2020年7月19日日曜日

巣立ち雛

イソヒヨドリの巣立ち雛♀
なかなか明けませんね梅雨。先日久しぶりに青空をみることができましたが、青空とはこんなに気持ちよかったっけってくらいに気持ちよかった。雨が降ることはもちろん大切ですが、太陽光を浴びることも人体にとって大切なことかと。来週の「海の日」には梅雨明けとなっているだろうか?

さて、今日綴りたいのは7月5日に自宅のベランダから撮影したイソヒヨドリMonticola solitariusの巣立ち雛について。

イソヒヨドリはスズメ目ヒタキ科イソヒヨドリ属に属する全長23-25.5cmの小鳥。ヒヨドリHypsipetes amaurotisとほぼ同大のサイズで、小鳥と呼べるかギリギリのラインですが、一応「小鳥」と言っておきます笑

ヒヨドリ 2015年東京にて
イソヒヨドリはその名前の通り海岸部の磯部に多く生息している鳥ですが、都市化に適応し、海からだいぶ離れた内陸の盆地でも見られる鳥になりました。

こういった傾向は、イワツバメDelichon urbicaハヤブサFalco peregrinusなんかでも見られる傾向です。コンクリートの高い建物が岸壁に似ているんでしょうか?そもそもそんなに海に依存しているわけではない、ということなんでしょう。柔軟で素晴らしい。

ちなみにイソヒヨドリは、雄が非常に綺麗なブルーとレッドの羽毛をしていて、かつ囀りの声も素晴らしい。雄だけでなく雌も美しい声で囀ります。これを知ったときは正直びっくりしました。

イソヒヨドリ♂ 2014年与論島にて

近所の屋根裏でこんな可愛い小鳥たちがすくすく育っていたのかと思うと、心がほっこりします。無事にたくましい成鳥となって末長く生きて欲しいものです。


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