2018年11月14日水曜日
James Eadie’s TRADE MARK ‘X’
James Eadie’s TRADE MARK ‘X’
ジェームズ・イーディー トレードマーク X
45.6%
ブレンデッドスコッチウイスキー。
まず、武川蒸留酒販売さんの説明文を引用。
ジェームズ・イーディー社は元々スコットランドのバートン・オン・トレントにジェームズ・イーディーによって1854年に設立したビールの醸造会社です。しかし1933年にバス社に売却され姿を消してしまいます。時は立ち2016年にワイン・ウイスキー業界で経験を積んだ創業者の玄孫であるルパート・パトッリックによってインディペンデントボトラーとして復活しました。
トレードマークXは1940年代まで生産されていたジェームズ・ イーディー社が所有していたブレンデッドウイスキーのブランド (1877年商標登録)で、今回創業者の玄孫であるルパートが 満を持して2017年10月に復活をさせました。 きっかけは、ルパートが当時の古いボトルを手に入れたことに 始まります。このウイスキーに興味を持った彼は国立醸造資料館で 運良く当時のレシピを発見し、このウイスキーを復活させようと 尽力しました。
資料に記されていたリトルミル、ラガヴーリン、 カリラ、タリスカー、グレンドロナックを含むモルトウイスキー12種と グレーンウイスキー2種をブレンド。
40年以上の経験を持つ ノーマン・マティソンをマスターブレンダーに迎え、 著名なウイスキー評論家・デーブ・ブルームなどの協力のもと、 当時のレシピをもとに現代に復活させました。
約70年ぶりの復活を遂げた彼らの熱き情熱のこもった、 しっかりとピートの効いたこのブレンデッドウイスキーは、 シングルモルトファンにも十分お楽しみいただける味わいです。
このジェームズ・イーディー トレードマーク Xのボトルにも「設立1854年 商標登録1877年 復活2017年」と明記されています。リバイバルですね、つまり。
リトルミル(閉鎖蒸留所)、ラガヴーリン、カリラ、タリスカー、グレンドロナックという並べてみただけで涎垂のモルトが使われているのですね。
それを考慮するまでもなく、このウイスキーは本当に美味しい。奥行きを感じさせるピート感がグッド。
まず、香りはピートでありソルティ。レーズン、ドライフルーツ、青々とした芝生。
味わいは、ピート、桃、マンゴー、梨、バター、レーズン、ホワイトチョコ。モルティ。
そして力強く鼻から抜けていく。
良いね。グッドです。本当にグッド。
こういうウイスキーを探してたんですよ。長いこと。
ぜひ、皆さんに飲んでいただきたい。ピーティなウイスキーが初心者向けじゃないとか言う人がいるとしたらそれは大きな間違い。確かに飲みやすさという点で行けば壁になりかねないピートだけども、このトレードマーク Xは、そんな概念を蹴飛ばしてくれるほど饒舌。一口ごとにいろんな言葉をもたらしてくれる素敵なウイスキー。
そんな夜です。
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