先月末、衝撃的なニュースが私の耳に飛び込みました。
それがこちら。
エドリントン・グループがザ・フェイマス・グラウスおよびネイキッド・モルトのブランド権をウィリアム・グラント&サンズ社に売却したというニュースです。
日本語で紹介してくださっているサイトだと以下が非常にわかりやすいです。
エドリントン・グループは「より高級なスピリッツブランドに注力」するそうで、ウィリアム・グラント&サンズ側として「当社のポートフォリオに大きな意味を与えてくれる。多くの市場で革新と国際的成長の可能性を秘めており、将来が楽しみ」としています。
実際、エドリントン・グループが所有するグレンロセスの42年ものなんてえげつないものがリリースされていたり。
https://milroysofsoho.com/ja/products/glenrothes-42-year-old-43-70cl |
同グループは他にもハイランドパーク、マッカランを所有しているのでそりゃあとんでもないプレミアムなウイスキーをリリースできることでしょう。
それはそれで期待大なのですが、雷鳥さん大好きな人間としてはなかなか複雑なわけで。
・・・これ以降の内容はただの個人的な意見、むしろ愚痴だと思って見てやってください笑
エドリントンとグラントの間でどんな契約が交わされたのかを知る由もありませんが、雷鳥の原酒構成に影響が出ることは疑いようがない事実かと。
グラント社が所有している蒸留所といえば、グレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィ、アイルサベイ、そしてグレーンウイスキーを製造しているガーバン。これらの原酒が主要原酒になるという方向性は十分に考えられます。誤解していただくないのは、これらの蒸留所の原酒が美味しくないとは言っておりません。実際、グランツやモンキーショルダーは非常に美味しいですしね。
ただし、それらがザ・フェイマス・グラウスになり得るのか、ということに懐疑的なわけです。もしかすると、エドリントン・グループからグレンロセスやマッカラン、ハイランドパークの原酒供給を得るという契約なのかもしれませんし。詳しいことはただのファンとしてはわかりませんが。
まぁ、オーナー会社が変わって内容が変更されるということはウイスキーの宿命と言いますか、他のブランドでも繰り返されてきたことなのでとりわけ珍しい事象ではないでしょう。
ですので、取り乱しことなく冷静に物事の流れを見極めていきたいと思っているわけです。
とか、言いながらおそらく今年中に現行の雷鳥をまとめてストックするという行為には走ると思います。悪しからず笑
ウィリアム・グラント&サンズと言えば、これまで日本の輸入はサントリーおよび三陽物産が担っていましたが、来年1月からはブラウン・フォーマンへ移管するとのことで、ザ・フェイマス・グラウスもブラウン・フォーマンの管轄になるということでほぼ間違いないでしょう。
雷鳥さんはレミーコアントローさんが正規輸入代理店を退いてから正規が存在しない期間が続いていたので、代理店が安定するのは個人的にはプラスの要素でもあるのですが・・・。んーーー、複雑www
まぁ、何を言いたいのかというと、私のような雷鳥さんの大ファンにとっては
①ブランドオーナー会社は変わっても相変わらずの雷鳥さんでいてほしい
②正規輸入代理店も決まって安定して入ってきてくれる
この2点がクリアされるのであれば及第点というか、これ以上ないというか。
ただ、それでもまだ気がかりなのはエドリントン・グループがディアジオと共同経営しているノース・ブリティッシュ蒸留所(グレーンウイスキー製造)はどうなるんだろうか?ってことくらいですかね。
詳しい方いらっしゃったら是非教えてください。
もう寝ます笑
それでは皆さん、良い夜を。
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