2019年3月13日水曜日

市町村の鳥 鹿児島県

県の鳥 ルリカケス
鹿児島市 なし
鹿屋市  なし
枕崎市  なし
阿久根市 なし
出水市  ツル
指宿市  メジロ
西之表市 なし
垂水市  なし
薩摩川内市 メジロ
日置市  なし
曽於市  なし
霧島市  なし
いちき串木野市 なし
南さつま市 なし
志布志市 なし
奄美市  なし
南九州市 なし
伊佐市  なし
姶良市  なし
三島村  なし
十島村  アカヒゲ
さつま町 オシドリ
長島町  なし
湧水町  なし
大崎町  なし
東串良町 なし
錦江町  なし
南大隅町 なし
肝付町  なし
中種子町 なし
南種子町 なし
屋久島町 ヤクコマドリ
大和村  なし
宇検村  アカヒゲ
瀬戸内町 なし
龍郷町  なし
喜界町  なし
徳之島町 なし
天城町  なし 
伊仙町  なし
和泊町  なし
知名町  なし
与論町  なし

アカヒゲ2、メジロ2、オシドリ1、ツル1、ヤクコマドリ1の計7件。


アカヒゲとコマドリ
全体的に制定している自治体は少ない印象ではあるけれど、アカヒゲ(Luscinia komadori)やヤクコマドリ(Luscinia akahige tanensis)※学術上はコマドリの亜種タネコマドリのうちの一つが入っていることに地域性を感じてジーンと来る。

コマドリとアカヒゲといえば、学名があべこべになっていることでも有名。
本来コマドリが"komadori"、アカヒゲが"akahige"となるところですが、江戸時代に日本の新種としてヨーロッパに標本を持ち込んだ際、登録があべこべになってしまったらしい。一度正式な名前として世に出たものを直すことは至難の技のようで、その後200年近くに渡ってこのあべこべな学名のまま今日に至るという。

アカヒゲhttps://www.birdfan.net/2010/01/15/4813/

コマドリhttps://ja.wikipedia.org/


「ヒゲ」という日本語の意味が理解されていればこんなことには・・・。とも思いますが、これがこれでまた面白いトリビアでもある。


日本一のツル飛来地・出水

出水市に集まるツルの群れ

出水市の鳥にはツルが制定されている。出水市は、毎年1万羽を超えるツルが集まるアジアでも有数のツル越冬地。ナベヅル(Grus monacha)とマナヅル(G. vipio)が主な種類だが、クロヅル(G. grus)やカナダヅル(G. canadensis)、タンチョウ(G. japonensis)、ソデグロヅル(G. leucogeranus)、アネハヅル(Anthropoides virgo)も飛来記録がある。この7種類は日本で観察記録のあるツル全種にあたり、出水市がいかに「ツルの街」であるかを物語っている。

この出水市にツルが観たくて訪れたのは2013年の大晦日。上の写真に写っているのは、すべて野生のツル。そのほとんどがナベヅル。そしてマナヅル。この1万羽の中に数羽だけ珍しいツルが混じっているのを探すという気が狂いそうな作業をバーダーさんたちは行なっているわけであります。

ナベヅル
マナヅル
そんな中、私もなんとかナベヅルでもマナヅルでもないツルを見つけた。が、これはナベヅルとクロヅルの雑種・ナベクロヅル(Grus monacha × G. grus)。

ナベクロヅル
雑種とはいえ、他のナベヅルに比べて雰囲気が違い、その特異性というか違いは肌で感じるものがありました。まだ、幼鳥だったので、今頃は綺麗な大人のナベクロヅルになっていることでしょう。

出水市の紹介サイト
http://www.izumi-navi.jp/feature/tsuru.html


世界一美しいカラス・ルリカケス

ルリカケスhttps://www.birdfan.net/2019/01/11/67268/
市町村の鳥としては制定されてませんが、やはり鹿児島県の鳥であるルリカケス(Garrulus lidthi)に触れないわけにはいきません。世界中で、奄美大島・加計呂麻島・請島だけに生息する日本固有種。国の天然記念物でもあります。VU(絶滅危惧Ⅱ類)。奄美大島行ってみたいなー。ハブ怖いけど笑

鹿児島県の紹介サイト
http://www.pref.kagoshima.jp/aa02/pr/gaiyou/profile/symbol2.html


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