相変わらずコロナウイルスによるパンデミックな3月7日です。
今日は「ティースプーンモルト」について、ちょいと語りたいと思います。
スコッチウイスキーは大別してブレンデッド、ブレンデッドモルト、シングルモルトに分別できます。
ブレンデッドとは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたウイスキー。ジョニー・ウォーカーやバランタイン、シーバス・リーガル、ザ・フェイマス・グラウス、ベルズ、デュワーズ、などなど数ある有名なブランドが挙げられます。今では、「スコッチ」という言葉そのものがこのブレンデッド・ウイスキーのことを指しているといっても過言ではないでしょう。
ブレンデッドモルトはモルトウイスキーたちをブレンドしたもの。昔で言うところのヴァッテッドってやつです。複数の蒸留所のモルトウイスキーをブレンドしたものです。有名なところで言うと、モンキーショルダー、スモーキー・ジョーとかがありますか。私の大好きな分野であります笑
シングルモルトと言えば、それぞれのモルト蒸留所からリリースされているウイスキーですから、それこそ何百とあります。スコッチでも100を超える。グレンリベット、マッカラン、ハイランドパーク、カリラ、ラフロイグ、オーバン、グレンモーレンジ、スプリングバンク、オーヘントッシャン、などなど・・・。名前をあげるとキリがないので。
ティースプーンモルトって何??
そして今回話したいティースプーンモルトってのは何か?って話です。これはつまり「ほぼシングルモルト」です!シングルモルトにスプーン1杯分の別のモルトを混ぜたブレンデッドモルト。それがティースプーンモルト。
どういう理由で、こんな大人の事情的なシングルモルトが生まれるのか、私には理解できません。だって、1滴別の蒸留所のモルトウイスキーを混ぜたからって何になるんだ!!??って感じでしょう。まさにその通りです。何が変わるというんだ?って。
しかし、そこは食品業界ですからね。難しいものです。納豆でも私は「100%国産の大豆」って言われない限り怪しいって思ってますからね笑。100%って結構大事なんですよ。1%でも別のものがあると、「大丈夫かな?」って思ってしまう性分で。
ティースプーンモルトってのは大人の事情???
そういう意味でもこの「ティースプーンモルト」ってのは興味深い。なぜ「シングルモルト」としては世に出せないのか?
大好きな武川蒸留酒販売さんで、「ティースプーンモルト」でフィルターかけただけでも、12種類に絞られました。
https://mukawa-spirit.com/?mode=srh&keyword=%A5%C6%A5%A3%A1%BC%A5%B9%A5%D7%A1%BC%A5%F3%A5%E2%A5%EB%A5%C8
ご興味ある方は是非ご覧ください。この中の1つが、今月の私が紹介するウイスキーの一つで間違い無いですから。
「シングルモルト」としては世に出せない、一般に言えない、そんなウイスキーがあるってだけで心くすぐられるというか心踊ってしまう、そんなウイスキーファンをどうか許してほしい笑
なんというか、こういう「大人の事情」って好きなんですよね笑
普通に考えたら「意味不明」ってところでしょうがね。そこをなんとか世に出したいと思って試行錯誤した大人たちの物語って言いますか・・・。
いろいろ想像力を掻き立てられるよね笑
「結局なんなんだよ??」ってね笑
でも、それこそウイスキーなんだと思う。別に答えなんてどうでもいいんだよってね。「そのウイスキー1杯で1万円です」って言われても「そうなんだ」ってのがウイスキーなんだよね。わかるかなー?わかんないよなー。って古いね笑 古すぎる。私もまだ物心ついていない頃のお笑いだし笑 親父が好きだったんだよなー。
本当は「シングルモルト」って言って世に出したいのに渋々ティースプーン1杯の別のモルトウイスキーを注いで「ブレンデッドモルト」って言って世に送り出す男の姿ってのをわかってほしい、そんなウイスキーですね。
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