小学2年生の頃に野鳥にハマって20年以上。紆余曲折あって、ようやく日本野鳥の会に入会しました。
早速届いた会報誌に感動してます。内容が面白過ぎる笑
こんな面白い誌が毎月届くなんて。ワクワクが止まらないですね。
双眼鏡がすべての始まり
振り返れば小学生のころ、父親にもらった双眼鏡。これがすべての始まりだったと思います。古い古い双眼鏡でした。父も子供のころ使っていたものとか言ってたっけな。その双眼鏡で実家の近くにある池にきている鳥を見た。これが始まり。
ん?逆か??鳥がなんだか好きになって、古い古い双眼鏡をもらったのか??忘れた笑
どちらにせよ、古い古い双眼鏡がらみではある。
フィールドワークを加速させたコンパクトカメラ
そして父親はコンパクトカメラをくれたんですよね。そうそう。それが大きい。当時はフィルムだったので、現像して「豆粒」くらいにしか写っていないカモの写真とかを父親に「これが何かわかるのか?」と訊かれたことを思い出します。本当に豆粒でしたが、当時の僕も自分で双眼鏡で見た上で撮影しているので、なんの種類かはわかってました。それには父も反対したり、怒ったりすることはなかったですね。今思えば本当にありがたい話。デジタルが当たり前になった現在。フィルムで撮影して、しかも現像するまでどんな写真か分からないなんて・・・。素人がやることじゃないですね笑
でもそんなコンパクトカメラのおかげで、私の行動範囲は広がりました。母曰く「オタク」な私は、鳥を見に行く以外、休みの日に外に出かけることなんてなかった。(いや、それは言い過ぎ。友達もいたし、兄の少年野球にもよく連れて行かれてた)
そんな「オタク」気質な私を外の世界に連れ出してくれたのが野鳥。そしてその手段としての双眼鏡やカメラ。これは間違いないですね。小学4年生くらいの頃には、自転車で高知市内の至る所で鳥を探していました。高知市には浦戸湾七河川という、浦戸湾に流れ込む7本の川があるわけですが、その川を河口から上流に向かって自転車で鳥を探しながら進んでいく、というのが私の鳥探しでした。
父とドライブする時なんかに、「ここ鳥を見に自転車で来た」とか言ったらドン引きされたり、さすがに「高知市からは出るな」と言われました笑
師匠との出会い
小学3年くらいのころですかね。母の知り合いということで、日本野鳥の会に入会している師匠と出会ったのは。師匠は当時30歳中ばくらいだったと思います。独身の師匠は月に1-2回ほど、野鳥の会の人ならではの情報網と嗅覚を駆使し、未知の世界に連れて行ってくれました。よく行ったのは南国市の外れにあたる高知空港(いまは高知龍馬空港)や物部川河口。あとは鏡川ダムだったり、仁淀川河口の近くにある池、高知市の十市池なんかもよく行きましたね。4年生か5年生のころ、二人で車中泊で1泊して西日本最高峰・石鎚山に登ったのは鮮明に記憶に残っている良き思い出。道中で師匠が見つけて居場所を教えてくれたカケスGarrulus glandariusを、私はおしゃべりに夢中で観察することができず、師匠に怒られたのが今でも忘れられない笑
カケス https://www.birdfan.net/pg/kind/ord17/fam1732/spe173200/ |
師匠とはいまだにたまーに識別不能な鳥の写真を送って意見をもらったりして交流があります。いまでも師匠は相変わらずのようで何よりです。しょっちゅう珍しい鳥を見に出かけているようです。
ブランク
中学・高校は、野球部に入ったこともあり、バードウォッチング生活はお休み。大学でも音楽活動に夢中で野鳥観察に出かけることなんてありませんでした。しかし、大学時代を過ごした東広島は野鳥が非常に多い場所で、家の近所で鳥を見つけては、ケリVanellus cinereusやタシギGallinago gallinagoなんかに心癒されてました。
ケリ wikipediaより |
タシギ wikipediaより |
エリグロアジサシ 2012年撮影。本当に証拠写真程度www |
カメラがつないでくれているバーダー人生
その後は、Nikonのデジタル一眼レフ"D5200"を購入。Tamronのバズーカも購入し、昨年デジタル一眼レフ"D500"を手にしてしまい、いよいよ野鳥撮影ライフが楽しくてしょうがないというのが現状です笑
そしてこの度、ついに日本野鳥の会に入った、と。これまでの野鳥人生をざっと振り返ってみると、カメラがつないでくれていることに気付きます。改めてカメラの良さは、自分が見たもの、そしてそこで感じた衝撃や驚き、嬉しさとか楽しさを人にも伝えられることだと思います。嫁さんとかも一緒にバードウォッチングには来てくれませんが、家で写真は一緒に見て楽しんでくれます。そういうのも、自分の楽しみ方なのかもしれません。
ということで、今後は日本野鳥の会の人間として、細々ではありますがより一層励んでいきたいと思います。
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