岡山のParadis(パラディ)さんにて。
岡山市内にある本格シガーバー、かつジャズバー。
グレンフィディック15年ソレラリザーブとダルモア シガーモルト・リザーブをいただきました。
グレンフィディック15年ソレラリザーブ
シェリー酒の熟成で用いられる「ソレラシステム」をウイスキーに導入したという一本。バーボン樽、ホワイトオーク樽、スパニッシュオーク樽の3種の樽で熟成したモルトウイスキーをソレラバットで後熟・・・んー、どういうこと?笑
シェリー酒の熟成で用いられる「ソレラシステム」をウイスキーに導入したという一本。バーボン樽、ホワイトオーク樽、スパニッシュオーク樽の3種の樽で熟成したモルトウイスキーをソレラバットで後熟・・・んー、どういうこと?笑
調べてみたところ、3種の樽で熟成した原酒を、ソレラバットで後熟。そのソレラバットというのは、繰り返し使い続ける樽で、1998年から一度も空にされたことがなく、常に半分はウイスキーが入っている状態に保たれたものだそうです。
スペイサイドのど真ん中を綺麗な回転のストレートが貫いていきます。
ダルモア シガーモルト・リザーブ
ダルモア蒸留所といえば、北ハイランド地方にある蒸留所で、現在はエンペラドール社が所有。ゲール語とノース語の両方に起源を持つ言葉で「川辺の広大な草地」という意味だそうです。創業は1839年。2代目オーナーのマッケンジー兄弟は、ホワイト&マッカイ社の創業者と旧友で、同社に原酒を提供してきました。これは現在も続き、ホワイト&マッカイのキーモルトの一つとなっています。
ダルモア特有の雄鹿のエンブレムは、1263年にマッケンジー家の勇者が、雄鹿に襲われたアレクサンダー3世国王の危機を救ったことで、その使用を許されたものだそうです。
仕込み水はアルネス川の水。発酵槽はオレゴンパイン製で8基。初留釜はランタン型かつラインアームがT字シェイプ。再留釜は上部に円筒状のウォータージャケットを備えたバルジ型で、各4基ずつ。
そしてダルモアの「シガーモルトリザーブ」は、本当にシガーを感じる一本。特に最初のアタックですね。飛び道具的ではあるけど、一験の価値ありです。