スコッチ世界売上ランキングTOP10に入っているブランドを掘り下げていこうという企画。
今回は9位のデュワーズについて掘り下げていきましょう。
9.Dewar's
デュワーズ
Dewar's 12年 |
製造元はジョン・デュワー&サンズ社。創立は1846年。現在のオーナーはバカルディ社です。日本ではサッポロビールが正規輸入代理店。
創業者のジョン・デュワーは、ラベルを貼ったボトルにウイスキーを詰めて販売した初めての人物だそうです。ワイン・スピリッツ商で17年勤めたのち40歳で独立。
ジョンの息子であるトーマスはセールスの才能が抜群で、ロンドン市場でデュワーズの名声を不動のものにしました。
1891年、「鉄鋼王」アンドリュー・カーネギーから「アメリカ大統領にデュワーズの樽を届けてほしい」という手紙が届いたことを機に、アメリカへの輸出・販売を加速。後に「ホワイトハウスには、デュワーズの樽が常備されている」と言われるほどに。
1896年、アバフェルディ蒸留所を買収。
https://www.bacardijapan.jp/products/items/dewars-white-label/ |
1906年、最もスタンダードなボトルである"Dewar's White Label"(デュワーズ・ホワイト・ラベル)が誕生。アバフェルディ(ハイランド=以下H)を中心にオルトモア(スペイサイド=以下S)やロイヤルブラックラ(H)、クライゲラキ(S)などがブレンドされています。禁酒法解禁後のアメリカで爆発的な人気を得て、同社の代名詞的存在に。
1915年にライバルだったジェームズ・ブキャナン社と合併。その10年後にDCL社傘下に。
1998年、バカルディ社が買収。
Dewar's 25年 |
この写真は姫路のバー・NOT blueさんでの一枚。また行きたいものです。
それでは皆さん、良い夜を。