2016年9月1日木曜日

Johnnie Walker Green Label is here!!


今週のウイスキー Johnnie Walker Green Label
2012年秋。ジョニーウォーカーは、ディアジオの子会社になり、ラベルの見直しでグリーンは廃止された。僕の大好きなウイスキーがなくなるだって!?とてもショックを受けた出来事だった。おそらくは僕のウイスキー史上、指折りの大事件だった。それから4年。グリーンラベル復活!!

ってことで早速買いましたよ。ブレンデッド・モルト・ウイスキーの15年もの。キーモルトとして紹介されているのは次の4モルト。

1.タリスカー
2.リンクウッド
3.クラガンモア
4.カリラ

この4つの名前を見ただけでも鳥肌ものだけれど、それらが絶妙なバランスでブレンドされているという事実。本当に生きてて良かった。こんな嬉しい再会はなかなかない。

さて、肝心なお味の方はというと、それこそ僕の言葉で何を表現していいのか。
上の4モルトは、1つ1つを掻い摘んでしまえるほど、個性が際立っていてよく伝わってきます。骨格を形成しているのはクラガンモアかな。と思いつつリンクウッドもパンチ力があるし、やっぱりタリスカーが重要な位置を占めているような。でもそれらをぐっとまとめているのがカリラ。そんな印象があります。複層的で、編み込まれたバランス感覚。やっぱり、大好きだったウイスキーってのは特別なものがありますね。雷鳥さんに浮かれていた最近の自分を省みるような、元サヤとでもいうのか。古いアルバムを読み返しているような気分でもあります。

風景だったり、自分の写真だったり、家族の写真だったり。同じものを見ても、見ている自分の年齢や精神状態なんかで感じ方はまったく違うもの。このグリーンラベルを久しぶりに呑むと、なぜだかそんな気分になってしまいます。

間違いなく、今年のウイスキー of the yearの一席に座るでしょう。カリラとタリスカーの優しいスモーキーフレーバーも心躍ります。そこにグッとくるシェリー由来(?)の甘さ。イチゴジャムのような感じはやはりリンクウッドによるものか。楽しいってのはこういうことなんだなと、改めて感じさせてもらいました。感謝の最上級・サンキストですわ!