マーシーの『俺は政治家だ』って歌に出てくる歌詞、
「欲望の前に大志が崩れる こっちを立てればあっちが立たない」
ってのは本当によく言い表していると思います。
初志は誰もが大きな志しを持っていたことでしょうけれども、中に入って目の前にぶらぶらぶら下げられると、ころっと意見も変わってしまう。そんなことばっかりでしょう。
別にそれを咎めるつもりもありませんが、大きな仕事を任されている以上は、自分自身の保身に走ったり目の前のご馳走に自分だけ与ろうってのはどうですかね?
さてさて。少しまた更新が空いてしまったので、ウイスキーもいろいろと溜まっております笑
まずは先々週のウイスキー
Aberfeldy アバフェルディ 12年
南ハイランドの蒸留所。アバフェルディとは、「バルドックの河口」という意味だそうです。
蜂蜜を思わせるその香りとは裏腹にドライなオレンジ、柑橘系な味と爽やかな後味。
丸っこいボトルデザインもまたオシャレで良いです。
続きまして先週のウイスキー
Inchmurrin 15年
Non Chill Filtered(=冷却濾過なし)でUnpeatedなシングルモルトウイスキー。蒸留所はJoch Lomond(ロッホ・ローモンド)蒸留所です。
フルーティーな感じもありますが、個人的には「ワクシー」って言われてた、先日東京のバーで飲んだMillburn(ミルバーン)に似た印象を受けました。
言い方が悪いかもですが、僕にとっては「飲むのに気を遣う」一品になりました。
独特のワクシーさに加えて46度という度数が、他の40度と違い結構ガツンと来る。
気軽に飲める代物ではないですね。
今週のウイスキーは今週の僕の宿題として・・・。
番外編的ではありますが、会社の取引先さんからニッカ・ウヰスキーさんの「余市」「宮城峡」「BLACK Deep Blend」の試供品をいただきましたので、こちらの話を最後にしたいと思います。
1本50mlの可愛いミニボトル。
余市、宮城峡はNon Aged(年数表記なし)に今後なるということで、そのNon Agedの試供品だそうです。
まずは「余市」余市に関しては僕個人、日本で一番好きなシングルモルトなだけに、かなり贔屓です笑
Non Agedだろうがなんだろうがうまいものはうまい。
ピートやら塩っぽさやらリンゴに似たフルーティーな甘みやら。
口の中がパラダイスですわ。Non Agedになろうがなるまいが、オールOKだと僕は思います。
次に「宮城峡」これまで宮城峡の年ものを飲んだことがなかったので率直に「ありじゃない?」って感じです。スペイサイドでこんなシングルモルトを飲んだことがある。余市とのキャラクターの違いが際立っている感も受けました。個性が強い余市に対して、万人受けしそうなど真ん中なシングルモルトって感じです。
最後に「BLACK Deep Blend」正直、僕はBLACK NIKKAシリーズをなめてたんじゃないか?ってくらいに美味しいです。樽の木の芳醇な様がぐっと集約されているような。個性を持ちつつ、あくまで飲みやすい。これが1,500円とかで買えちゃうんですか???
まーどちらにせよ、楽しいですねーウイスキーって。では。