Berry Bros. & Rudd Small Batch Linkwood 2009
ベリー・ブラザーズ&ラッド スモールバッチ リンクウッド2009
スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
カスクタイプ:ホグスヘッド
瓶詰:2021年
バッチNo.1
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
46%
輸入:ウィスク・イー
王室御用達のロンドン老舗酒商
ベリー・ブラザーズ&ラッド社は、個人的に昔から大好きなボトラーズ。1698年創業の老舗ワイン&スピリッツ商。ロンドンのセントジェームズ・3番ストリートに所在。
王室御用達としても有名で、現在でも王室にワインを届けており、2つのロイヤルワラントを所持。
ウイスキーでは「カティサーク」を作ったことでも知られています。
※現在、カティーサークのブランド権は、ラ・マルティニケーズに移っています。
「ブルーハンガー」は最高に美味しい同社のブレンデッドモルト。ブルーハンガー9thリミテッド・リリースは、当ブログのWhisky of the yera 2018で金賞を受賞しました。と言うことで、個人的に超好みです笑
スコッチのボトラーズ事業に参入したのは2002年。グレンロセスをシングルカスク、カスクストレングスでボトリングした新シリーズ「ロニーズ・リザーブ」は、置いている店があれば教えてほしい。すぐにでも駆けつけて飲みたい、憧れのボトルです。
ロンドン・ドライ・ジンの"No.3"も同社の商品。同社の応接室の鍵をモチーフにした独特なボトルと、(私は非常に美味しいと思う)バランスの良い味わい。最近、この鍵の素材がちゃちくなってしまったと言って話題です笑
"Meady and honeyed, sweet banana"
"mead"(ミード)とは蜂蜜酒のこと。蜂蜜酒っぽく、かつ蜂蜜のよう。そして甘いバナナ。
それがこのボトルに書かれている味わいの特徴です。
リンクウッドといえば、これまたスペイサイドの「トップドレッシング」の一つ。2016年に福岡のBar Dramさんで飲んだLinkwood 26 yo THE SCHOOL OF MALT Dave Broomの「いちごジャム感」が忘れられません。もう、虜www
蒸留所の仕込み水は、ミルビュイズ湖近くの泉。この湖に飛来するコブハクチョウが描かれた花と動物シリーズのボトルも印象的です。
限りなくスウィート、加水すると焦げ目がつく
香り
パイナップル、青リンゴ、ドライフルーツ、ビスケット、蜂蜜、ココナッツ、アールグレイ、オーク
味
蜂蜜、マンゴー、メロン、バナナ、ミント、クローヴ、トースト、トフィー、バニラ、アーモンドナッツ
余韻
非常に長くて甘い、やわらかくトロける、少しヒリヒリ3段階に押し寄せてくる甘味の波
ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは少し焦げた感じを帯びキャラメリゼ。焼きバナナ。プディング。味も少々苦味を帯びる。全体的なフルーツ感は健在。余韻は相変わらず長い。ヒリヒリはやや弱まる。
レーダーチャート
得点 93点
これは美味しいですね。あまり文句のつけようがない。強いて言えば、もっといろんな顔を覗かせてくれると最高だったかも。でもシングルモルトですからね。本当に十分満足できます。価格的にもお手頃かも。まさか、コスパ最高!?笑
それでは皆さん、良い夜を。
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