2026年8月30日日曜日

ウイスキーラベルに描かれた鳥②ザ・フェイマス・グラウス その弍

 皆さん、こんばんは。

「ウイスキーラベルに描かれた鳥」企画、第2弾。

では早速。


クロライチョウ(Black Grouse) Tetrao tetrix
キジ目キジ科オオライチョウ属

同シリーズでその名前の通り「ブラック・グラウス」や「ザ・フェイマス・グラウス スモーキー・ブラック」ボトルラベルに描かれている鳥で、通常の「ザ・フェイマス・グラウス」とは違った「スモーキー=黒」という色分けを行っている。

この鳥の全長は雄55cm、雌43cm。ユーラシア大陸北部に広く分布する。スコットランドに生息するのは亜種L. t. britannicusであり、これはスコットランド、ウェールズ、北部イングランドに分布。つまりグレートブリテン島固有の亜種ということになる。ちなみにクロライチョウはアカライチョウ同様にスコットランドではハンティングの対象として法律で認められている。ハンターの間で、雄は”Black Cock”、雌は”Grey Hens”と呼ばれている。しかし、生息できる環境が年々狭まっている影響から生息数減少の懸念があり、狩猟には自主規制がかかっている状況だそうだ。




ライチョウ(Rock Ptarmigan)Lagopus muta
キジ目キジ科ライチョウ属

全長37cm。日本で「雷鳥」といえばこの鳥。高山に生息し、スコットランドでは北ハイランドやスペイサイドにのみ分布している。スコットランドに生息しているのは亜種L. m. millaisiでスコットランドのみに分布。ちなみに日本に生息しているのは亜種L. m. japonicaでこちらは日本固有の亜種である。驚くことに、このライチョウでさえスコットランドではハンティングの対象として認められている。日本では絶滅危惧ⅠBに指定されている本種であるが、実は世界的に見ると個体数は安定しており、”Least Cocern”(低懸念)に分類されている。同シリーズの中では、「ウィンター・リザーブ」※5 写真右や「スノー・グラウス」で採用されている。イギリスに生息する4種類のライチョウの中で唯一(というよりも世界に17種類確認されているライチョウ亜科の中でも唯一)、冬羽が全身ほぼ真っ白になる。一部、眼過線と尾羽に黒い部分が残るのみ。この真っ白い姿は、もちろん雪深い地域での保護色になるわけだが、「ウィンター」や「スノー」を連想させるのにぴったりな鳥とも言える。


以上、その壱と合わせて3種類のライチョウがザ・フェイマス・グラウス・シリーズに用いられている。3種類ともにハンティングの対象で、グラウス・シューティングのターゲット。特にメインターゲットであるアカライチョウがラベルで使用されている種類や頻度が最も高く、派生品である「ブラック・グラウス」などでクロライチョウ、「スノー・グラウス」などでライチョウが使用されている。これらは、「黒」と「白」を明確に特徴づけており、同シリーズの幅の広さを印象付けるのにとても効果的な働きをしている。

こんなテンションでだらっと続きます。乞うご期待笑


それでは皆さん、良い夜を。

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