県外では集中豪雨にもなっていたりと心配が続きます。
さて、まるまる1週間経ってしまいましたが先週日曜日はPool Cafe NICOさんにてライブでした。改めてNICOさん、お世話になりました!いつもいつもありがとうございます。
今回もわたしがウイスキー好きということもあって、雷鳥さんシリーズのスモーキーグラウスを入れてくださり、この日限りの特別メニューを用意していただきました。
1.スモーキーグラウス rock/straight
2.ゴッドファーザー
3.生ハム
どれも最高でした。スモーキーグラウスを使ったゴッドファーザーなんて、もう痺れる一品。そして生ハム。いつ、僕が生ハム大好きなことをマスターは聞き出したのだろうか?笑 生ハムとか食い出したら止まらないでしょ!!ってことで最高なライブでしたわ。
ではそろそろライブ自体を振り返ります笑
今回は、自分の作曲遍歴をちょっと振り返ってみようというコンセプトで次のようなセットリストになりました。
01.美しいひと
02.土佐日記
03.いま、きみと三人
04.ローリング
05.ブルーマウンテン
06.Velvet Wind
07.プロレタリア
08.打ち上げ花火
09.(no title)
10.歓喜の歌
01-03にかけては、アルバム『一筆啓上仕り候。』の宣伝も兼ねて。毎回おなじみの楽曲たちです。まずは挨拶がわりの「美しいひと」。2曲目「土佐日記」では毎回、みなさん合いの手ありがとうございます!!そして「いま、きみと三人」は今回は泣きそうにならずに歌うことができました。これまた感謝。
04-08にかけてが、今回初の試みということになった「自分の作曲遍歴の振り返り」。
まず「ローリング」。この曲は僕が中学2年生の頃に作った歌。ギターを中学1年生で握り、小学生の頃に一時期曲を作っていたこともありましたが、本格的にたくさん曲を書き出したきっかけとなる中学2年の終わり頃の楽曲。中学生の頃、自分はボーカルになるつもりなんて毛頭なく、ギターを弾いては4つ年下の弟にこの歌を何度歌わせたことか笑 しかも歌詞を間違ったら本気でキレるという笑 いまだに弟に言われます・・・。本当にごめん笑 その後、大学生になりAPPLE ALONEというバンドを組むわけですが、ボーカルのモッチに、最初に弾いて聴かせた歌もこの「ローリング」でした。彼はこの歌を飛び跳ねて歓迎してくれて、APPLE ALONEのライブでは欠かせないナンバーにまでなりました。という、なかなか歴史がある一曲ってわけで。まさか人前で自分が歌う日が来るとは露にも思わずでしたね。グルグルグルグルローリング♪
続いては「ブルーマウンテン」。この曲を作ったころの背景は、高校1年生の時分。テスト週間に家で勉強をしていると、おかんがコーヒーや紅茶、お菓子を持って来てくれることがたまにありました。そのコーヒーを飲みながら「ブルーマウンテンってコーヒーを飲んでみたいなー」って思った。本当にただそれだけ笑 勉強と言いながら、半分以上は歌詞を考え書いていた時間でしたってのはいまだから言えることですね笑 この「ブルーマウンテン」さんは、APPLE ALONEの頃、僕がボーカルを務める曲としてライブでもよくやっていました。いわゆるメインボーカルの"休憩"です笑 モッチはこの"休憩"のたびに着替えをして出て来るという粋な男です。その後、ホソミチコミチでもプレイ。いつまでも愛される曲ってのが嬉しくて嬉しくて。もう28歳になったし、そろそろ本格的なブルーマウンテン飲もうかな・・・笑
6曲目は「Velvet Wind」。この曲ができたのは大学2年生の春。APPLE ALONEというバンドをやっていた頃でした。が、このバンドでプレイされることはなく、APPLE ALONE解散後、僕がギターボーカルになってできた3ピースバンドTHE MUZZLEでプレイされました。おそらく、THE MUZZLEで一番ライブで演奏した曲だと思う。ベースYU君のホイッスルが忘れられないね。笑
検索したら懐かしいmovieが出て来た。2010年だって!!歳をとるわけだ笑
APPLE ALONE、THE MUZZLE、ホソミチコミチでずーっと一緒に演っているHossuyも映像でみると若いね!彼には本当に頭が上がらない。感謝でいっぱいです。彼がいなければ、ここまで僕は音楽演ってこれただろうか。。。。なんて思ってしまうほど、彼の存在は大きいのです。
って、話がそれたので軌道修正。
7曲目「プロレタリア」。これはTHE MUZZLE解散後、大学卒業と新社会人の合間の本当に1ライブだけTHE MUZZLEのメンバーが集結してSgt.Pepper's Yawnなるバンドが存在したわけです。そのライブでも演った曲で、本当にそのころの僕の気持ちを代弁した曲。プロレタリアってのは"労働者階級"って意味です。対義語になるブルジョワジー(資本者階級)。歌のなかでも"傲慢なブルジョワジー 俺らプロレタリア"と言いながら、社会人になるのが怖くて怖くて仕方がなかったあの頃の僕が滲み出たような曲です笑
8曲目「打ち上げ花火」。一気に最新の楽曲。正真正銘の僕にとって最新の楽曲です。この1ヶ月の間でできた歌。元ネタ自体は3ヶ月くらい前からありましたがね。最新の曲ではありますが、高校時代の夏祭りが曲の世界です。「行き交う人の波に飛び込んで 浴衣姿の君が見たくて」という歌詞があるのですが、まさにその通り!男の動機なんてそんなものさ!!好きな子の浴衣姿見たくない!?(ブルゾン風に)
てなわけで、中学生(14歳だったか?)から現在(28歳)に至るまで、自分自身を振り返りながらお届けした5曲。自分で思うに、紆余曲折ではあるが、楽しく、なんとか人として生きてこれてラッキー、ってことで。
ラストの2曲はホソミチコミチから。
9曲目「(no title)」は、MCでも言いましたが、大学生時代に作った曲。この曲が作れたこと、この曲に出会えたことが大学時代の僕にとっての最高のゴール。
https://soundcloud.com/taniguchirecords/no-title
どんな曲かと尋ねられても困るのでsound clouldで谷口総裁があげてくださっている音源をアップします。"透明な世界を僕らの好きな色で 空っぽの世界を僕らの好きなもので"って気分ですわ!!!!!!
そして最後に歌わせてもらった「歓喜の歌」。この曲は先の「プロレタリア」と同時期の歌。この曲はD:KSMTでもしょっちゅう歌っておりますが、実は結婚式でも歌ったということもあり個人的な思い入れがかなり強い楽曲です。"何億年も前の光を目にしている 今日という日 僕もいつか誰かを照らしたい 温めてあげたい"という歌詞が個人的に一番おすすめ。力が入る場所ですね。子どもができた今ではなおさらグッと来る。歌いながらこれまた泣きそうになります。大きな大きな星みたいに誰かを照らしたり、温めたり出来るような、そんな存在に自分がなれているのか?っていうと自問自答したいところでもありますが、そういった境遇になれた自分自身を心からありがたく思い、一人の人間の夫として、一人の人間の父親としてこれからも精一杯生きてやろうと思う、そんな楽曲であります。この日、ライブに来ていただいた谷口総裁のお知り合いの方から、「実はこの曲にバンドのボーカルがいたく感動し、コピーさせてもらったことがある」という話をお聞きしました。「さすがに作曲者本人の許可がいるだろう」ということで、谷口総裁に話を通したそうで、谷口総裁から「OKをいただいた」そうですが、僕は本当、初耳ですからね!!笑 まー、自分の楽曲がどこでどう扱われていようがまったく構いませんが、一応、著作権は僕にありますよ笑 って、そんな嬉しいことがあった、素敵な1日でした。
次回のライブは8月19日(土)@Cafe & Bar Kanayama Baseさん。みなさんのお越しを心よりお待ちしております。最高のライブにしてみせます!!
P.S.今週のウイスキー
Old Parr SUPERIOR
オールド・パー スーペリア
http://oldparr.jp/detail/superior.html
あまりに面白く、楽しいブレンデッド・ウイスキー。それがこのスーペリアでしょう。オールド・パーとは直訳すれば「パー爺さん」。日本に入って来た最初のウイスキーだとか。何年前になるのか忘れてしまいましたが、12年は飲んだことがありますが、こんなに面白いものだったとは。正直、軽んじてました(すみません)。メロン、スイカ、柑橘、モモといった果実味。それでいて磯臭さを含んだスモーキー。タンニンのような舌触り。人にオススメできるブレンデッド・ウイスキーの一つでしょう。僕個人でブレンデッドといえば、フェイマス・グラウスをはじめ、ジョニー・ウォーカー、バランタイン、シーバス・リーガル、ブキャナンズ(ブラック&ホワイト、ロイヤルハウスホールド)、ホワイトホース、ホワイト&マッカイといったウイスキーがオススメできるラインでしたが、このオールド・パーはやはり外してはいけないブレンデッドの一つとして今後、君臨することでしょう。