スコッチ世界売上ランキングTOP10に入っているブランドを掘り下げていこうという企画。
今回は8位のラベル5について掘り下げていきましょう。
8.Label 5
ラベル5
オフィシャルサイトから |
前回のウィリアム・ピールに続き、こちらもフランスの会社が製造元のボトル。製造元はグレンターナー社(ラ・マルティニケーズ社)。ラ・マルティニケーズ社はフランス第2位の酒類メーカーで1934年創業。「ラベル5」は、1969年から販売されています。
フランスは現在スコッチ輸出先No.1の国で、そのフランスで高い人気を誇っているのがこの「ラベル5」。同社は2008年にグレンマレイ蒸留所(スペイサイド・エルギン地区)を買収してメイン原酒を確保。その後2010年にローランドにグレーンウイスキー蒸留所であるスターローを建設。主に小麦を原料に、年間2500万リットルを生産。60万樽以上を保管できる熟成庫やブレンディング、ボトリング設備があるそうです。ふむふむ。
また、ラ・マルティニケーズ社はスコッチ世界売上14位の"Sir Edward's"(サー・エドワーズ)の製造も行っています。
我が家にラベル5のボトルがやってきたのは2015年。あんまり美味しい印象はなかったんですよねー・・・。
酒屋さんでやたら安い、「本格ブレンデッドウイスキー」なるものを目にして、前々から気にはなっていた銘柄。でもあんまり安いから逆に手が伸びず、ずるずる行ってたんですが、今回ネットで12年ものの存在を知り、それでもなかなかお手頃な価格ですが購買に至りました。フランスの会社が作ったブレンデッドウイスキーだそうです。ほわんとしたピート感が感じられ、風味・後味はアーモンドとでも言いましょうか、ナッツ系の甘味。悪くはないんですが、なんというか雑味を感じてしまう。正直、また買おうとは思わない感じ。「芯」みたいなものがない。もちろん、安いブレンデッドと比べると味もいいし、満足して飲める一本ですが、同じ12年もののほかのブレンデッドと比べると、「没個性的」すぎる。それと雑味。アルコール感が後に残る。んーーー、そんな感じだー。決して悪くはないんだよーーー。
同じ会社から出ている「サー・エドワーズ」や「グレンターナー」についてはそこまで悪い印象ではなかったんですよねー。これが不思議。
Sir Edward's |
Glen Turner Blended Malt |
スコッチ・ウイスキーの大消費地であるフランスについて、もっと知る必要があるなーと思う今日この頃でした。
それでは皆さん、良い夜を。