2021年9月15日水曜日

アードベッグ飲み比べ Ardbeg Uiageadal & Anoa

いったいどれくらいバーに行ってないんだろうか・・・。って仕事で7月12日、13日にバー廻りましたね笑

と言ってもやはりそれくらいで。緊急事態宣言や蔓延防止が広島でも長引いてまして。プライベートで最後に行ったのはいつになるんだろうか?もともと家飲み派なので、そんなしょっちゅうバーに行っていたわけではないんですけどね。

やはり、バーでしか味わえないものってあるんですよ。雰囲気もそうですけど、美味しいカクテルとか。

ウイスキーをストレートでしか飲まないんだったらあまり関係なくね?って思われるかもしれませんが実際そうでもなく。

例えば1本1万円とか2万円するボトルとか、オールドボトルとかはなかなか個人では手が出せない。それを1杯1,000円〜でトライできるってのは素敵な贅沢ですし、バーならではの楽しみ方ですよね。

何度か通ってマスターとも仲良くなってくると、ハーフサイズで提供とかもしてくれたり。普段買わないよなーって高価なぶどう(シャインマスカットとか)やいちごなんかを摘みながら飲めるって言うのも最高のひと時。

あとは個人的にオーセンティックバーが好きなので、静かな空間でのんびり、ウイスキーとだけの時間を楽しめるってのも魅力です。マスターに色々教えてもらえるってのも楽しいですし。

さて、前置きが長くなりましたが、今回はアードベッグの飲み比べをしてみたいと思います。と言うのも、広島市中区胡町にあるyamatoya winesでウイスキーの量り売りサービスがありまして。アードベッグのウーガダールとアンオーを45mlずつ購入してきたわけです。

どちらもなかなか高価なシングルモルトなので、ボトルで購入して並べようと思う躊躇してしまいますが、それが45ml(90mlというのも選べます)で購入できるんですからね。価格も実際にバーで提供されるくらい(より多分安い)。家でバー気分を楽しむにはもってこいです。

しかもこのサービスは最初ボトル代100円(1個当たり)かかるんですが、以降はこのボトルを持っていけばボトル代は要らないんです。素敵だ。

yamatoya winesさんのオフィシャルサイトはこちら。


ん?なぜ、アードベッグなのかって??
煙ったいのが飲みたくて堪らなくなったからに決まってるでしょう笑
やっぱアイラモルトは定期的に禁断症状が来るんですよねーーーー。。。

アードベッグのオフィシャルサイト。

オフィシャルサイトによる2種のプロフィールは以下の通り。

An Oa アン・オー
3種の樽(バーボン樽、PXシェリー樽、新樽)の原酒を、時間をかけてゆっくりとなじませることによる、角の取れた丸みのある味わい。スモーキーさと甘さが同居する複雑さが特徴です。

Age : 非公開 / Strength : 46.6% (ノンチルフィルタード) / 樽 : アメリカンオーク(元バーボン)樽、PXシェリー樽、アメリカンオーク新樽

COLOR 明るいゴールド色
NOSE まろやかでスモーキー。林檎の木を燃やしたような香りと、トフィーやアニスシード、糖蜜やデーツのクリーミーなノート。桃やバナナのみずみずしい果実香。加水すると、ライム、松ヤニ、ウイキョウ、石鹸、タールといった、アードベッグ独特のアロマが現れる。香りの良いロウソクのような、優しいワクシーさとクリーミーさ。スモークしたハーブ。潮っぽい海と海藻の香りが最後に現れる。
PALATE なめらかでクリーミーな質感。シロップのような甘さ、ミルクチョコレート、糖蜜のトフィー、アニスシード、オレンジ、スモーキーな紅茶の葉、ナツメグやシナモンなどの甘いスパイス、葉巻の煙、グリルしたアーティチョークの風味が現れる。ウッディーさと優しいナッティーさが終始感じられる。甘いフローラルなトーン、ミントトフィー、ビスケットのような優しいノート。
FINISH 魅惑的で濃厚な長い余韻には、アニスシード、ヒッコリー、かすかなスモークを感じる。 
名前の由来
「アン・オー」アイラ島南西部にある岬Mull of Oa(オーの岬)に由来。荒波に削られて丸くなったその地形のように角の取れた丸みのある味わいと、岬を境界線に大西洋の荒波と静かな入り江が出会うようにスモーキーさと甘さが同居する複雑さが特長。



Uiageadal ウーガダール
シェリー樽熟成の原酒をブレンドし、甘さとスモーキーさの絶妙なマリアージュを実現しました。仕込み水の湖の名前のウーガダールとは、ゲール語で「暗くて神秘的な場所」の意味。2009年ワールド・ウイスキー・オブ・ザ・イヤー受賞

Age : 非公開 / Strength : 54.2% (ノンチルフィルタード) / 樽 : アメリカンオーク(元バーボン)樽、ヨーロピアンオーク(元オロロソ・シェリー)樽

COLOR 濃厚なゴールド色
NOSE 第一アロマは、クリスマスケーキ、クルミのオイル、潮、スミレ、杉、松葉。くすぶった炭火やなめした革の香りがあたたかさを感じさせる。
スモーキーさの中から、糖蜜のトフィーやチョコレートでくるんだレーズンなどの甘みが顔を出す。加水すると、スモーキーさが強調され、フランベしたクリスマス・プディングを思わせる香り。タールやディーゼルオイルの懐かしい香りに、スグリやベークドバナナ、クルミパン、モカ・エスプレッソの香りが加わる。
PALATE 口の中を覆うような豊かな味わいと質感。甘さとスパイシーさとスモーキーさが絶妙なバランス。クリスマスケーキのような甘みが舌に溶け込む。はじけるようにスパイシーでスモーキーな風味に、蜂蜜がけした燻製料理や糖蜜の贅沢な味わいが出会い、上質なモンテクリストの葉巻のように、奥深いスモーキーさと豊かな風味が幾重にも重なり合う。
FINISH 余韻は驚くほど長く、レーズンやモカの深い余韻が、豊かなスモーキーさと見事に調和する。 
名前の由来
「ウーガダール」仕込み水の採水を行っている湖の名前で、「暗くて神秘的な場所」という意味。この湖の水はピートの地層を通ってきたため、黒っぽい。




ここからは個人的に飲み比べて勝手に書いていきます。あー長かった笑

アン・オーの方が薄く明るい琥珀色。ウーガダールは少し赤みがかって見えます。

香り
どちらも煙くさい笑 アン・オーの方がマイルドな感じ。潮っぽさが強い。針葉樹林の中。スギとかヒノキ。ウーガダールはミントやベリーのニュアンスを感じる。木の実。そして炭火。チョコレートも。

アン・オーはヒリヒリ。滑らかな舌触り。後半にかけてとてもスモーキーだけどマイルド。ウーガダールは度数が高いってのもあるんですが、最初から結構鼻を一気にスモーキーが駆け抜けていく。キャラメルみたいな甘さが口の真ん中あたりを奥に向けて走っていく。後半にかけて枯れ木のニュアンスと共に、瑞々しい印象でよく管理された森の中を感じる。スパイシーなヒリヒリ感は終盤出てくる。

余韻
アン・オーは鼻から心地よく抜ける。駆け足気味だけどしっかり長い。スモークは薄いけどもしっかりとある。ウーガダールはまた鼻の奥をドンとスモークが優しく襲ってくる。ジャーキーを食べた後みたいなスモーキーでミーティーな感じが続く。ブラックコーヒーみたいな印象もある。

ドロップ・アップ(1滴加水)
アン・オーの香りは樽の木って感じが強調される。味は炭っぽいニュアンスが強まり、バランスはやや崩れる。ストレートの方がマイルドな味わいを楽しめるかな。余韻はよりあっさりになった。ウーガダールの香りは逆に瑞々しさが増して甘い印象が強まる。味は少しマイルドに落ち着く。レーズンやダークチョコレートが前に出てくる。余韻もストレートのようなドンッとくる感じは弱まるが非常に長くスモーキーを楽しめる。

って感じですかね。さすがはアードベッグですね、どちらも非常に美味。特にウーガダールは余韻の長さという点でも逸品というべきボトリングですね。世界が熱望するアイラ、さすがです。

たまにはこんな飲み方もありですねー。それでは。




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