2025年12月27日土曜日

Crimson Casks


Crimson Casks
クリムゾン・カスクス

スコッチ・ブレンデッドモルト
コンパスボックス社
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.46%
輸入:THREE RIVERS

オフィシャルサイトはこちら。

創業者であるジョン・グレイザー氏が同社を去ったのは個人的に大きな衝撃でした。2000年創業のコンパスボックスは新進気鋭と言うべき"SCOTCH WHISKY MAKERS"で、従来のブレンデッドやシングルモルトとは一線を画した画期的なアプローチで業界に一石を投じている会社です。「コンセプト・ウイスキー」なる言葉が流行するほど、各々の「コンセプト」に応じた原酒構成で作られたブレンデッド(主にブレンデッドモルト)やブレンデッドグレーンなど個性、そしてデザイン性あふれる製品を数多く世に送り出してきました。

個人的にも2014年に購入した「スパイス・ツリー」以来、かなり贔屓にしているブランドであります。

https://d-ksmt.blogspot.com/2014/11/blog-post.html

2019年には「ダブル・シングル」で新年を迎えるなど、思い入れのあるボトルもたくさんあります。

https://d-ksmt.blogspot.com/2019/01/the-double-single-compass-box.html

そんなジョン・グレイザー氏が去った後のコンパスボックス社はこれまで同様に「スコッチウイスキーメーカーズ」としてマニアの心をくすぐる商品をリリースしつつ、新たな定番品なども生み出しています。

"CORE COLLECTION"と名付けられた同社の定番品は現在のところ次の4品。

・Nectarosity ネクタロシティ
・Crimson Casks クリムゾン・カスクス
・Orchard House オーチャード・ハウス
・The Peat Monster ザ・ピート・モンスター


「オーチャード・ハウス」「ザ・ピート・モンスター」は以前からリリースされていたボトル。(「ネクタロシティ」と「クリムゾン・カスクス」ももしかしたら以前からある????)

正直言うと、途中コンパスボックスを追えていなかった時期が個人的にあるため判然としない部分があることは否めませんが"CORE COLLECTION"なる4品が揃ったのはここ最近のことと思われます。

それにしてもオフィシャルサイトの芸術性あふれるイメージは、以前にも増して強くなっている印象です。やりますね笑


そしてコンパスボックス社の決定的にユニークな点は全ての商品ではありませんが、ブレンデッドのレシピを公開していること。

これはかなり変態味があります笑

今回のクリムゾン・カスクスで言うと、以下のようになります。

・グレンマレイ蒸留所(リフィルレッドワイン樽) - 5.8%
・アベラワー村近郊の蒸留所(1stフィルオロロソシェリーバット) - 8.4%
・アベラワー村近郊の蒸留所(1stフィルオロロソシェリーバットフィニッシュ)-26.9%
・ベンリネス蒸留所(1stフィルバーボン) - 14.5%
・グレンマレイ蒸留所(1stフィルオロロソシェリーバット) - 31%
・ティーニニック蒸留所(1stフィルシェリーバット) - 6.1%
・ハイランド産ブレンデッドモルト(ヘビートーストフレンチオーク) - 7.3%

アベラワー村近郊の蒸留所とはどこなんでしょうか?マニアの心をくすぐりますね笑
候補になるのは、以下の蒸留所でしょうか?
・アベラワー蒸留所
・グレンアラヒー蒸留所
・ベンリネス蒸留所
・マッカラン蒸留所
・クライゲラキ蒸留所

ん〜・・・。ベンリネス蒸留所は「ベンリネス」と明記しているので違いそうです。アベラワー蒸留所は「アベラワー村近郊」って書くのかどうか・・・。マッカラン蒸留所やクライゲラキ蒸留所は距離的には近いですが、「アベラワー村近郊」って書くかなぁ??

・・・ってことで、おそらくグレンアラヒー蒸留所かアベラワー蒸留所なのではないか、と目論んでおります笑

が、大人の事情で伏せないといけない、ってことを考えるとマッカラン蒸留所も怪しい・・・。というか、一番候補な可能性もある・・・。

と、レシピを公開してくれているので非常に明朗であり、かつ少し伏せられた部分はこのように想像力を膨らませてくれるわけです。ドツボです笑


ボトルの表面には"SPICY","SHERRIRED","INTENSE"と書かれていて、「スパイシーでシェリーで激しい」と言うことが明記されています。

"CRIMSON"=真紅。という意味で、真紅の樽ということですね。

上のレシピを見ると、実に72.4%がシェリー樽、5.8%が赤ワイン樽で構成されています。単純に「シェリー樽が濃い」と表現して問題ないボトルだと思います。


チェリーとアプリコットがダークチョコレートに包まれてクリーミー
香り
ドライフルーツ、レーズン、ダークチェリー、スパイシー、ダークチョコレート、ジャム

シナモン、ドライアプリコット、ダークチョコレート、バタースコッチ、クリーミー

余韻
スパイシーで少しねっとりした余韻が長く続く

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはやや落ち着きのあるイメージでシェリー感が強まる。味わいはよりねっとりしたクリーム感が増す。余韻もやや重たい印象。

評価 B
この安定感のある味わいを「美味しくない」と表現することは難しいでしょう。ただ、思うことに個性という点では少し物足りなさが否めません。

定番品なので、この安定感は素晴らしいのですが、わざわざこのボトルを飲みたい、という動機づけを繰り返し訴求できるほどの個性はまだないような気がします。あくまでも、大好きなコンパスボックス社への過大すぎる期待です笑

間違いなく美味しい一本ですので見かけた際は是非トライしてみてください。


それでは皆さん、良い夜を。

D's Whisky Notes、応援よろしくお願いします!


ウイスキーランキング

にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントはこちらから。