年に生産を再開。そして2013年にはBenRiach Distillery Companyが新オーナーとなりました。 グレングラッサ エボリューションはテネシーウイスキー「ジョージ・ディッケル」の1stフィルの空き樽で熟成し、カスクストレングスでボトリングした限定商品です。香りは甘く、バターやバニラ、バタースコッチ、ファッジ、蜜の入ったりんご、バナナ、キャラメライズした洋梨、土っぽいココナッツです。味はクリーミーな舌触りで甘く、再びバタースコッチとバニラファッジで、バナナ、洋梨、青りんごがココナッツとアニスに先行して現れます。まだ未熟な部分はありますが、これからの進化を期待させる充分な酒質を感じることできます。

という紹介がされています。
グレングラッサは、大好きなフェイマスグラウスの原酒としても使われているシングルモルトだそうで。位置もスペイサイドにギリギリ入っていない東ハイランドの海近く。

バンフとバッキーの間にある漁村ポートソイにあるそうです。

ロゴに描かれているシロカツオドリが、「海」の側であることを印象づけてくれます。

日本への輸入販売を行なっているアサヒビールの紹介ページから、このエヴォリューションに関する紹介文を以下引用。
https://www.asahibeer.co.jp/products/whisky_brandy/scotch/glenglassaugh/

テネシーウイスキーのファーストフィルのバレルで、6年以上熟成。選りすぐった樽をスモールバッチ、アルコール度数50%でボトリング。

他の「リバイバル」(スタンダード)や「トルファ」(ピーテッドタイプ)もそうですが、この「エヴォリューション」にも「ノンチルフィルタード」であり「ナチュラルカラー」であることが明記されています。

さて、説明が長くなってしまいましたが、肝心のテイスティングノートはというと・・・。

まず香りは、武川さんの説明でもあったように非常に甘い。しかし、グレンリヴェットのバーボン樽由来の味わいなどに比べてバニラやバナナみたいなニュアンスは少なく、色でいうと淡い。そんな感じ。爽やかではありますが、まだ深さはないという感じでしょうか。しかし、癖になるような面白みのある香りです。淡いんだけども、ココナッツや皮付きのバナナ、ミント、ライムといったニュアンスを感じます。

味わいとしては、ピリピリとしたスパイス感が舌に強く感じられる。バニラやライム、バナナの印象。後半にシナモン。塩味、塩っぽい滑り。

余韻はやはり爽やか。焦げ目のうまくついた朝食のパン。ビターなチョコレート。

総じて、なかなか素敵な一本です。2008年再開ってことは10年前ってことですね。10年物とか出すんでしょうか?かなり興味深い。個人的にかなり好きなシングルモルトかと。

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