Compass Box Orchard House
コンパスボックス オーチャード・ハウス
スコッチ・ブレンデッドモルト
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
46%
輸入:THREE RIVERS
第2弾レシピ
毎度毎度、面白いコンセプトでブレンデッドモルトやブレンデッドを中心にリリースしているコンパスボックス。ジョン・グレイサー氏が2000年に設立。これまでに我が家にも色々なボトルがやってきておりますが、それぞれ特徴が明確に出ていて、かつ素晴らしいバランスっていうのが特徴的。ボトルのデザインも断トツでオシャレ(諸説あり)。
2021年のレシピと、2022年のレシピがどうやら違うようで。というのも、こういった「レシピ」を公開しているってのもコンパスボックスのオリジナリティ。
レシピを書き写すと以下の通り。
第1弾 2021.7.20
リンクウッド:1stフィルバーボン 39%
クライヌリッシュ:1stフィルバーボン 29%
ベンリネス:1stフィルバーボン 20%
アベラワー村近くの蒸留所:オロロソシェリー 8%
ハイランドモルト・ブレンド:フレンチオーク 2% ※グレンマレイ、バルメニャック、トマーティン
カリラ:1stフィルバーボン 2%
第2弾 2022.1.18
リンクウッド:1stフィルバーボンA 24.9%
リンクウッド:1stフィルバーボンB 14.2%
クライヌリッシュ:1stフィルバーボンA 30.6%
クライヌリッシュ:1stフィルバーボンB 6.4%
ベンリネス:1stフィルバーボン 12.6%
アベラワー村近くの蒸留所:オロロソシェリー 6.6%
ハイランドモルト・ブレンド:フレンチオーク 2.4% ※グレンマレイ、バルメニャック、トマーティン
カリラ:1stフィルバーボン 2.4%
ちなみに今回飲んでいるのは第2弾です。以前、第1弾はバーでいただいたことがあります。当時から「Orchard = 果樹園」の名の通り、果実感が強くてジューシーな印象がありました。
レシピを並べてみると、マイナーチェンジという感じで、大きく変わっているという訳ではなさそうですが、このあたりにもSCOTCH WHISKYMAKERとしてのこだわりを感じますね。
そして、「アベラワー村近くの蒸留所」というのが気になります。
アベラワー、マッカラン、クライゲラヒ、グレンアラヒー、ダルユーインのどれかですかね。地図で見る限り。でも「アベラワー村近く」と言ってますからアベラワーではなさそうです。
世の中的に名前を伏せて出した方が良いとなると、マッカランかグレンアラヒーかな??とか言う性格の悪い読みをしてみたり笑
いずれにせよ、全体の88%以上を占めている(第2弾の場合)のが、リンクウッドとクライヌリッシュ、ベンリネスですから、この果樹園的な印象はこの3つの蒸留所が主体としてもたらしているものと考えて差し支えないでしょう。
香り
洋梨、青リンゴ、桃、ラズベリ、バラ、ヘザー、かすかにウッディ
味
熱帯系のフルーツ、ビスケット、チョコレート、バニラ、シナモン、軽やかにはずむスパイス
余韻
非常に長い、少しヒリヒリ、後半にかけてスモークが優しく全体をまとめ上げる
ドロップ・アップ(1滴加水)
少し土っぽい香りが加わる。味わいはウッディさが目立つ。余韻は短くなりヒリヒリが増す。ということで、加水しない方が良いwww
レーダーチャート
得点 90点
うん、やはりコンパスボックスは美味しいですね。ただ、予想以上に「甘さ」ではなく「フルボディ」感というか、全体的な「ウイスキーとしてのクオリティ」の高さ、飲み応えが印象的。さすがですわ。
それでは皆さん、良い夜を。
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