見よ、グレンリベットのオールドボトルが並んだこの光景。まさにシングルモルト・スコッチの中心でうっとりしているような気分でしたね。
Bar CONRODさんでのディープな夜は続きます。
静岡蒸留所のプライベート・カスク、シングル・カスクに続いていただいた3杯目は、上の写真で一番左に写っている80年代流通のグレンリベット12年(OB)。度数は43%。
ちなみに80年代ボトルのすぐ右に写っているのが90年代ボトル。どちらも12年もの。
表記上の大きな違いは、
80年代:Unblended all malt Scotch Whisky
90年代:Pure Single Malt Scotch Whisky
こういったところで、オールド・ボトルを理解できるようになったら面白さが拡がりますよね。
さて80年代流通の12年ですが、まさに口福。豊かな余韻。現在の12年ものよりも果実感とアタックが強い感じがしました。トロピカルなフルーツとバニラが程よく重なって甘いのは現在にも通じている特徴かと。さすがはシングルモルトの中心に君臨するトップ・ブランドです。
こっからはマスターの素敵なサービス精神の暴走ですね笑
オールディーズなBlack & Whiteのフラスコ・サイズ。「ウイスキー特級」と書かれているので、新しくても80年代というのが分かります。シンボルのワンちゃん達は裏面に描かれています。
個人的に大好きな銘柄の一つであるだけに、心躍るボトルでした。そしてその味わいもまた、相変わらずな感じで。ピートを感じさせながら柔らかい。
今でも1000円代で購入できる同ブランド。実は個人的に1000円代のウイスキー中で一番オススメできるボトルですので、見つけた際はぜひ手を伸ばしてみてください。
そして、マスターのサービスは続き。ダルモア12年の90年代ボトルでこの日は終わりました。90年代のこのボトルはおそらくバーボン樽が割合多いんじゃないかな?非常にバランスが良く上品な仕上がりでした。
個人的にはダルモアは現行ボトルの方が比較的好きかなと。シェリー感が強くて。
そんな勉強をさせてもらえる、素敵なバーです。こういうのが出会いって言うんですかね。
それでは、良い夜を。