前回に続きまして、ジャパニーズのクラフトウイスキーの中から、運よくテイスティングできたものを紹介します。
嘉之介2021 FIRST EDITION
https://www.sasesaketen.com/products/detail/3893から |
嘉之介とは、鹿児島県の小正醸造株式会社が手がけるクラフトウイスキー。小正醸造の米焼酎「メローコヅル」で使用したアメリカンホワイトオーク樽を用いた熟成が特徴。
以前飲んだ嘉之介ニューボーンhttps://d-ksmt.blogspot.com/2019/03/blog-post_16.htmlが非常に美味しかったので、個人的に非常に楽しみにしていた1stリリースでした。
が、残念ながら結果は期待はずれ。メローコヅル由来の米感は感じられて美味しいんですが、妙に円まりすぎている。よく言えばマイルドなんですが際立ったものが何も感じられず。そして雑味もあり。。。非常に残念な結果でした。次回のリリースに改めて期待。
厚岸 SARORUNKAMUY
amazonから |
厚岸蒸留所は、以前からとても気になっていた蒸留所の一つ。北海道の厚岸町という道東にある蒸留所で、なんでも「スコットランドの伝統的な製法で、アイラモルトのようなウイスキーを造りたい」がモットーだそうです。
この「サルロンカムイ」は、アイヌ語でタンチョウの意味。タンチョウGrus japonensisは、ご存知の通り北海道の鳥にも指定されている北海道を代表する鳥。ツル目ツル科で全長140cm。日本で「鶴」といえば、このタンチョウを指すことがほとんどだと思います。
wikipediaから |
結論から言うと、今回厚岸のウイスキーを3種類飲みましたが、このサルロンカムイが個人的には一番美味しかった。バランスがとても良かったです。まー、単に鳥贔屓なだけかもしれません笑
白いボディに黒いネック、部分的に赤を入れたボトルデザインもタンチョウを表現しているのだと思われます。
ストロベリー的な甘さと程よいピート感がマッチしていました。
サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SWSC)2020で最優秀金賞を受賞したそうですね。それは頷ける結果です。
厚岸 寒露
寒露は、厚岸ウイスキー「二十四節気シリーズ」の第一弾。二十四節気の「17」で、秋の長雨が終わりを告げるころ、野草に冷たい露が宿り、本格的な秋の始まりの時期だそうです。 ピート・スモークが最初ガツンと来ます。ヨード臭も。ですが、割とあっさり引いて余韻は短い。個人的には「爆弾」です笑 |
厚岸 芒種
「ぼうしゅ」と読みます。「二十四節気シリーズ」の第三弾。「厚岸湾の潮騒を聞きながら育ったモルトで、初夏のひとときをお楽しみください。」とのこと。二十四節気の第9。6月6日ごろだそうです。初夏を感じさせる爽やかでビター、ピートの乗ったウイスキーと言ったところでしょうか。なかなか美味しい。でも個人的にはサルロンカムイが好きかな〜、鶴だしなー笑 |
続く。
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