2023年3月28日火曜日

バードウォッチング:大阪城公園(後半)

前回に続き、大阪城公園での鳥見の話を。

梅林でレンジャクを随分長い時間観察させてもらったあと、東外濠を伝って記念樹の森に。時間で言うと、13時半ごろだったと思います。

キジバトの群れがあたりを歩き回っているのを見ながら進んでいると、目の前にやたら白い鳥が立っていまして。なんとも言えぬ緊張感で、ハッと立ち止まりました。

ハイタカ♀(⑥記念樹の森)

そこにいたのがハイタカ♀。この時点で距離約15m。じっとこちらを見ています。こちらも彼女を観ながら、じっとしていると足元に捕まえていたドバトを食べ始めました。


5分ほど経過した頃、年配の女性がハイタカのすぐ横を自転車で通りがかり、ハイタカはさっと近くの木の上に逃げました。


木の上から捕獲したドバトをじっと見つめ、辺りの様子を3分間ほど確かめ、最後に私の方を一瞥した後、ドバトの元に戻りました。



どうやら、「こいつは危害を加えてくる心配のいらない人間だ」と認識していただけたようで、それからじっくりとお食事タイム。必死に羽根をむしりとっていきます。


すると、一羽のハシブトガラスがそれに気づき、彼女の真上の木に留まりました。

ハシブトガラス

ハイタカ♀

しばらくして、そのハシブトガラスは飛び去ったのですが、どこかへ行ってしまったのではなく、大阪城の天守閣上に集まっていた仲間たちを引き連れ、大勢で彼女の元へやってきたのです。

にわかに「カーカー」と空が騒がしくなり、観ているこちらもドキドキしてきました。

が、さっき留まっていた木の高さより下には降りてくることはありませんでした。どうやら、私が近くにいたことで、カラスたちがタカからご飯を奪うのを防いでいたようです。

と言うことで、ここから約1時間ほど彼女から約10mほどの距離で缶詰www

非常に安心してお食事を再開されました。

もちろん、カラスたちはしつこいので完全に撤退することはなく、彼女も時折上を気にしながらではありましたが。





おかげさまで、動画を撮ることもできましたので是非ご覧ください。


そんなこんなで大阪城公園での鳥見は終わりました。
いやー、とても濃い時間でした。有難うございました。

今回観ることができた鳥の種類は以下の通り。
ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カイツブリ、キジバト、ドバト(外来種)、カワウ、オオバン、トビ、ハイタカ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、キレンジャク、ヒレンジャク、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、アトリ、カワラヒワ、アオジ 計34種


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それでは皆さん、良い夜を。

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