2023年3月11日土曜日

BAR:西宮 焼鳥こにしさんにて

西宮・焼鳥こにしさんにて。


ゴードン&マクファイルの2本を飲み比べさせていただきました。どちらもLost Distillery(Closed Distillery)です。



Dallas Dhu 1982
ダラスデュー1982

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド・フォレス地区 / 閉鎖)
ゴードン&マクファイル社
蒸留:1982
瓶詰:2007
40%

ゲール語での意味は「黒い水の流れる谷」。1898〜1983年まで操業。設計はチャールズ・ドイグ氏で、創業当時は「ダラスモア」と呼ばれていたそうです。

閉鎖された当時の所有者はDCL社で、「スコットランド歴史的建造物および記念碑保存委員会」に蒸留所を寄贈。現在、モデル蒸留所・博物館として一般公開されているそうで、訪れてみたい蒸留所の一つであります。

テイスティングメモ
マイルド水
柑橘
モルティ
サラサラしたクリーム
後半にスモーク
長いスパイス
カスタード
ミルク

特に、「粉っぽさ」と「ミルキィ」な特徴が印象的でした。グラスに注いでいただいた直後は、花っぽいんですがどんどんクリーミーでミルキィな感じになっていく。それとは対照的(?)に、口に含むと「粉ミルク」みたいな感じで。こういうアプローチのものは、あまり飲んだ記憶がなくてすごく新鮮でした。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

G&M ダラスデュー 1980 700ml
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Glenury-Royal 1984
グレンユーリーロイヤル1984

スコッチ・シングルモルト(東ハイランド / 閉鎖)
ゴードン&マクファイル社
蒸留:1984
瓶詰:2010
43%

1825〜1985年操業。地元の農場経営者ロバート・バークレイ氏が創業。1953年からはDCL社が所有者に。"Glenury"とは「ユーリー谷」の意味だが、実際はコーウィー川のほとりに所在。3箇所しかない"Royal"を冠する蒸留所の一つで、時の国王ウィリアム4世(在位1830〜1837年)からロイヤル・ワラント(王室御用達の勅許状)が授けられた。

ウィリアム4世は、ロイヤル・ブラックラに「ロイヤル」を与えた人物でもある。もう一つの「ロイヤル」、ロイヤル・ロッホナガーは1848年にヴィクトリア女王からロイヤル・ワラントを授かっており3蒸留所の中では最後ということになる。

テイスティングメモ
ど甘シェリー
オーキー
スパイス
ドライオレンジ
ダークチョコレート
アーモンドナッツ
湿気
アンティーク家具

こんな贅沢な機会をいただき、改めてありがとうございました。まだまだ恐ろしいボトルがたくさんあるお店です。また遊びに行きます笑


それでは皆さん、良い夜を。

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