The Speakeasy
Lowland Blended Malt
ザ・スピークイージー ローランド・ブレンデッドモルト
ブレンデッドモルト・スコッチ
ノンチルフィルタード
ダグラス・レイン社
46%
禁酒法時代のウイスキー・バー
武川蒸留酒販売さんの説明が非常にわかりやすいです。
「スピークイージー」は、1920年代~1930年代のアメリカの禁酒法時代の「秘密の酒場」を意味する言葉です。当時の人々は、禁 止されていたウイスキーを楽しむときにスピークイージーに足を 運び、誰の目を気にすることも無く気軽に会話をし、ウイスキーを 楽しんでいました。 裏ラベルには、こう記されています。 「スコッチウイスキーのブームだった当時はユニークでマジカルな時代 でした。そして、その1920年代~1930年代の本質を、我々のスピーク イージーは見事に表現していると信じています。禁酒法時代のアメリカで「もぐりの酒場」として名を馳せた"Speakeasy"は、橋口孝司氏の著書『ウイスキーの教科書』にも出てくるバーです。
<テイスティングノート>
香りは干草、バニラ、スパイシーなオー ク。味わいはフローラル、蜂蜜、シリア ルの甘み。フィニッシュは長くトフィー、 リンゴの花、ココナッツ。
私のような飲兵衛には信じられない、許されない法律www
日本向け専用のボトリング
さて、そんなザ・スピークイージーは、ダグラス・レイン社による"Exclusively Bottled For Japan"(日本向け専用ボトリング)という代物。正直言うと「なぜ?」笑
その謎はここのサイトで書かれていることを読むと分かるかもしれない。
https://scotch-malt.co.jp/information/9099
つまりは「スコッチモルト販売株式会社の働きかけによるもの」ということか。これはこれで乙ですね。
ボトルにデザインされているこの鍵穴が目印。
稀有なシリーズ
シリーズには「ローランド」のほかに「アイラ」「スペイサイド」があるようです。これは良い情報を得ました。おそらくすべてブレンデッドモルトなんだろうと思われますが、この3者を飲み比べることができる機会というのもなかなかあるようでないものだと思います。
「アイラ」と「スペイサイド」はよくスコッチモルトの中で「対極をなす」ものとして位置付けられているような感じがしますが、そこにローランドが割って入っているなんて。「ハイランド」や「アイランズ」、「キャンベルタウン」ではなくてですよ。これが非常に面白いことです。個人的にこういう類の内容は大好物www
中学校の教室、
そしてノウサギのホップ
さてさて、そんなスピークイージーさんのローランドはどんなものかというと・・・。
香り
草、干し草、バニラ、蜂蜜、中学校の教室、樽、果実味、少しスパイシー
味
ドライ、ゼスティ、後半甘い、砂糖、蜂蜜、白い花
余韻
軽やか、トロピカルな甘み、ノウサギのホッピング
ドロップアップ(1滴加水)
ドライな干し草が全体的に。ゼスティさも余韻にプラスされる。ということでストレートで飲むのが吉
表現として正しいかどうかはわかりませんが、生き生きと躍動した生命力を感じる一本です。野生児ではないですが、自然を愛するものとして心躍る一本です。
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