輸入:ペルノ・リカール・ジャパン
こちらがオフィシャルサイト。
構成原酒の熟成にはバーボン樽とシェリー樽に加えて、アイリッシュオークとヨーロピアンオーク、アメリカンオークの新樽が使われているそうです。
ジェムソンは、世界で一番売れているアイリッシュブランド。昨年、日本ではバスカーに抜かれてしまいましたが・・・。
ジョン・ジェムソン氏が1780年にダブリンに創業したボウストリート蒸留所で作られていた銘柄で、1966年にIDC(アイリッシュ・ディスティラーズ・カンパニー)傘下になり1971年に操業停止。その後ダブリンのジョン・パワー社に引き継がれ、1975年からは新ミドルトン蒸留所で生産されています。
ということで、この一本も新ミドルトン蒸留所で作られたものであることはほぼ間違いありません。当蒸留所の現オーナーがペルノ・リカール社。
シングル・ポット・スチル
シングル・ポット・スチルとは、一つの蒸留所(シングル)で作られたウイスキーで、ノンピートの大麦麦芽(モルト)と未発芽大麦(バーレイ)を主原料にオート麦やライ麦、小麦などその他の穀物が原料。モルトとバーレイはそれぞれ30%以上使用、それ以外の穀物は合計で5%以下という条件がありましたが最近はもうモルト・バーレイの比率が下がったレギュレーションに変わったとか変わってないとか。
「ポット・スチル」のため、単式蒸留器での蒸留も求められますが、蒸留回数は規定されていません。通常は3回蒸留でこのジェムソンも3回蒸留です。
有名な銘柄としては、ジェムソン同様に新ミドルトン蒸留所で生産されており私も大好きなレッドブレストなどがあります。
私が思うところでは、独特のオイリーさ、重たさと複雑さがあります。このあたりがポット・スチル・ウイスキーの特徴かなと。 |
オイリーでジンジャー
香り
オイリー、オレンジの皮、花、メンソール、バニラ、ソーセージ
味
トフィー、若干ジンジャー、ウッディ、スモーキー
余韻
まったりと長い、若干スパイシー、オークのスパイス
ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはよりリッチ。味わいはスパイシーが際立つがはちみつのようなニュアンスも。
得点 92点
うむ。これは美味しいですね。個人的にシングル・ポット・スチルが好き過ぎるのかもですが・・・。若いといえば若いのですが、良いバランス感覚と仕上がり。これは皆さん、飲むべきですね。ウイスキー割も吉。
それでは皆さん、良い夜を。
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