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2025年7月5日土曜日

BAR:大阪Barピーコートさんにて

大阪Barピーコートさんにて。


大阪・天王寺にあるBarピーコートさん。マスターバーテンダーの森田さんは言わずもがな、第6代マスター・オブ・ウイスキーであります。本当に勉強になります。

森田さんが数ヶ月前にスコットランドに行かれて、蒸留所限定のボトルやハンドフィルを色々揃えてリコメンドされていたのを色々飲ませていただいた中で、一番印象深かったのが写真のボトル。

Highland Park Swallows' Return Aged 16 Years
ハイランドパーク スワローズ・リターン 16年

スコッチ・シングルモルト(アイランズ)
Alc.46.5%

ハイランドパークでは、発酵槽の入れ替えのために改修工事を行っていたそうで、毎年繁殖のために訪れていたツバメがその期間戻ってこなかったそうです。改修工事が終わり今春、ツバメが久しぶりに戻ってきたことを記念してネーミングされたボトルなんだとか。いい話や。

まぁ、完全に日本野鳥の会だから印象に一番残っているだけかもしれませんが笑

この「ツバメ」というのは、"Swallow"と書かれていることからイワツバメではなく、ツバメであることが推測できます。※イワツバメはMartin

wikipediaから

ただし日本に繁殖のため飛来する亜種Hirundo rustica gutturalis(腹部が白い)ではなく、ヨーロッパで広く繁殖する基亜種H. r. rustica(腹部が赤みがかっている ※上写真)であると思われます。

まぁ、いずれにせよ本当にいい話です。日本人にももっと野鳥や野生動物を可愛がる精神が広まればいいのになぁ。

さて、肝心のウイスキーの方はと言いますと、これが実に美味。ふくよかでバランスの良い味わい。ハイランドパークのピート感ってやはり独特だし花のニュアンスがあって個人的に大好物です。

こちらがオフィシャルサイト。

テイスティングコメントは以下のように記されています。
Fragrant heather peat smoke
Violets
Dry spices
Cocoa powder
Sweet vanilla 
香り高いヘザーピートスモーク
スミレ
ドライスパイス
ココアパウダー
スイートバニラ
本当に素敵です。

大阪に行かれた際はみなさん是非。


それでは皆さん、良い夜を。

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2025年6月22日日曜日

Signatory Vintage The Un-Chillfiltered Collection Caol Ila 2007 Blogger's Select by Shinanoya

本当に久しぶりの更新になってしまいました。今月なんと2回目・・・!誠に申し訳ないです。もう少し頑張ります笑


Signatory Vintage The Un-Chillfiltered Collection Caol Ila 2007 Blogger's Select by Shinanoya
シグナトリー・ヴィンテージ ジ・アンチルフィルタード・コレクション カリラ2007 ブロガーズ・セレクト・バイ・信濃屋

スコッチ・シングルモルト(アイラ)
蒸留:2007年4月18日
瓶詰:2020年3月12日
熟成:12年
樽種:ホグスヘッド
樽番:307341
瓶数:275
Alc.57.9%
ナチュラルカラー
ノンチルフィルタード
輸入:ボニリジャパン

シグナトリー・ヴィンテージのアンチルフィルタード・コレクションから、信濃屋さんがセレクトしたカリラ。情報量が多いですね笑

カスクNo.も明記されており、シングルカスクのカスクストレングスということで間違いないようです。

今年4月に神戸阪急で開催された英国フェアにて購入させていただいたボトル。神戸のThe Nineteenth Barのオーナーさんからおすすめいただきました。改めてありがとうございます。


煙と麦、グレープフルーツがアクセント
香り
煙、火で炙った大麦、グレープフルーツ、ほんのり海

柔らかく心地よいスモーク、燻した木製チップ、りんご、麦芽、塩味

余韻
穏やかでやや長い、カリラらしい塩とミディアムピート、水蒸気タバコのような煙

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは煙と大麦が前に出てグレープフルーツはやや薄れる。味はより麦。後味の塩っぱさが強調される。余韻は少しヒリヒリとゼスティ


評価 A
全体的にカリラらしいカリラ、という印象。それでいてより柔らかくて親しみやすい。うん、少し柔らかすぎるかな、とも取れる。

個人的には昨年、神戸Bar Sightglassで飲ませていただいた"Caol Ila 12 years old 2010 Whisky Trail for Korosue-shoten"の甘みの方が好みかなぁ。

今回のカリラも間違いなく美味しいんですが、本当少し優しすぎるんですよね。。。てか、カリラってクオリティ高いですよね。焦るわ笑

すでに売り切れておりますが、信濃屋さんのページURLです。


それでは皆さん、良い夜を。

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2025年5月31日土曜日

BAR:広島The Bar Top NoteⅢさんにて

広島The Bar Top NoteⅢさんにて。


最近は、美味しいウイスキーをいただき過ぎて・・・笑
あまりBAR情報を書いてなくてすいません。これは怠慢ですね、反省。

しかし、それはともかく今回は書いておかないといけないなぁって思って書いてます。んー、我ながら無神経がすぎる笑

憧れのTop Noteさんにようやく参ることができました。オーナーバーテンダーの野間さんはSAKURAOのアンバサダーもしていただいておりますが、Royal Bracklaのアンバサダーでもあります。そんな野間さんからおすすめいただいて、ロイヤルブラッラ21年をストレートでいただいてみたわけですが・・・。

飲む前からこの目の前に飾られたロイヤルブラックラたちの美しいことよ。何、このオブジェ笑 美しすぎるだろう。。。

こちらがロイヤルブラックラのオフィシャルサイト。

12年や18年はこれまでいただいたことがありましたが、今回大人の力も使いつつ21年ものをいただきました。改めて野間さん、そして我が社の会長ありがとうございました!!

ロイヤルブラックラ蒸留所は、スコッチの蒸留所初のロイヤルワラント(日本で言うところの王室御用達)を授かった蒸留所。1835年にまで遡ります。

そして蒸留所の近くにはシェイクスピアの『マクベス』に登場するコーダー城もあるという、何かと話題に欠かさない蒸留所なんですよね。

現在のマスターブレンダーであるステファニー・マクラウド氏は、デュワーズブランドを総括するブレンダーでありバカルディ社参加のブレンドを手がける人物。そんなステファニー女史がロイヤルブラックラも手がけている訳ですが、これがまた本当に美味しい。

アメリカンオーク樽で熟成後、ペドロ・ヒメネスシェリー樽、オロロソシェリー樽、パロ・コルタドシェリー樽でフィニッシュ。

単純な表現で申し訳ないのですが非常にエレガント。シングルモルトとは思えないくらい、良い意味でブレンデッドなんじゃないかなって勘違いしてしまうほどのバランス。妙に突出している要素がなく(ほぼノンピートでありバランタインなどと比べるとピートの要素は皆無に近い)、ラグジュアリーな雰囲気を全面に纏い、これは個人的な感想ですがこの半年以上で間違いなく一番素敵な時間を過ごさせてくれた一杯です。それは、Top Noteさんという環境も相まってのことだとも思いますが。

余韻の長さもなかなかで、このウイスキーの美味しさを否定できる人がいるのであれば、ぜひ話をじっくりうかがいたいものです。長くなりますよ笑

改めて野間さん、そして我が社の会長ありがとうございました。

こういう出会いがあるからウイスキーはやめられません。もう虜です笑


それでは皆さん、良い夜を。

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2025年5月3日土曜日

Ballindalloch Vintage Release 2015


Ballindalloch Vintage Release 2015
バリンダルロッホ ヴィンテージ・リリース 2015

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
蒸留:2015年
瓶詰:2024年
ノンチルフィルタード
Alc.50%
輸入:ウィスク・イー

2014年創業。オーナーなバリンダルロッホ城の城主であるマクファーソン・グラント家。原料の大麦は敷地内で収穫したものを100%使用。伝統的な屋外ワームタブ方式で冷却。グラント家は1923~65年までクラガンモア蒸留所の共同経営者だったそうで、スピリッツセイフはクラガンモアのお古をディアジオ社からプレゼントされたものだそうです。


こちらがオフィシャルサイト。

Google Mapから

このバリンダルロッホ ヴィンテージ・リリース 2015は、日本市場向けのエクスクルーシブ・ボトリングで、日本では初のオフィシャルボトル。限定2500本だそうです。

1stフィルとリフィルのバーボンバレルで熟成された原酒がヴァッティングされています。

昨年のどこかのウイスキーフェスで、ウィスク・イーさんに試飲させていただいて非常に美味しかったのを覚えていて、今回ボトルをお店で見かけて反射的に購入しました笑

まずはこのボトルの形がとても良い。


丸みを帯びた四角形に近いフォルムがキュッとなっていて、なんというか美しくも力強い印象を受けるボトルデザイン。ラベルは白を基調として金色と黒文字がバランスよく配置されていて、なんだか目に優しい笑


現在、シェリーカスクのカスクストレングスというボトルも日本市場に入荷されているようです。

甘く穀物感が強い骨太なスペイサイドモルト
香り
穀物、バニラ、レモン、青い芝生

麦、キャンディ、ハチミツ

余韻
ライトボディに見せかけて膨らみがありやや長め、アルコールのヒリヒリ感強め

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは穀物の上にシロップが絡まる。味は香ばしさが増してビスケット。ヒリヒリした印象はおさまらないが後切れは良くなる


評価 B
ギリギリBと言ったところでしょうか。9年熟成はされているようですが、まだ若い印象は否めないかなと。ボトリングがAlc.50%というのもあって力強さが逆の意味で目立ってしまっているような感じ。

とは言っても出来はとても良いと思います。新興蒸留所とはとても思えない、さすが本場スコッチですね。

今後の動きに期待が持てる蒸留所です。

最後の写真はボトルの包み紙なんですが、これは憧れますね。クシャクシャになってしまうけれど、とてもおしゃれ。とりあえず我が家のウイスキーラックに飾っておきます笑

Amazon、楽天市場ともに出品が見当たらなかったので、武川蒸留酒販売さんのリンクを貼らせていただきます。


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2025年3月22日土曜日

Glenturret Peated Edition


Glenturret Peated Edition
グレンタレット ピーテッド・エディション

スコッチ・シングルモルト(ハイランド)
バッチNo.3
Alc.43%
輸入:コルドンヴェール

南ハイランドに位置する「タレット川の谷」を意味するグレンタレット蒸留所。1763年創業というのは現存するスコッチウイスキー蒸留所で最古。当初は所在地の地名であるホッシュ蒸留所という名前だったのが、19世紀後半に現在の名前に改名。

ギネスブックにも掲載されたウイスキーキャット・タウザーでも有名。彼女は1963年-1987年に生きた同蒸留所のウイスキーキャット(大麦を食べる鼠や小鳥をターゲットとして狩りをする猫)として活躍し、その生涯で28,899匹のネズミを捕獲したことでギネスブックに登録されています。

エドリントングループの「フェイマスグラウス」のホーム蒸留所となっていたが、2019年にスイスのアート&テロワール社へ所有者が移行したことで雷鳥のオブジェなども撤去され現在に至ります。現在のオーナーは同社の傘下としてグレンタレット・ホールディング社(ラリックグループ)が所有している蒸留所となっています。


洋梨+シトラスがピートと重なって程よい余韻
香り
洋梨、シトラス、ミント、干し草、ビスケット、土

やわらかくも骨太なピート、バニラ、パン

余韻
程よく長い、少しゼスティ、フルーティーな香りが心地よく抜けていく

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは土や泥炭のニュアンスが強まる。味はウッディさが増して甘さが控えめになる。余韻は相変わらず程よく長いがゼスティさが増す


評価 B
※「得点」という言葉を「評価」に改めました

若いといえば若いんでしょうが、味わいはまとまりがしっかりしていて本当に良くできたボトルだと思います。なんというか「綺麗」。

ハイランドやスペイサイドのピートって、独特の土感があるんですが、このボトルはその土感がいい意味で薄くてやわらかい印象です。フルーティさが際立っていて良いですね。これの10年や12年ものが飲みたいなぁ。

https://amzn.to/4kOchVY

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2025年3月18日火曜日

BAR:福山 船町WHISKYさんにて



Dà Mhìle Organic Springbank 1992
ダ・ミレ オーガニック スプリングバンク1992

スコッチ・シングルモルト(キャンベルタウン)
Alc.46%

瓶詰は2000年。ということは8年ものという認識で良いのかな。いや、7年もののようです。以下のサイトが非常にわかりやすく紹介してくれています。

現在ではよく聞くフレーズの「オーガニック」。オーガニック・ウイスキーというものでは、スコッチのノックニーアンとかも有名ですね。そのオーガニック・ウイスキーの先駆けというのが、このスプリングバンクだということでマスターに出していただきました。やっぱりスプリングバンクって恐ろしいですねぇ。

オールドボトル特有の抜け感は否めないなぁと思いましたが、オーガニック由来なのかな??麦の感じがしっかり感じ取れて、非常に良い印象(とても上から目線www)。

貴重なボトルをいただけて本当に感謝感謝です。



SMWS No.1.88
スコッチモルトウイスキーソサエティNo.1.88

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
蒸留:1966年12月
瓶詰:1998年9月
熟成:31年
Alc.49.8%

ソサエティのNo.1蒸留所というとグレンファークラスだそうです。このボトルは1998年瓶詰のこれまたオールドボトルですが、なんとも感動的な。飲みながら何度か泣きそうになりました汗

これ以上に言える言葉が見つかりません。多分、飲んだら泣きます笑

福山に行かれた際は是非、船町WHISKYさんへ。


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2025年2月15日土曜日

Bankhall

さて、2月に入っても体調はあまり良くならず・・・。またブログの更新が遠のいてしまいました。申し訳ないです。

今回は、巷でにわかに賑わいを見せている「ブリティッシュ・シングルモルト」について。


Bankhall
バンクホール

イングリッシュ・シングルモルト
Alc.40%
輸入:都商会

ボトルには"British Single Malt"と書かれていますが、分かりづらいのでイングランドとして扱わせていただきます。

Google Map

リバプールよりも北にあるブラックプールにあるバンクホール蒸留所。

こちらがオフィシャルサイト。

2019年創業、2020年に生産開始。オーナー会社はヘイルウッド・インターナショナル社で、どうやらバーボンタイプのウイスキーを作ることもできる設備のようです。

このシングルモルトは、バーボン樽とアメリカン・バージン・オーク(新樽)で熟成させた原酒をヴァッティング。「バニラとトフィーの豊かな香りが特徴」とオフィシャルサイトでも説明されています。

特筆すべきなのはその価格でしょう。武川蒸留酒販売さんでも税込2,450円(2/15現在)と、シングルモルトウイスキーとしては破格。

10年前くらいは、グレンリベット12年やグレンフィディック12年はこれくらいの価格だったよなぁって、思い返すとゾッとしますね笑


本場スコットランドやアイルランドにほど近いイングランドやウェールズも近年は新興蒸留所ブームのようです。

先日刷新された「ウイスキーコニサー資格認定試験教本 中巻 スコッチ編 2025」では、イングランドで32ヶ所、ウェールズで5ヶ所の蒸留所が紹介されています。その中でもこのバンクホールは群を抜いてお求めやすい価格のように思われます。



ライトでバニラとオーク 若々しさが著しい
香り
ライト、ビスケット、トースト、草原

バニラ、麦、オーク、バター飴、若干スパイシー

余韻
フレッシュ、ベタっとした甘みが舌に残る、若々しい

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはより柔らかくなり分かりづらい。味はスパイシーさが落ち着きバニラやバターを優しく感じられる。余韻はベタつきが少し軽くなりキャラメルのニュアンスとアルコール感が強まる

評価 E
これは単純に私個人の見解なのですが、本当に若い。若々しさの塊。もう少し熟成を待って飲んでみたいですね。ニスみたいなニュアンスはローランドモルトに似ている特徴かなぁとも思ったり思わなかったり。2000円台という価格を考えるとコスパは良い一本なのかなと思いますが、日本で爆売れしているアイリッシュのバス⚫︎ーと比べてしまうと、どうかな??

色々な取り組みをしている蒸留所なので、今後期待してみたいと思います。


それでは皆さん、良い夜を。

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2025年1月31日金曜日

Glen Rothes 1996 Aged 25 Years (Signatory Vintage Cask Strength Collection)


Glen Rothes 1996 Aged 25 Years 
グレンロセス1996 25年

スコッチ・シングルモルト
Signatory Vintage Cask Strength Collection
蒸留:1996年3月7日
瓶詰:2021年9月20日
カスクタイプ:ホグスヘッド
カスクNo.3147 + 3153
ボトルNo.74 (of 456)
ナチュラルカラー
Alc.50.9%
輸入:ボニリジャパン

患い続けた1月。まさかの「ドライ・ジャニュアリー」を行なっているような日々が続きました。まさか年明けのボトルを1月中にブログに投稿せずに2月に入ってしまうのでは!?と危惧しておりましたが、本日なんとか投稿できることになり安堵しております笑

さて、新年を迎えるにあたり毎年なかなか良い値段のするボトルたちを選んでまいりました。2025年はどれにしようかなぁと考えていたとき、ふとシグナトリー・ヴィンテージのカスクストレングス・コレクションを購入したことがなかった!!ということに気づき、この扁平な撫で肩ボトルが是非欲しいと思い立った次第です。しかし、どの蒸留所のものが良いかなぁと見ていた矢先、大好きな蒸留所の一つ「グレンロセス」の25年ものがあるではありませんか!!ということで即決した次第です。


シグナトリー・ヴィンテージは1988年創業のインディペンデント・ボトラーズ企業。エジンバラのホテルマンから転進したアンドリュー・サイミントン兄弟が設立したボトラーズで、G&Mやケイデンヘッドに次ぐくらいの勢力があった企業です。最近はボトラーズ会社がかなり増えてシグナトリー・ヴィンテージのポジションがどのあたりなのかは分かりませんが、以前から定評があるのは間違いないです。2002年にエドラダワー蒸留所を買収してボトラーズ事業だけでなく、生産者側にもなっています。

シグナトリー・ヴィンテージはアンチルフィルタード・コレクションなど、ボトラーズの中では比較的手を出しやすい価格帯のものが多く我が家でもこれまで結構購入して飲んできました。ただ、この扁平&撫で肩ボトルの高価格帯シリーズは、BARでよく目にする憧れのボトルの一つでもあり、いつかは購入したいと狙っていたものの一つです。


そしてグレンロセス蒸留所。1878年創業のスペイサイドの雄であり、エドリントン・グループが所有する、私にとってはザ・フェイマス・グラウスの根幹でもある蒸留所。この蒸留所のことについて、改めてここでツラツラと書くのも気が引けるので、分かりやすく端的に言いますと私の中でグレンロセスのシングルモルトは「とてもセクシー」なんですよね。ん?逆に分かりづらいか??笑



華やかでウッディ、ビターな余韻
香り
スウィートバニラ、明るい色の花、マンゴー、青リンゴ、ラズベリー、モルティ、紅茶、クルミ、若干オイリー

ビスケット、ビターチョコレート、キャラメル、蜂蜜、ウッディ、革

余韻
3段階に広がり長い、心地よく華やか、木の皮、思いのほかビターでドライ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはより甘くなる。味はドライさが増して少しヒリヒリ。余韻もゼスティでビター


評価 A
今年は「得点」ではなく、ABCランクづけにさせていただきます。というのも、得点だとどうしても過去のボトルと比較して相対的なようで絶対的な、なんだか曖昧な評価を付けざるを得ない状況に昨年悩まされまして。ちょっとオブラートに包ませていただきたいと思います。

総じて、評価は「A」で、得点で言うと90-95点といったところですね。もう少し「セクシー」さがあればなぁと求めてしまうのは男の性(サガ)ですかね。個人的な趣味でしょうね笑

ただ、加水はしないほうが吉。カスクストレングスのこの度数ならではの逸品と言えるかと思います。


それでは皆さん、良い夜を。

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