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2026年4月22日水曜日

Bowmore Legend


Bowmore Legend
ボウモア レジェンド

スコッチ・シングルモルト(アイラ)
Alc.40%
輸入:ウイック

こちらがオフィシャルサイト。

1779年創業のアイラ島最古の蒸留所、老舗中の老舗であるボウモアからリリースされている、現行品の中では最安値あたりのボトルです。ボトルには至る所に"No.1 Vaults"という第一貯蔵庫の名前が書かれています。これは世界最古のウイスキー貯蔵庫になるわけですが、めちゃくちゃ推してますね。まぁ最大の特徴と言えるので当たり前か。


バーボン・バレルによる熟成。個人的に、ボウモアといえばシェリー樽熟成のイメージが強いのですが、このレジェンドはバーボン・バレル推しですね。


ボトルの裏ラベルには以下のように書かれています。
A fine balance of peat smoke and zesty citrus notes come together with a touch of honey, leading to a full and complex finish. 
ピートスモークと爽やかな柑橘系の香りが絶妙なバランスで調和し、ほのかな蜂蜜の風味が加わることで、豊かで複雑な余韻へと繋がります。
・・・というか、最近のGoogle翻訳、精度がやばいですね。上の和訳もGoogle翻訳によるものですが、修正箇所がない。怖いクオリティ笑


柑橘と蜂蜜、タバコのニュアンスが決め手
香り
グレープフルーツ、焼き菓子、革、タバコ、煙、ナッツ

泥炭、バニラ、蜂蜜、紅茶、タバコ

余韻
ドロップは早いが穏やかで柑橘系の甘みが広がり、クリーミーなアタックが残る

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはより焼き菓子やバニラ感が増す。味はブライトになり華やかな印象。余韻はあまり変わりがないがスモーク感が強まる。

評価 B
総じて非常に良いボトル。値段のことを考えると、シングルモルトとしてのコスパはかなり高いのではないかと。ヴィンテージものに比べると物足りないところや、シェリー樽をどうしても求めてしまう(個人的な)悪い欲がないことはないけれども、とても良くできていると思います。それこそ、グレングラントのアルボラリス並に売れていてもおかしくない気がするのは私だけでしょうか??

それにしても「タバコ」のニュアンスが非常にこのボトルを捉えやすい特徴に成っていて、もしかするとボウモアのバーボン樽熟成の特徴なのかも知れないなぁ、と勝手に思い込んでおります笑

https://amzn.to/4cZKY96

それでは皆さん、良い夜を。

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2026年4月18日土曜日

Hunting Lodge


Hunting Lodge
ハンティング・ロッジ

スコッチ・ブレンデッド
Alc.40%
輸入:コルドンヴェール

こちらがオフィシャルサイト。

1829年創業と書かれているハンティング・ロッジ・スピリッツ・リミテッド社があるのはどうやらフランスのようです。一説にラ・マルティニケーズ系列とも。なるほど、それでコルドンヴェールの流れになるのかな?とか思いつつ。

安いスコッチをやまやさんで探していたところ見つけた次第です。

ラベルにはマガモ Anas platyrhynchos(英名:Mallard)の雄が描かれています。まさにハンティング(狩猟)のターゲットとなる鳥ですね。野鳥の会としてはハンティングを容認するのはなかなか難しいところがありますが・・・。

オフィシャルサイトによると、このノンヴィンテージの他に12年ものがあるようですね。それはそれでまた飲んでみたいなぁと。


Color : gold with bronze glints
Nose : damp woody aromas with notes of forest flowers and hints of citrus fruit
Palate : smooth with aromatic and fruity flavours
Finish : elegant, sweet, gentel and floral

色 :ブロンズの輝きを帯びた金色
香り:湿った木の香りに、森の花の香りと柑橘系の香りがほのかに感じられる
味 :滑らかで芳醇な香りとフルーティーな風味
余韻:上品で甘く、優しく、花のよう
というのがオフィシャルサイトに書かれたテイスティングコメントです。


瑞々しいオレンジとウェッティなウッド、柔らかな甘みが持ち味
香り
瑞々しいオレンジ、苔の生えた湿原近くの木、ハチミツ

バニラ、キャラメル、滑らか、後半アルコール感が強まるがスパイシーさはあまりない

余韻
大人しい、柔らかい甘さ、ほんの少し渋味


評価 C
若さは確かに感じますし、安い感じも否めませんが、決して飲めない代物ではない。欲を言えば、もっと余韻の長さや複雑さ、個性が欲しいですが値段のことを考えるとよく出来ているのではないかなと思います。めっちゃ上から目線www

ソーダ割りでも美味しくいただけますし、意外にストレートでも物足りないけどなんとかなります。ただウイスキー好きなだけかも知れませんが笑


P.S.
明日は、ウイスキーハーバー神戸2026ですね。サクラオB&Dのブースでみなさんのお越しをお待ちしております。


それでは皆さん、良い夜を。

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2026年4月4日土曜日

Cragganmore Double Matured 2001 / 2014 CggD-6566


Cragganmore Double Matured 2001 / 2014 CggD-6566
クラガンモア ダブル・マチュアード 2001 / 2014 CggD-6566

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
蒸留:2001年
瓶詰:2014年
Alc.40%
輸入:ウイック

本日は息子の誕生日ということで、息子が生まれた日に飲んでいたのがクラガンモア12年だったので毎年クラガンモア(もしくはクラガンモアを使用しているブレンデッド)を飲むことにしている次第です。

折角なので、全く同じものではなく・・・と考えたところ、この「ダブル・マチュアード」シリーズが数年に渡り、年一度リリースされているので今回で4本目になりますが、「2001 / 2014」をいただくことになったという流れです。

この「ダブル・マチュアード」シリーズですが、もともとは「13年もの」でリリースされていたのが、「2004/ 2016」あたりから「12年もの」に切り替わっているようですね。調べてみたところ、2015年リリースの「2003 / 2015」から切り替わったようです。今回いただいているボトルは「13年もの」です。

武川蒸留酒販売さんによる説明がこちら。
UDV社クラシック・モルトを構成する6蒸留所の各マスターディスティラー監修の下につくられたダブル・マチュアード・シリーズのひとつ。
クラガンモア・ダブルマチュアードは、ルビー・ポート・ワイン樽にて仕上げの熟成を行っており、通常の12年と比べ華やかな香りと甘さを感じさせます。
今更ですが、この「ダブル・マチュアード」シリーズはディアジオ社が毎年限定リリースしている所謂"The Distillers Edition"の一環なのですね。なるほど。


また、パッケージには以下のように説明がなされています。(和訳はGoogle翻訳と意訳)
Founded on the high reaches of the Upper Spey, Cragganmore reflects all the proud finesse that is the touchstone of the region but with a fresh clean palate that is all its own. In Port wine cask-wood Cragganmore's Master Distiller has found the perfect partner, adding succulent deep notes to the rare finesse of this great Speyside Malt. 
アッパー・スペイの高地に位置するクラガンモアは、この地域の誇り高き繊細さを体現しつつ、独自のフレッシュでクリーンな味わいを実現しています。クラガンモアのマスターディスティラーは、ポートワイン樽という最高のパートナーを見つけ出し、この偉大なスペイサイドモルトの稀有な繊細さに、芳醇で深みのある風味を加えています。

The DISTILLERS EDITON of the CLASSIC MALTS of SCOTLAND brings a new dimension of taste and exploration to the enjoyment of Single Malt whisky. Each of the nine distillers has hand selected a small number of their casks dor double maturing. The whisky is matured for a second time in cask-marriage of cask-wood and whisky has chosen to complement the unique character of the individual Malt whisky. The marriage cask-wood and whisky has always been a traditional tool of the distiller's craft but the addition of a second maturing in selected cask-woods brings a ner depth and complexity to these great Malt whiskies. 
スコットランドのクラシックモルトのディスティラーズ・エディションは、シングルモルトウイスキーの楽しみ方に新たな次元の味わいと探求をもたらします。9つの蒸留所それぞれが、ダブルマチュアリング用に厳選した少数の樽を用意しました。ウイスキーは、個々のモルトウイスキーの個性を引き立てるために選ばれた樽材とウイスキーをブレンドした樽で2度目の熟成が行われます。樽材とウイスキーのブレンドは、蒸留職人の伝統的な手法ですが、厳選された樽材での2度目の熟成を加えることで、これらの素晴らしいモルトウイスキーにさらなる深みと複雑さが加わります。 
Each special Limited Edition is hallmarked as a symbol of rarity and superior quality. The hallmark carries the symbol of the distillery, its founding year assay mark, the type of cask-wood in which the whisky has been double-matured and the monogram of each Master Distiller. 
それぞれの限定版には、希少性と卓越した品質の証として、特別な刻印が施されています。この刻印には、蒸留所のシンボル、創業年の検定印、ウイスキーが二度熟成された樽の種類、そして各マスターディスティラーのモノグラムが刻まれています。 
Each bottle in The Distillers Edition of the Classic Malts of Scotland carries a release number, individual to each Distillery, which disignates the selected casks that have been especially chosen for double maturation. 
「ザ・ディスティラーズ・エディション・オブ・ザ・クラシック・モルツ・オブ・スコットランド」の各ボトルには、各蒸留所固有のリリース番号が付いており、これは二重熟成のために特別に選ばれた樽を示しています。

ここで、個人的にこれまで息子の誕生日に選んできたクラガンモア関連のボトルをざっとおさらい。

2015年 クラガンモア12年
2016年 クラガンモア 1993 19年(Blackadder Raw Cask)
2017年 クラガンモア ダブル・マチュアード 2000 / 2013 CggD-6565
2018年 アサイラ12年(COMPASS BOX
2019年 クラガンモア12年
2020年 ジョニーウォーカー グリーン・ラベル15年
2021年 クラガンモア25年
2022年 クラガンモア ダブル・マチュアード 2005 / 2017 CggD-6569
2023年 オールド・パー18年
2024年 クラガンモア ダブル・マチュアード 2004 / 2016 CggD-6568
2025年 クラガンモア12年
2026年 クラガンモア ダブル・マチュアード 2001 / 2014 CggD-6566

来年は息子が12歳になりますので、「12年もの」のダブル・マチュアードでお祝いをって考えると、「2003 / 2015 CggD-6567」が必要になる訳です。が、ネット上にはどうも見当たらないような・・・。もしお持ちの方がいらっしゃったら譲ってください、買いますので笑


さて、改めて今回いただいている"Cragganmore Double Matured 2001 / 2014 CggD-6566"ですが、リリースからすでに12年が経過しており、武川蒸留酒販売さんのページにも「※オールドボトルは、返品・交換は一切できないことをご了承ください。 また、コルク不良・破損での返品・交換もいたしません。」という注意書きがありました。



火の通った果実に紅茶、マーマレードを塗ったビスケット
香り
ドライフルーツ、いちじくジャム、マーマレード、紅茶、ナッツ

マーマレードを塗ったビスケット、穏やかな陽気、アプリコット、アーモンド、わずかなスパイス

余韻
程よい渋みとタンニンが口の中で膨らみ、フルーティーな甘さが長く残る

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはよりドライフルーツ感が強まり、ローストしたシュガーのニュアンスが強調される。味わいは渋みの強い紅茶。スパイシーさも増す。余韻はより長く、複雑なニュアンス。

評価 A
これまで飲んできた「クラガンモア ダブル・マチュアード」シリーズの中で一番と言って良い出来。もしかすると12年ボトルで寝かせていた(私が意図的にやった訳ではないですが笑)ことが功を奏しているのかもしれません。円熟味が強い。ポートワイン樽によるフィニッシングが、抜群に良いです。今が買い時の一本かも知れません。


それでは皆さん、良い夜を。

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2026年2月21日土曜日

Edradour 1st Fill Cabernet Sauvignion Casks


Edradour 1st Fill Cabernet Sauvignion Casks
エドラダワー 1stフィル・カベルネソーヴィニヨンカスク

スコッチ・シングルモルト(ハイランド)
蒸留:2012年2月22日
瓶詰:2025年1月22日
年数:12年
カスクNo.705,707,708
ナチュラルカラー
アンチルフィルタード
全1082本
Alc.48.2%
輸入:ボニリジャパン

イタリアのワイナリーであるSt.Michael - Eppan(St.ミッシェル・エッパン)の樽を用いて熟成されたウイスキー・シリーズの一本。

カベルネ・ソーヴィニヨンは世界で一番栽培されている赤ワイン葡萄品種。そのカベルネ・ソーヴィニヨンの樽で12年熟成された原酒のみでボトリングされたのが今回いただいている一本です。

まぁ、どう考えても美味いよね笑 と言いつつ私は元来ワイン樽熟成ウイスキーがやや苦手傾向の人間であることを了承いただきたいです。申し訳ない。

しかし、このエドラダワーは忖度なく美味です。恐ろしい1本です笑


一緒に映っているグラスは1910-1920年代、つまり約100年ほど前のバカラグラスを先日京都で購入したものです。詳しくはまた後日書かせていただきます。

甘くてドライなジャム&ウッド
香り
さくらんぼ、ドライアプリコット、スミレ、チョコレート

爽やかな柑橘、ドライな赤ワイン、ビスケットに塗られたジャム、ウッディでスパイシー

余韻
思いのほか長く少しシルキー、後半にかけてウッディで樽の内側を想起させる、ベリー系のジャムのような甘味も感じられる

ドロップ・アップ(1滴加水)
ウッディなニュアンスがかなり強まる。余韻は焦げた樽感が増す。


評価 B
正直Aか迷いましたが、ちょっと辛めに採点させていただきました。いや、これはワイン樽熟成が単純に苦手なだけで、かなり個人的な感想です。。。悪しからず。

むしろワイン樽熟成好きな方は是非飲むべき一本。苦手な方でも美味しく飲める一本です。是非お試しあれ。


それでは皆さん、良い夜を。

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2026年2月7日土曜日

Glendowan


Glendowan
グレンドーワン

スコッチ・ブレンデッド
J&Gグラント社
Alc.40%
輸入:ミリオン商事

とても分かりやすい武川蒸留酒販売さんの説明がこちら。
J&Gグラント社の現在のオーナーであるジョン・グラントの幅広いネットワークを活かして、スコットランド各地から多彩な原酒を調達し、熟練のマスターブレンダーがレシピを作り上げました。今回、伝統的なレシピはそのままに、一新されたラベルデザインで日本市場を皮切りにリリースが再開されました。
レシピの詳細は非公表ですが、20種類前後のモルト/グレーンウイスキーがブレンドされたグレンドーワンは、伝統あるJ&Gグラント社の名に恥じない高品質なブレンデッド・スコッチウイスキーです。

<テイスティングノート>
香り:上品なピートのスモーク感やドライフルーツの優しい甘味を感じる深みのある香り。
味わい:しっかりしたボディで飲み応えがありながら、スムースな口当たり。
フィニッシュ:適度なスモーキーさが余韻に向かって心地よい甘味と調和し、穏やかながらじんわりと長い満足感のある余韻が残ります。

ーJ&Gグラント社ー
1870年にジョンとジョージ・グラントの親子が設立。現在に至るまで家族経営を続け、創業当初からグレンファークラス蒸留所を所有・運営しています。現在のオーナーは、5代目となるジョン・LS・グラント氏です。J&Gグラント社は、ブランドとしてシングルモルトの「グレンファークラス」、ブレンデッドスコッチの「グレンドーワン」をリリースすると共に、シングルモルト/ブレンデッドスコッチの「リズモア」ブランドを有するウィリアム・ランディ社を子会社としています。

グレンファークラス蒸留所でお馴染みのJ&Gグラント社が製造しているブレンデッド。グレンファークラスの原酒が入ってないってことはまずないと思われます。ノンヴィンテージとはいえど、上質でリッチなシェリー感と柔らかいピート感。もともと1980年代にドイツ向けに初めてリリースされたものだそうです。その後2024年に伝統的なレシピのまま、一新されたラベルデザインで日本市場を皮切りにリリースが再開されたのだとか。

しかもこの8年ものが数量限定でリリースされることがつい先日発表されました。これもこれで気になる。3800円という値ごろ感も良いですね。


武川蒸留酒販売さんの説明にも書かれているように、J&Gグラント社は子会社にウィリアム・ランディ社を所有しており、このランディ社が製造しているのが「リズモア」ブランド。リズモア18年を飲んでいた2016年の記事が見つかりましたのでリンク貼っておきます。


この時は坂本慎太郎さんの3rdアルバム「できれば愛を」を聴きながら綴っていたようです。今日は同じく坂本慎太郎さんの先月発売された5thアルバム「ヤッホー」を聴きながら綴っております笑


リズモア18年って結構美味しかった記憶があります。当時の私の感想も高評価ですね。
今月飲んできたポート・シャーロットやストラスミルといったシングルモルトではなく、ブレンデッドを1本と思って購入。18年ものにしてはお手頃な価格だったし。しかし、このリズモアが本当に美味い。香りはピーティーでもありながら干し葡萄っぽい。味わいは干し葡萄の乾いた果実味とライトなピート。甘すぎないべっこう飴みたいな余韻。なんだこれ。ハマる。「おいしいブレンデッド飲む?」とか言われてこれ出されたら、それこそ色んな意味でハマっちゃいそうだ。お気に入りの雷鳥さんやジョニーさん、それにブレンデッドといえば有名なバランタインさんやシーバスリーガルさんみたいな華やかさはない。際立った個性はない。うむ。やっぱり何度か繰り返して口に運んでみて、一番印象に残るのは「べっこう飴」だ。無駄に甘すぎない素朴な甘さ。どこか懐かしい。出張先のバーでこれ出されたらなかなかホテルに戻れそうにない笑
結構ベタ褒めしてますね。気のせいかもしれませんが、方向性としてはグレンドーワンもリズモアに近いのではないかなと思います。比較してみると、ピートはグレンドーワンの方が軽めな印象です。記憶が正しければ笑


穏やかなドライフルーツとピートスモーク、リッチで落ち着いた大人のブレンデッド
香り
ドライフルーツ、柔らかなピートスモーク、シェリー、ナッツ

ふくよかでシルキーな舌触り、ドライプルーン、干し葡萄、ダークチョコレート、バター

余韻
リッチで柔らかいピート香が程よく長い、穏やかでどこか懐かしい、柑橘的な甘みも加わる

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは少しりんごのような瑞々しい感じが加わる。舌触りが相変わらず柔らかく穏やかな膨らみ。余韻は少しシェリー感が増し樽香も強調される。


評価 B
値段のことを考えても、かなりお勧めできる一本ですね。8年ものとかめっちゃ楽しみ。間違いなく買うと思います笑 

個人的に敬愛しているザ・フェイマス・グラウス・シリーズに比べると「甘み」とTHE「シェリー感」はやや控えめな印象ですが、「良い仕事してますね」という感じが強いですね。ウイスキーソーダにして醤油ベースの鍋を食べましたが、これまた合う。是非お試しあれ。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

グレンドーワン 40度 700ml MKO【ウイスキー 】
価格:2,002円(税込、送料別) (2026/2/7時点)


それでは皆さん、良い夜を。

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2026年1月31日土曜日

Nectarosity


Nectarosity
ネクタロシティ

スコッチ・ブレンデッド
コンパスボックス社
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.46%
輸入:THREE RIVERS

オフィシャルサイトはこちら。

詳しい説明は武川蒸留酒販売さんがわかりやすいです。
数年前までリリースされていたアサイラの後継版、グレーンも使用したブレンデッドウイスキー。
香りはレーズンとバニラ、ボディはソフトでハニー&レーズン、奥からアプリコットやシナモン、フィニッシュはスパイシーで綺麗に続きます。ブレンデッドウイスキーのソフトなボディにテイストはしっかりリッチで見事なブレンド、想像以上にシェリーカスクのニュアンスがあってリッチです。

<モルト使用比率>
キャメロンブリッジ蒸留所(ファーストフィルバーボンバレル) - 15.1%
キャメロンブリッジ蒸留所(ファーストフィルバーボンバレル) - 1.2%
キャメロンブリッジ蒸留所(ファーストフィルバーボンバレル) - 2.4%
キャメロンブリッジ蒸留所(ファーストフィルバーボンバレル) - 1.1%
ガーバン蒸留所(アメリカンオークホッグスヘッド) - 10.5%
ガーバン蒸留所(ファーストフィルバーボンバレル) - 5.4%
クライネリッシュ蒸留所(ファーストフィルバーボンバレル) - 12.1%
バルメナック蒸留所(ファーストフィルバーボンバレル) - 7.1%
クライネリッシュ蒸留所(セカンドフィルヴァージンアメリカンオークバレル) - 10.7%
リンクウッド蒸留所(リフィルシェリーパンチョン) - 11.8%
リンクウッド蒸留所(ファーストフィルパロコルタドシェリーバット) - 22.6%

<テイスティングノート>
活き活きとしてハニー、茹でた洋梨、桃&ライチ、後からジューシーなアプリコットとパイナップルが口中で弾け、トフィー、バニラにバタースコッチソース、フィニッシュでシナモンロールが長く続く。

原文まま。ふむふむ。モルト使用比率とありますが、キャメロンブリッジとガーバンはグレーンですね。つまり35.7%がグレーン原酒で64.3%がモルト原酒ということで間違いなさそうです。この比率は昔々にスコットランドで言われていた黄金比=モルト65:35グレーンを意識したものなんじゃないかなと、ふと思いました。

オフィシャルサイトによる説明は以下の通り。
※翻訳はGoogle翻訳の協力によります。

WHISKY MEETS PATISSERIE
ウイスキーとパティスリーの融合

Behind the most exquisite patisseries are test kitchens of invention. Places buzzing with energy where chefs obsess over every flake of fractured crust, every curl of custard cream.

Part artistry, part alchemy, this is mastery at work. And when their experimentation creates a true harmony of flavour, it has to be shared.

Because generosity drives this endeavour. If nectar is the food of the gods, and joy comes from celebrating with others, then we need a new word for that irresistible urge.

And that word is ‘Nectarosity’.

最高級のパティスリーの裏には、発明のテストキッチンがあります。活気に満ちた場所で、シェフたちは砕いたクラストの一枚一枚、カスタードクリームのカール一つ一つにこだわります。

ある意味芸術的であり、ある意味錬金術的でもある、まさに熟練の技が光ります。そして、彼らの実験が真の味のハーモニーを生み出した時、それは共有されなければなりません。

なぜなら、この努力を駆り立てるのは寛大さだからです。もし蜜が神々の食べ物であり、喜びが共に祝うことから生まれるなら、この抑えきれない衝動を表す新しい言葉が必要です。

そしてその言葉は「ネクタロシティ(蜜源性)」です。

・・・謎が深まった?笑


創業者ジョン・グレイサーが去った新生コンパスボックスの"Core Collection"(コア・コレクション)は、このネクタロシティオーチャード・ハウスをはじめ、他にザ・ピート・モンスタークリムゾン・カスクスアーティスト・ブレンドグラスゴー・ブレンドがあるわけですが、このネクタロシティアーティスト・ブレンドグラスゴー・ブレンドのようなブレンデッドスコッチに該当します。つまりモルトとグレーンが使われているというわけです。

※ちなみにそれぞれのブランドのリンクは過去に私が飲んで綴ってきた記事のものですが、現在はパッケージも変更されており、現行品の参考にはあまりならないと思われます。悪しからず。

武川蒸留酒販売さんの説明に「アサイラの後継版」とあるのでアサイラと比較してみるのは面白いかもです。

アサイラ「モルト原酒はリンクウッドとクラガンモア、グレーンはカンバスを使用し、いずれもバーボン樽熟成」されていたのに対して、ネクタロシティはクライヌリッシュやバルメナックのバーボン樽やアメリカンオーク樽、リンクウッドのシェリー樽をモルト原酒として使用していたり、グレーン原酒もキャメロンブリッジとガーバンのものを使用しています。といった具合にかなり内容が違うものなので、単に後継版というのは難しい気がします。

比べると味わいの輪郭と言いますか、特徴の出方としてはネクタロシティに軍配が上がるかなと。


蜂蜜と焼き菓子、そこにスパイシーが加わって口の中が賑やか
香り
焼いた柑橘、洋梨、桃、ドライアプリコット、焼き菓子、ケーキの固いところ、蜂蜜

柑橘が上に乗ったナッツ系のケーキ、南国のフルーツ、後半にかけてスパイシー

余韻
シナモンパウダーを振りかけたケーキ、ウッド感が穏やかに広がって長い

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはより「焦げ感」が強まり焼き菓子のニュアンスが強調される。口に含むとさらにスウィート。口の中に広がるとろけるような甘み。まさに蜂蜜のニュアンス。余韻はアルコールのアタック感がやや強くなるが、相変わらず甘みと穏やかさに包まれる。


評価 B
この味わい深さ、広がり方は流石ですね。正直、個人的な意見としてはコンパスボックスの現在の"Core Collection"(コア・コレクション)の中で一番好きな一本かなと。クリムゾン・カスクスも美味しかったですしザ・ピート・モンスターも捨てがたいところですが、複雑さという点で完成度は抜群な気がします。

フルーティな甘みを強調したオーチャード・ハウスもBARなどで非常に高評価を得ていますが、このネクタロシティは是非飲んでみていただきたい一本ですね。

やはり65:35の黄金比が素晴らしいバランスなのかもしれません。


それでは皆さん、良い夜を。

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2025年12月31日水曜日

ウイスキー of the year 2025 -後編-

みなさん、こんばんは。

さてこの企画もいよいよクライマックス。「ボトル of the year」の発表を残すのみとなりました。

⑥ボトル of the year 金賞・銀賞・銅賞
ボトルを買って家で飲んだ中から、これは本当に美味い!!って思ったベスト3。これぞまさに「ウイスキー of the year」の本質です。

という内容で、今年購入したボトルの美味しかったBEST3を決めるというとてもシンプルなものです。


・・・と、その前に個人的に今年一年を振り返っておきたいと思います。TVCMみたいな内容ですいません笑

思い返せば、今年は体調不良に苦しんだ一年でした。実家から帰ってきて早々にマイコプラズマ気管支炎を患い1月は合計で約2週間ほど寝込んでました。4月にも風邪をひき、8月、10月、12月と結構な頻度で熱を出して倒れ込んでしまいました。体調管理の強化は必須です。

次に、2月に受験したマスターオブウイスキー2次試験に不合格。これはなかなかショックでしたが、バネにして来年取りに行きます。受験でいうと浪人生というやつですかね。ここは性根入れて頑張ります。

野鳥でいうと、今年は見にいく機会がだいぶ減ってしまいましたが、人生初の宮古島で台風予報の中、奇跡的な晴れ間に鳥見を行えたことはかなり良かったです。ズグロミゾゴイ、キンバトとの出会いは一生忘れないものになるでしょう。

音楽でいえば、プレパラートのコンサートに2度ほど参加させていただきました。できる範囲で続けていきたいと思っております。

畑は夏場の猛暑で夏野菜などが不作でしたが、アスパラガス、大根などは昨年よりもできました。特に大根は豊作。新たにチャレンジしたごぼうが収穫できたのもグッドな案件。そして二条大麦も収穫し、この秋にまた種まきを行ったところです。二条大麦は思っていたほど収穫量がなかったので、撒き方を変更して再チャレンジしているところでもあります。

二条大麦

ということで、来年はマスターオブウイスキー合格と3年目になる畑の収穫量アップ、この辺が個人的に大きな目標ですね。気合い入れていきます。


では本題。

◾️ノミネートボトル
<SCOTCH Blended> 2本
・The Deacon
・Johnnie Walker Black Ruby

<SCOTCH Blended Malt> 3本
・Fable Aged 8 Years Batch 3 "The Captains Daughter" Pendulum Spirits Limited
・Lost Distillery Archivist's Selection Lossit
・Crimson Casks Compass Box

<SCOTCH Single Malt> 6本
・Glen Rothes 1996 Aged 25 Years Cask Strength Collection / Signatory Vintage
・Glenturret Peated Edition
・Ballindalloch Vintage Release 2015
・The Un-Chillfiltered Collection Caol Ila 2007 Blogger's Select by Shinanoya / Signatory Vintage
・Laphroaig Oak Select
・The Octave Bunnahabhain 2014 / Duncan Taylor

<SCOTCH Single Grain> 2本
・The Observatory Aged 20 Years
・Loch Lomond Single Grain

<IRISH Blended> 2本
・Jameson Black Barrel
・Jameson IPA Edition

<IRISH Single Pot Still> 1本
・Boann Single Pot Still Marsala Cask

<IRISH Single Malt> 1本
・The Sexton

<ENGLISH Single Malt> 1本
・Bankhall

<CANADIAN Blended> 1本
・Sam Barton Aged 5 Years

<JAPANESE Blended> 1本
・ブレンデッドジャパニーズウイスキーSOGAINI

<WORLD Blended> 2本
・Nikka Frontier
・White Oak あかし Sherry Cask

ボトル of the year 銅賞
Glen Rothes 1996 Aged 25 Years Cask Strength Collection / Signatory Vintage


グレンロセス1996 25年

スコッチ・シングルモルト
Signatory Vintage Cask Strength Collection
蒸留:1996年3月7日
瓶詰:2021年9月20日
カスクタイプ:ホグスヘッド
カスクNo.3147 + 3153
ボトルNo.74 (of 456)
ナチュラルカラー
Alc.50.9%
輸入:ボニリジャパン

香り
スウィートバニラ、明るい色の花、マンゴー、青リンゴ、ラズベリー、モルティ、紅茶、クルミ、若干オイリー

ビスケット、ビターチョコレート、キャラメル、蜂蜜、ウッディ、革

余韻
3段階に広がり長い、心地よく華やか、木の皮、思いのほかビターでドライ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはより甘くなる。味はドライさが増して少しヒリヒリ。余韻もゼスティでビター
2025年、年明けの1本だったグレンロセス1996です。やはりロセスは美味しい。しかし年々、あの「セクシー」なロセスに出会えなくなっている気がするのはなぜなんでしょうか?このボトルも「セクシー」さがもう少しあれば完全に金賞だったと思います。欲を言えばですが。とはいえ銅賞おめでとうございます!

ボトル of the year 銀賞
Lost Distillery Archivist's Selection Lossit


ロスト・ディスティラリー アーキヴィスト・セレクション ロシット

スコッチ・ブレンデッドモルト
ザ・ロスト・ディスティラリー・カンパニー
Alc.46%
輸入:マツダ

香り
泥炭、タバコ、革、芝生

柑橘、シナモン、タバコ、ビターチョコレート、アーモンド

余韻
穏やかでかつ厚みのあるスモーク、柔らかくミルキィ、少しゼスティ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはタバコが落ち着くが口に含むとタバコが強調され、吸ったことがほぼない葉巻が吸いたくなる笑 シナモンのようなスパイシーなニュアンスが加わり紅茶のようなタンニン感が口に残る。
今はなき蒸留所の味を再現するというコンセプトでリリースされている「ロスト・ディスティラリー」シリーズ。今回のこのボトルはアイラ島にかつて存在したロシット蒸留所の味を再現したもの。

もしかして、コンセプトウイスキーがすきなのかな!?笑
コンパスボックスとか好きですしね。。。

とはいえ、シガーとミルキィが共存した、現存するアイラモルトと似ていて非なるものというニュアンスが非常に面白い一本でした。もちろん大変美味。多分、来年もこのシリーズのボトルを購入すると思います。完全にハマってしまいましたね。銀賞おめでとうございます!


ボトル of the year 金賞
The Octave Bunnahabhain 2014 / Duncan Taylor


ジ・オクタブ ブナハーブン2014

スコッチ・シングルモルト(アイラ)
ダンカンテイラー社
熟成:8年
カスクNo.3834665
オクタブ熟成:5ヶ月
瓶詰:2023年
Alc.54.7%
ボトルNo.26 / 92
輸入:ウィスク・イー

香り
プラム、ラズベリー、ドライプルーン、トースト、コーヒー、革、キャラメル、ピート、クローヴ

スモーク、ソーセージ、泥炭、ナッツ、柑橘

余韻
程よく長い、スモーキーでオイリー

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはよりスモークが強まる。ミーティーな印象と淡い泥炭とベリー。余韻はより長く煙ったい。
ということで、今年の金賞はオクタブ ブナハーブン2014。これは個人的なドストライクでした。2019年にウイスキー of the year金賞となったBunnahabhain MOINE(ブナハーブン モアンヌ、2023年銀賞のArtist Collective Bunnahabhain 11 Years Old 2007(アーティスト・コレクティブ ブナハーブン11年 2007というように、ブナハーブンのピーテッドタイプは私の好み。完全な好み。この件に関してはクレームも受け付けます笑

ダンカンテイラー社の「ジ・オクタブ」シリーズは以前からずっと気になっていたシリーズ。通常の8分の1サイズ(バットに対して50L)の樽で熟成させたシングルモルトはどんな味だろうと思いながら手を出せずにいました。そんな中、大阪の英国フェアで出会ったのがこのボトル。決め手はやはりピーテッドタイプのブナハーブン。それはハズレないでしょう、という目論見で購入したわけですが、ドストライク過ぎました笑

ただでさえ大好きなブナハーブン・ピーテッドにシェリーがどっしり乗っかって。そりゃ美味しいでしょ・・・。


ということで、ウイスキー of the year 2025はここまで。

最後になりますが、今年も一年ありがとうございました。今年は2017年以来、ブログ更新数が100を切ってしまいました。体調不良と忙しさにかまけてしまったのは反省です。

個人的な備忘録としてももっと綴っていかないといけないな、ということで2026年は最低100更新を掲げておきたいと思います。

どうぞみなさん良いお年をお迎えください