2021年2月21日日曜日

Johnnie Walker Sweet Peat


Johnnie Walker Sweet Peat
ジョニー・ウォーカー スウィート・ピート

ブレンデッド・スコッチ
40.8%
ボトルNo.SP1 49304
輸入:アクサス


No.1ブレンデッド・スコッチ・ブランド
"ジョニー・ウォーカー"
言わずもがな、ジョニー・ウォーカーといえば世界一の売上を誇るブレンデッド・スコッチのNo.1ブランドですね。そんなジョニー・ウォーカー・シリーズから新しく発売されたのが

ボトルにはブレンダーズ・ノーツが書かれています。それは次の内容です。
Blender's Notes
Sweet, caramelised sugar and slight spiciness. Warms with bonfire embers. Long and gentle peat smoke finish.
ブレンダーズ・ノーツ
甘く、キャラメリゼした砂糖と微かにスパイシー。焚き火の残り火のあたたかさ。長く優しいピートスモークのフィニッシュ。

このスウィート・ピートについては、武川蒸留酒販売さんによる説明が、毎回ですがやはり一番わかりやすい。
2018年11月にリリースされた、「ジョニーウォーカー ブレンダーズバッチシリーズ」の最新作。
何世代にもわたってマスターブレンダーに受け継がれるジョニーウォーカーのブレンディング技術。それは現在、12名のブレンダーに受け継がれています。男女6名ずつ、経験豊富な熟練のブレンダーから若い感性を持ったブレンダーで構成されるこのチームは、常に新しいフレーバーの組み合わせやブレンディング技術の探求を続けています。
12名のブレンダーがもつそれぞれの個性にフォーカスを当てて、彼らが思い描くレシピを形にしたシリーズ、それが「ブレンダーズバッチ」です。

味わいの核となるスウィート&ピートな特徴をもつモルトには、カリラ蒸留所のモルトが使用されています。
ふむふむ。そして、このスウィート・ピートのブレンダーというのがGeorge Harper氏とJim Bevendse氏。



カリラ+カードゥ+グレンデュラン
ボトルには札が取り付けてあり、こちらにもいろいろ書かれています。
"This experimental small batch is all about opening up a surprising world of flavour by exploring what happens when smoke and sweetness collide. I'm incredibly proud of and excited about this whisky."

「この実験的なスモール・バッチは、スモークと甘さが衝突したときに何が起こるかを探求することによって、驚くべき味の世界を開くことです。私はこのウイスキーを信じられないほど誇りに思い、興奮しています。」

I am fascinated by smoky flavours and have spent hours talking to whisky lovers and bartenders about how smoky scotch could be reimagined. 
私はスモーキーフレーバーに魅了され、スモーキースコッチをどのように再考できるかについてウイスキー愛好家やバーテンダーと何時間も話し合ってきました。 
Drawing inspiration from the balance of flavour in Johnnie Walker Black Label and working with fellow blenders. We've shared something really quite different and exciting. 
ジョニー・ウォーカー・ブラック・ラベルのフレーバーのバランスからインスピレーションを得て、仲間のブレンダーと協力しています。 まったく異なるエキサイティングなものを共有しました。 
It started with finding a special expression of Caol Ila whisky. Matured in refill casks and chosen for its beautiful peat, maritime and gentle sweet flavours. 
それは、カリラ・ウイスキーの特別な表現を見つけることから始まりました。 リフィル樽で熟成され、その美しい泥炭、海(maritime)、そして優しい甘い風味のために選ばれました。 
Speyside malts, including Cardhu, matured in refill casks add sweet fresh fruit flavours - apple, orange and pineapple. Whisky from Glendullan, matured in sherry casks, brings additional sweetness, rich fruit notes and balance. 
カードゥを含むリフィル樽で熟成されたスペイサイドモルトは、リンゴ、オレンジ、パイナップルなどの甘いフレッシュフルーツのフレーバーを加えます。 シェリー樽で熟成されたグレンデュランのウイスキーは、さらなる甘さ、豊かなフルーツノートとバランスをもたらします。 
Enjoy over ice, with a touch of water and good friends, or let it transform a classic cocktail, like a 'Penicilin'. 
氷の上で、水と仲の良い友達と一緒に楽しんだり、「ペニシリン」のようなクラシック・カクテルに変身させたりできます。

さすがは天下のジョニー・ウォーカー。原酒の顔ぶれがリッチですね。ペニシリンというカクテルは飲んだことがないですが、アイラのスモーキーなウイスキーに蜂蜜やレモン、生姜を混ぜて作るカクテルだそうで。今度、作ってみようかな。



甘くてピーティー、まさに名前の通り
香り
スモーク、キャラメル、シェリー樽、フレッシュな果実

フルーツ由来の甘さ、りんご、オレンジの柑橘系、少しピリッとスパイシー、ピート

余韻
長くてゆっくり、ザラメ、徐々に炭火っぽくなる

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りにはあまり影響がない気がする。味はスモークやピートよりもフルーティが前に出てくる。そして後半のゼスティさが増しヒリヒリ。フィニッシュは穏やかなスモーク。

という感じでジョニーウォーカー・ブラックやブルーとはまた違うピート感。「スウィート」という言葉がすべてを物語っているような気がします。

一つだけ欲を言うと、70clではなく50clで販売されていることが不満。70clでたっぷり飲みたいものです。