Busker Blended
バスカー ブレンデッド
アイリッシュ・ブレンデッド
40%
輸入:ウィスク・イー
バスカー アイリッシュウイスキーは、アイリッシュの魅力であるトロピカルフルーツフレーバーが味わえるウイスキーで、バーボン樽、シェリー樽、マルサラワイン樽の3種の樽を贅沢に使用しています。また、バスカーを構成する3タイプのウイスキー(シングルモルト、シングルポットスチル、シングルグレーン)のうち、味わい豊かなシングルモルトとシングルポットスチルの構成比の合計が、一般的なアイリッシュに比べて高く、マルサラワイン樽も老舗トップブランドの「フローリオ」の樽のみを使用しています。このマルサラワイン樽に由来する華やかなフルーツのアロマと柔らかな甘味が加わることで、なめらかでトロリとした口当たりがあり、スタンダードのアイリッシュでは感じられないワンランク上の味わいがお楽しみいただけます。
「2023年を代表するウイスキー」と言っても過言ではないと思いますね。バスカー。日本での人気ぶりはまさに異常な状況で、製造元であるロイヤルオーク蒸留所もなぜこんなに日本で売れているんだ!?という状況だそうです。
なんでも、世界中の売り上げのおよそ半分が日本に集中しているそうです。恐るべし、ウィスク・イー。
最近はスーパーやドラッグストアなどでも普通に取り扱われていますよね。
それまで日本でも一番人気だったアイリッシュ・ジェ○ソンを抜いてしまったそうで・・・怖い笑
そんな飛ぶ鳥を落としまくっているバスカー。
実際飲んでみると、なるほどなーって納得しますわ。この値段でこの味わいかってね。
バスカーを作っているロイヤルオーク蒸留所は、旧称ウォルシュウイスキー。そう、かの"The Irishman"(ジ・アイリッシュマン)や"Writer's Tears"(ライターズ・ティアーズ)を作っている蒸留所です。バーナード・ウォルシュ氏が創設。アイルランド南東のカーロウ州に2016年オープン。
ロイヤルオークというのは蒸留所が所在する地名だそうです。
https://royaloakdistillery.com/ |
フォーサイス社製のポットスチル3基、コラムスチル1セット。地元産のノンピート麦芽で2回蒸留のモルトウイスキー、3回蒸留のポットスチルウイスキー、他にグレーンウイスキーを生産。
なるほどね。調べれば調べるほど好きになるわ笑
特にWriter's Tears(ライターズ・ティアーズ)の美味しさについては先日も述べたところでして。
これはね、ペルノリーカル・ミドルトン蒸留所は割と本気を出さないと日本での復権は厳しいですな。一時的な人気ではない。その品質に裏付けされた人気の高さがバスカーシリーズにはありますわ。
まぁ、生産量の全体像を見れば、ミドルトン蒸留所が本腰上げる必要は今のところないでしょうが。
そもそもジェ○ソンとは味わいの方向性が全く違いますからね。
3回蒸留でライトな味わいを限りなく表現しているジェ○ソンに対して、同じ3回蒸留でもバスカーはかなり味が濃い。
若い樽のエッジが色濃く、それでいて心地よく感じられます。
スコッチに慣れており、かつハイボール文化の強い日本人には特に合うはずです。なるほどね。納得しました。
香り
オーク、ジューシーなフルーツ、ハチミツ、干し草
味
ミディアムボディ、チョコレート、バニラ、スパイシー
余韻
短めだが十分、ライト、少しヒリヒリする
ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは若干ペッパー感が増す。味もホワイトペッパーなスパイス感が加わり、シナモンやアニスも。余韻はかなりヒリヒリ。
おそらく、ストレートもしくはハイボールが最適。ロックはあまり相性が良くない気がします。
ハイボールにしても甘味のエッジが強く、「甘くて美味しいウイスキー」という印象がずっと残る。これは恐ろしい笑
レーダーチャート
結構、偏った印象になりましたね。スパイスとフルーツ(トロピカル)が多めで他は満遍なく高め。ただしフローラル、スモーク、ピート、ハーブはほぼ0に近いというのが特徴的。
得点 80点
あまり高得点でないなーって思われるかもしれませんが、価格帯を考えると十分に及第点。買う価値あり、でしょう。