京都Annie Hall Barさんにて。
JR京都駅から程近く、またお昼の12時から営業されている最高にアクセスの良いバーです。
そんなAnnie Hall Barさんで、LAGGの飲み比べをさせていただきました。
左から
①LAGG inaugural release Oloroso Sherry Cask
②LAGG inaugural release Red Wine Cask
③LAGG inaugural release Bourbon Cask
いずれもピート麦芽を使用し、ノンチルフィルター・ノンカラー、アルコール度数50%でボトリング。
Lagg Distillery
1995年に、当時としては新興蒸留所の代表みたいな位置付けで誕生したアラン蒸留所。創業者は元シーバス・リーガル社のハロルド・カリー氏。アラン島の北部ロックランザに位置。
2019年に、アラン蒸留所の第2蒸留所として島の南部に誕生したのがこのラッグ蒸留所。この地には1825~37年の間、同名の蒸留所が存在していたとのこと。またラッグ蒸留所のオープンを機に、アラン蒸留所はロックランザ蒸留所に改名。
Google Mapより |
今回飲み比べをさせていただいたイノーギュラス(初回)リリースは、今年の3月に発売されたばかり。
まずバーボンカスク。
すいません、これは嫌い笑
若々しさが全面に出ていて、なんだか青臭い。ヤングアイラのような「若々しさ」「力強さ」「真っ向勝負」といったポジティブなメッセージよりも、「若輩者」「世間知らず」「向こう見ず」のようなネガティブな若さが際立って感じられる。
誰にでもそういう時期はあるよね、と優しく見守ってやりたいところですが、結構なお値段で市販されている状況を見ると、一言物申したくなるのは私だけではないはず笑
続いてレッド・ワイン・カスク。
常々、「赤ワイン樽熟成は苦手」と言っている私ですが、これは案外飲める。ヘビリーピートと赤ワインは相性が良いのかも知れません。ただ、やはり若い。致し方ないんですが、もの足りない感じが残念。3つの中で最も塩気を感じるのは面白い特徴でした。
最後にオロロソ・シェリー・カスク。
シェリー樽とピートの相性の良さは今更云うまでもありませんが、これもまた然り。3つの中では最も安定感があり、満足できる仕上がり。トフィーとかココアな感じがしっかり感じられます。余韻はまだまだ短いですが、及第点だと思います。
という感じで、非常に上から目線でもうしわけないですが(笑)、今後に期待ということで。
最後に、このボトルで最も楽しいのはコルクが丸いことですね。これはコレクター心をくすぐる。なんとしてもこのコルクが欲しい。欲を言えば、コルクだけでも良い笑
それでは皆さん、良い夜を。
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