その晴れ間を狙って、早朝に鳥見に出かけました。
| キンバト♂ |
宮古島市熱帯植物園から、大野の森にて日の出とともに野鳥観察スタート。と、徒歩20分ほどで早速出迎えてくれたのが上の写真のキンバト。暗い場所に出てきて採餌をしていて、ISO感度ガッツリ高めの粗い写真で申し訳ないですが、ライファーです。
33cmほどあるキジバトやアオバトとは違い25cmとかなり小柄なハト。英名Emerald Doveと言うだけあってかなり豪華な羽色。
枯葉の下をカサカサ探っておりました。今回見たいと思っていた鳥の一つだったので、これは非常に有り難かったですね。
| ズグロミゾゴイ |
キンバトの後方30mくらいの位置に立ち尽くす割と大きな茶色い鳥を発見。と思ってファインダーを覗くとズグロミゾゴイでした。これまたライファーで、この森で見たかった鳥の一つ。こんな簡単に会えるのか、とびっくりしました。
特にこの雄と思われる個体は、警戒心が弱い、と言うか見張り役?なのか、散策路のど真ん中に突っ立っていて、5mくらいまで近づかないと逃げてくれないといった具合でした。これでは森の奥に進みたくても進めない。近づいても飛んで逃げることはせず、スタスタと薮の中に歩いて逃げると言う具合で。
この森には結構な数のズグロミゾゴイが生息しているようで、この個体以外にも5羽は確認できました。結構静かにフワフワ飛んでいくのですが、風切羽の白が目立つと言うのが印象的でした。
| イワミセキレイ |
それからもう少し森を奥へと歩いていくと、小鳥が目の前に現れまして。ピントが全く合っていないのでわかりづらいですが、イワミセキレイです。なんだかんだでライファー。森に入ってわずか30分足らずでライファー3種類とは恐ろしい。
全長15-15.5cmというだけあって、「小さいセキレイ」と言うイメージでした。白と黒の帯状に見える翼の模様がなんとも美しい。
| ヤエヤマオオコウモリ |
鳥ではありませんが、宮古島の夜に発見して感動していたヤエヤマオオコウモリ(クビワオオコウモリの亜種)が寝ぐらにしていることらしい大木に出くわしまして、10羽ほどがギャーギャー言っている様子を観察しました。英名Ryukyu flying foxと言うだけあり、顔がキツネとかキツネザルに似ている、ような気がしました。
調べてみると全長はハトより小さいようですが、近くを飛んでいるのをみると結構大きく見えます。重量級みたいな。
| 野生化したマクジャク |
それからしばらくは、なかなか新たな鳥を発見することができなかったのですが、びっくりしたのは野生化したマクジャクが3羽ほどいたことでした。建物の上を走って、その後飛び去って行きました。キジよりはるかに大きく近くで見ると本当に驚くくらいのヘビー級です。
残念ながらもう一つのターゲットであったオオクイナをみることはできませんでしたが、とても良い環境でしたね。また行きたい。
| ズアカアオバト |
森を出て駐車場に戻ると、真上の電線にズアカアオバトが。先島諸島に生息している亜種チュウダイズアカアオバトかと思われます。
以前、基亜種ズアカアオバトは与論島で見たことがありますが、その時と同じようになんとも観察しやすいところに留まってくれているものですね。
その後、もう一つ目星をつけていた池間島の湿原へ移動しました。ここはムラサキサギが繁殖する日本最北端の地だそうで。
| ツミ |
この湿原にある展望台に行きましたが、ここから水鳥を探すのはなかなか骨が折れると言うか、根性がいると言うか・・・。
オカヨシガモやコガモ、カワウなどは観察できました。しかし、じっとして動かないであろうムラサキサギやリュウキュウヨシゴイを探すのは至難の業。見渡す限りの湿地帯。
その湿地帯の上を飛び去っていくツミを発見。沖縄県はツミがよくいるイメージがありましたが、池間島でも同じようですね。結構見受けられました。
そんな中、メスの個体をなんとか写真に収めることができたのが上の写真。
| アマツバメ |
そんな中、上空を数羽のアマツバメが飛んでおりました。台風の風の影響でうまく前に進めず、空中でほぼ静止しているような状態が続いていたので写真に撮ることができました。普段は早すぎてなかなか難しい。
彼らは飛ぶのが恐ろしく速いのでツミに対しては全く警戒しておりませんでした。
| サシバ |
この池でのライファーを諦めて、帰路についた道中、サシバを数羽発見。宮古島市の市の鳥に指定されているサシバは冬鳥としてこの宮古島にも訪れて親しまれています。
と言うことで今回はライファー3種類の鳥見となりました。ありがたい。と言うか、また何回も行きたい島ですね。まだ行けてない鳥見スポットがありますし、宮古島と周辺の島で年間300種類見れるというポテンシャルがエグい。これは鳥屋の楽園なのか!!??
落ち着いて今回見ることができた鳥をまとめます。
オカヨシガモ、ハシビロガモ、コガモ、スズガモ、カイツブリ、リュウキュウキジバト(キジバトの亜種)、キンバト、ズアカアオバト、カワウ、ズグロミゾゴイ、アマサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、オオバン、アマツバメ、ミサゴ、ツミ、サシバ、リュウキュウハシブトガラス(ハシブトガラスの亜種)、リュウキュウツバメ、リュウキュウヒヨドリ(ヒヨドリの亜種)、リュウキュウメジロ(メジロの亜種)、セッカ、イソヒヨドリ、スズメ、イワミセキレイ、キセキレイ
カゴぬけ(外来種)
マクジャク
合計30種(うち1種=カゴぬけ) ※ライファー3種
それでは皆さん、良い夜を。

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